サマータイムレンダが超面白すぎるので、是非オススメしたい件!!

こんにちは。
くろいとりと申します。
ジャンププラスで連載している「サマータイムレンダ」
この作品がとにかくめちゃめちゃ面白いです!!
この間からジャンププラスでは初回に限り全話無料で読めるようになりました。
非常にありがたいことなので、前々から気になっていたサマータイムレンダを全話一気読みしてみたのですが、これがもうとにかくめちゃめちゃ面白いんですよ!!
先が気になるレベルが半端じゃない作品です。
ざっくりとあらすじを説明すれば、
幼馴染が急死したとの知らせを受けた主人公が、葬儀に出るために故郷の島(良い感じに小さい島)に帰郷。
しかしそこでは幼馴染には他殺の可能性があるという衝撃の事実。
更には影の病の存在や、ドッペルゲンガーのような影の存在、そして幼馴染によく似た存在など幾つもの謎。
それを追いかけていく中で、主人公に迫る危機と巻き戻る時間。
大切な人を守り、繰り返されるループを終わらせることが出来るのでしょうか!!??
的な感じのストーリーです。
言ってしまえばタイムリープやタイムトラベルとかそういうジャンルです(この2つの違いはイマイチ分かってないですが)
映画なんかでよくありますよね(と言いながらあんまり映画観んのでそんなに知らないんですが(汗))
日本映画だと有名なのは「時をかける少女」でしょうか。
ゲームだと「シュタインズゲート」が有名ですよね。
どちらも凄く名作ですよね。
ですがサマータイムレンダはこれらの作品とはちょっと方向性が違う印象です。
時かけやシュタゲが都会的なのと違いサマータイムレンダはかなり田舎でさらに小さな離島。
それでいて民族的な部分というか土着信仰というか、田舎の特殊性のようなものが強く出ています。
さらにサマータイムレンダの独特な要素として、タイムリープの始まりのポイントが変化するというのが大きな要素となっています。
タイムリープものだと一定の所まで戻るというが普通だと思いますが、サマータイムレンダはスタート地点が少しずつ変化することで、タイムリープする側の利点や強みがなくなっていくのが面白いと感じます。
更にタイムリープもののストーリーだと前半は割とのんびりした展開が多い(個人的な意見ですが)と思うのですが、サマータイムレンダの場合は主人公の死がタイムリープの鍵となっているので、毎回がクライマックスのような展開を迎えます。
この作品を読んでて自分の中で、何かに似てるイメージが少しだけあったんですよね。
読んでいる感覚的に近い感覚なのが、「僕だけがいない街」
アニメ化や映画化もされて、それぞれが違うゴールを迎えた珍しい作品ですが、原作は個人的に超名作だと思っています。
タイムリープのルール的な要素としては、サマータイムレンダとかなり違うと思いますが、読んでいる時のドキドキ感や、中々上手くいかないことでの焦りや、対策したことが、成功したり失敗したりの感覚が非常に近いです。
主人公の性格も物事をしっかりと考えるタイプで似ているように思えます。
この作品もメインの舞台となるのは、昭和の終わり頃の北海道で、季節感は真逆ですがサマータイムレンダも田舎の離島ということで、なんとなく雰囲気は似ているように感じます。
少しの変化が未来を変えていくため、慎重に進めていかなければならない点も非常に似たポイントになっていると思います。
そして雰囲気が似ていると感じたのが、「レイジングループ」というゲームです。
人狼ゲームをテーマにして作られたノベルゲームのレイジングループ。
閉ざされた山奥の集落で行われる黄泉忌みの宴という名の殺人儀式に巻き込まれた主人公。
死に戻りながら様々な謎を解き明かしていく。
みたいな感じのノベルゲームです。
こちらの似ているポイントとしては、サマータイムレンダと同様に主人公が死んで戻る点ですね。
そして死んで戻ることの全てが次の回において全てがプラスになる訳ではない、というのも似ている点です。
タイムリープをする毎にスタート地点がズレていくサマータイムレンダに対して、レイジングループは、人狼ゲームをテーマにしているだけあり、ループすると役割などが変化してしまうので、全てが有利に働く訳ではないんです。
閉ざされた山奥での出来事と、海に囲まれた孤島というのも遠いようで割と近い感じの所。
そしてそれ以上に田舎の雰囲気というか、その土地に根づいた信仰めいたもの。土着信仰的なものを強く感じる作りなのも似ていると思います。
文章もとにかく面白くて、一度読み始めたら止まらない作品ですし、色々なハードでプレイ出来るので、是非やって頂きたいです。
さらにもう一つ
スマホアプリで配信されている「彼女は最後にそう言った」
亡くなったはずの同級生から届いた手紙。
手紙に誘われた主人公は、同級生の死の謎を探りながら時間のループに巻き込まれていくことに・・。
みたいな作品ですが、上記の作品のように死人がどんどん出てくるような作品ではありません。
死を止めるためではなく死の謎を解くために繰り返す感じです。
過激な展開も少なく優しい感じで、かなりの良作だと思います。
同級生達との交流で、彼等の知らなかった所を知っていく展開はサマータイムレンダでも感じられる部分です。
そしてかなり古いゲームになりますが、「ひとかた」というフリーゲームも近い要素があります。
10年以上前にパソコンでプレイしたゲームなのですが、ストーリーがめちゃめちゃ良かったことと、何となくの設定は覚えていました。
キャラクターの立ち絵などもないシンプルなノベルゲームでしたが、そのシナリオの良さはフリーゲームとは思えないレベルだったように思えます。
ざっくりと言えば、田舎町にやって来た主人公が、その地に眠る化物を時を繰り返しながら退治する。
みたいな(ざっくりしすぎですがあんまり覚えていない)
悩んで葛藤して、苦しみながら化物を倒そうとする感じはサマータイムレンダでも感じられる要素です。
文章だけでも十分にキャラの魅力が伝わってきて、最後の展開に凄く感動したような記憶があります。
多分他にもこういった要素、
タイムリープ
田舎の孤島
土着信仰
バトル要素
ミステリー
衝撃の展開
ホラー要素
などがある作品はたくさんあると思います。
しかしそういった要素がこれだけバランスよく散りばめられている作品はそこまで多くはないでしょう。
とにかく少しでも気になった方はまず1話目だけでも読んでみましょう。
その時点で先がめちゃめちゃ気になる展開なのですが、1巻のラストではさらに衝撃の展開となります。
そして2巻の終盤ではさらにさらに衝撃の怒涛の展開が続きます。
本気でノンストップでクライマックスが続くので、マジで止め時がなくなります。
ループする度に新たな展開が訪れるのは、定番とも言えますが死んでループすることや、死んでも必ずしも有利に働かない点などが、本当に作中に緊迫感をもたらします。
絵や見せ方の上手さ、キャラクターの魅力などとにかく素晴らしい作品ですので、是非たくさんの人に読んで頂きたい作品です。
作品の内容的にはそこまでの長期連載にはならないと思いますので、ハッピーエンドで最高の着地を果たして欲しい!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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