ワールドトリガーネタバレ考察 今までの伏線を振り返る1巻編 その2
- 2019.03.17
- ワールドトリガー
- ワートリ、1巻、修、遊真、木虎、嵐山、時枝、

こんにちわ。
くろいとりと申します。
今回も前回に続いてワールドトリガーを最初から振り返っていきます。
ワールドトリガーネタバレ考察 今までの伏線を振り返る1巻編 その1
前回は1巻の途中までだったので、その続きから進めていきます。
4話「三雲修」~7話「木虎藍」
遊真の合理的な考え方
学校のみんなを少しでも助けるために、モールモッドを食い止めようとする修。
そんな修のことを止める遊真の考え方は、遊真の変化の部分やワールドトリガーという漫画の特殊性を語る上で非常に重要なポイントでしょう。
普通の漫画だったら、「お前じゃまだ勝てない!やめるんだ!」
みたいなことを言われても、「オレがやるしかない!」的なノリで突っ込んでいってなんやかんや覚醒したりして勝利を収める。
みたいなことが多々あると思います。
しかしワールドトリガーの遊真は
「モールモッドを殺すのには少なくともオサムが20人いなきゃ無理で、しかも勝てたとしてもそのうちの18人のオサムは死ぬ」
この発言はかなり衝撃的なものですよね。
この遊真の合理的な考え方に対して、最初読んだ時は結構引いてしまう部分もありましたが、しっかりと後々に効いてくる部分でもあるので非常に面白い所だと思います。
学校での戦い
狭い場所なら体が小さい自分の方が自由に動けて有利と考える修。
そんなこと考えた瞬間にボコられるのだから可哀想。
頭に体がついてきていない典型的なパターンです。
トリオン体を破壊されて、生身を狙われたのでこの時本当に死んでてもおかしくない所でしたよね。
ベイルアウトがついてないので、修は本気で命をかけてた訳です。
とはいえ、修は少なくとももう少しは出来ると思ってたはずで、そこが悲しい。
自分が本当に死ぬかもしれないとは思えていなかったのかな・・。
なんだかんだこの時の遊真の動きを勉強して、大規模侵攻の頃にはモールモッドに勝てるようになるのだから、戦闘経験や動けるイメージを作るのは本当に大切なんだと感じますね。
修のトリガーを使う遊真
なんだかんだ修の訓練用のトリガーでモールモッド二匹を余裕で撃破する遊真。
この時の遊真の動きをしっかりと修が覚えているのが良い所ですよね。
この時の訓練用のトリガーはレイガストの柄がついてますが刃の部分は孤月っぽさがありますね。
この辺の細かい説明どっかにあったかな・・。
この時モールモッドを修のトリガーを使って倒したことで、しばらく木虎が勘違いすることになったりと結構面白いです。
嵐山隊との出会い
誰に対しても優しく親切な嵐山さん。
この時に見せた嵐山さんのブラコン&シスコンっぷりが嵐山さんの数少ない弱点にも感じられますね。
なんだかんだ嵐山さんにとってはこの時の修を否定するわけにはいかないですし、この時助けた可能性のあるみんなは本当に修に感謝すべき。
嵐山さんはこの辺がしっかりしてるから好感度が高いですよね。
過去の記者会見の件でもわかりますが、彼が守りたいものはまず、近くにいる人ですので。
プライドの高い木虎
C級のトリガーで戦った修をやたらと攻める木虎。
「いやいや、お前の上司の家族救ってるっての!!」と言いたい所ですけどね(笑)
遊真が一撃で撃破したモールモッドにもケチをつけますしね。
なんだかんだ遊真にガンガン攻められて一気に株を下げる所までセットで描かれてますが、この時点では普通にエリートの嫌な奴って感じです。
普通の少年漫画だと割と序盤で直接戦って超えていくようなキャラの立ち位置に見えます。
実際は未だに遙か格上の存在ですし、むしろ師匠ポジションになっちゃってますが(笑)
木虎もここでの出会いとこの後の戦いによって、更に成長していくことになります。
ツンツンしてますが、結構良いやつですしね。
自分よりも優秀(かもしれない)奴に嫉妬する木虎ですが、修以外にそういう存在がいるのかも気になりますね。
遊真の合理的な考え方その2
木虎に対して、「大したことしてないのに偉そうな奴大っきらいなんだ」と語る遊真。
ですが、この感情も割とすぐに変わっていくことになりますね。
しっかりと本質を見極めるのが、遊真の素晴らしい所でしょう。
「みんなを助けたのは空閑だ」と自分の実力の無さに落ち込む修にも、
「学校の奴らを助けたのはオサムだろ?おれはオサムしか助けたおぼえないぞ?」と語る遊真。
戦いの部分では非常に合理的でドライな考え方を見せた遊真ですが、この場合でもドライな発言。
しかしこの発言で修はかなり救われてるんじゃないでしょうか。
イレギュラーな門
イレギュラーな門が発生する理由も、割とすぐに明かされますが、それだけにとどまらず大規模侵攻編へと繋がっていくのも凄い所ですよね。
なんだかんだこういうのがある以上はみんな三門市から逃げたほうが良いと思うわ(笑)
イルガーはどのくらい珍しいのか?
木虎も見たことがなく、そのため対応がわからず苦戦することになったイルガー。
遊真も珍しいと言ってるくらいなので、そんなにはいないんでしょう。
正直空を飛んでますし、爆撃も強力ですし、単体でも大量破壊が可能な上に自爆機能つき。
イルガーの高さでの戦闘が出来ないキャラでは中々相手にならないでしょうし、めちゃめちゃ厄介な相手だと思います。
その分コストパフォーマンスが相当悪そうですね。
アフトクラトルでも3体だけでしたし。
侵略が目的であれば、コイツラだけで十分な働きが期待出来ますね。
1巻のおまけ要素
1巻からしっかりと脇役の説明をしてくれていたりしてありがたいですよね。
3バカの名前は、リーダー、一番むかつくやつ、プリンあたま、とのこと。
ちゃんとした名前を与えられない可哀想な奴ら(笑)さすがにもう登場する機会もないだろう。
主任の森林先生は嫌な奴っぽくも描かれましたが、先生のコメントではいい先生と。
担任の水沼先生は生徒に人気がありそうなタイプ、そして彼女のお父さんはボーダーの人事部の部長で修のボーダー入隊の面接をした人なんですよね。
こういう繋がりを入れてくるのもいいですよね。
嵐山さんの弟妹である、嵐山佐補と嵐山副。
なんだかんだ自慢の兄を持ってるので、嫌がりながらも尊敬して、目標にしてるでしょうね。
ボーダーに入隊しても良さそうです。
1巻のカバー裏で気になったのは、レプリカのモデルが炊飯器なのと、眠そうな目のキャラは出来るキャラの時枝の辺り。
カバー裏を読むのがコミックの楽しみのかなり大きなウエイトを占めると言っても過言ではないですよね(笑)
ここでの情報をワートリ好きな方々は当然の情報として話してたりしますし。
何気に重要な情報も沢山書かれるので見逃せません。
何気にしっかりと読み返してみると、1巻での伏線は現時点ではかなり回収されてますね。
この時点ではまだまだワールドトリガーの魅力はそこまで出ていないようにも思えますが、この辺をシッカリと読んでいるかどうかで、この後の楽しめ方に大きな差が出そうです。
遅効性SFと言われるワールドトリガーなので、読み込めば読み込むほどにどんどん効いてきます。
ワートリファンは一人ひとりがかなりコアなファンのイメージですが、もっともっと大ヒットして欲しいものです。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
2巻以降も定期的にやっていきたいと思います。
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