ワールドトリガーネタバレ考察 最新話179話を読んで千佳の気持ちの動きをを改めて考える②

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こんにちは。

 

くろいとりと申します。

 

前回に続いて今回も千佳の感情の動きを考えながら振り返ってみたいと思います。

 

ランク戦2戦目とレイジさんとのラーメン屋での会話

 

この時点ではまだ大砲を撃つというポジションでしかない千佳。

とはいえ結果ほど楽勝ではなかったこの戦いにおいて、戦況を動かせる大砲は大きな役割を果たしたとも言えるでしょう。

しかし大砲を撃ったことで位置が荒船にバレて、その隙をつかれて落とされてしまいました。

 

 

戦いを終えて、落とされた千佳に対して何よりも先に謝る宇佐美。

そして千佳に感謝する修と遊真。

自分達が思った事をそのまま嘘をつかずに言葉にしてくれる彼等の言葉は少しだけでも千佳に自信を与えることになったんじゃないかと思います。

本当に良い部隊ですよね。玉狛第二。

 

 

そして試合を終えてのレイジさんの感想は「少し過保護すぎるだろ」との事。

本気で遠征に行くつもりならば、この先、千佳が一人で戦わなければならない時もきっと来る。

だからこそその訓練をしていかなければならない。

というのがレイジさんの意見です。

 

しかし、宇佐美は作戦段階で、千佳が囮や砲台といった危険な役目をやりたがっていた事を知っていました。

自分のトリオンが近界民を引き寄せて、友達や兄がいなくなったのも自分のせいだと考えている千佳。

そのせいなのか、自分の命を軽く見ているような、危険な事を進んでやりたがる。

 

この辺は最新話の内容とも繋がっていく所ですよね。

千佳は自分の事ばっかり、と言っていましたが、自分の命を賭けたり、使う事に関しては気にしていないというか、宇佐美の言う通り軽く見ているように思えます。

 

つまり千佳にとっては自分の命が危険になること以上に、誰かに自分の選択が間違いだと言われることの方が怖いのです。

もしもその命を賭ける事が間違いだと言われても、犠牲になるのは自分ですしね。

やはりこの部分はかなり危うい所だと感じます。

 

だからこそ修と遊真は千佳に無理はして欲しくないと考えた訳ですよね。

「危険な時は自分の安全をまず考える」

実戦の時にもそう考える事が出来るようにしていくのが、修達の考え。

こういう風に考えたのが、修がメインで考えたのか、遊真がメインとなって考えたのか、どちらなのかも興味深いです。

 

「千佳ちゃんはがっつり甘やかすって決めたもんね」

宇佐美はこの言葉の通りにやってくれましたし、修達もこの姿勢は崩していないはずです。

この考えが千佳にどういう影響を与えたのか、もちろん間違いだったはずはないですが、彼女がどう考えていたのかは気になります。

 

そしてそんな事があった後でのらーめん屋での千佳とレイジの会話。

内容はレイジさんの亡くなった父親の話です。

 

レスキュー隊員として人を助けていたレイジさんの父ですが、9年前に小さな子どもを助けるために帰らぬ人に。

そんな父の口癖は「生きて帰れないならレスキューとして失格」

 

その言葉がレイジさんの中にあったからこそ、宇佐美や修達の考えに納得するべき所があったのではないかと思われます。

だからこそレイジさんが千佳を鍛えるのは「生き残らせるため」

 

そしてその考えは最新話になっても同じです。

レイジさんがこの考えで千佳を見守っていて、見守っていたからこそ千佳が「他人のために動けるやつ」だと思っているんでしょう。

 

この時点では当然千佳の本心は分からない状態でしたが、最新話を読んで改めて読み返すと、千佳の仲間の皆は本当に千佳の事を考えて行動していて素晴らしいです。

 

絵馬との会話

 

ランク戦4戦目の前の狙撃訓練で、影浦隊の絵馬と出会った千佳。

絵馬の師匠が、二宮が行方を追っていた「鳩原未来」だったこともあり彼女が話題の中心になります。

 

この時の千佳は珍しくちょっとだけ駆け引きしている印象があります。

少しでも兄に繋がる情報が手に入らないかと考えているはず。

まあ結局むしろ自分の情報を相手に渡してしまっただけなんですが(笑)

 

そしてここで注目したいのは、絵馬から「鳩原未来が人を撃てなかった」という情報を聞いた事です。

この時点では千佳が、自分と同じ人を撃てない人間を知った事で、鳩原未来や絵馬に感情移入しているように思えました。

だからこそ「私も怖くて人が撃てないから」と発言してしまったのだと。

 

しかしここも最新話を読んだ後だと、ちょっとだけ違うようにも感じます。

自分と同じ人が撃てない人間、鳩原未来。

 

理由は自分とは違うかもしれないけれど、同じ様な人がいるというのは千佳にとっては喜ばしい事だったのではないでしょうか?

とはいえ絵馬の中では「鳩原未来」は人が撃てなかったから合格が取り消しになったと考えています。

つまりどちらにしても、人を撃てないということは、周りから責められる事だと言うこと。

 

だからこそそんな自分の事を理解してくれるであろう絵馬に、(理由は違くても)カミングアウトしてしまったのではないでしょうか?

まるで許してもらいたいとでも言うように。

 

 

とまあ考えが少し飛躍した感がありますが、絵馬との会話の部分には千佳に影響を与える要素があったのは間違いないのではないかと考えられます。

 

絵馬に情報が伝わった事が修や遊真にも伝わった時に、遊真がこんな言葉を残しています。

「撃てないと思わせといて撃つ!・・・とか出来たらおいしいけどな」

この言葉は千佳の中にも実は結構響いていた訳でした。

 

ランク戦4戦目

 

そして迎えたランク戦4戦目。

格上の相手ではありましたが、射手としてトレーニングを積んできた修が早々にやられるなどかなり苦しい展開。

しかし、修を狙って集まった4人を大砲で当てれれば逆転も可能な局面でもありました。

 

修もチャンスではあると考えていましたが、同時に無理だろうとも考えていたはず。

ですが、この場面で千佳は初めて人に向けて撃つことになりました。

 

残念ながら狙撃の精度が低かったこともあり(レーダー便りの適当撃ち?)誰にも当たらず。

居場所が分かったことで、狙われますが何とか自主的にベイルアウトすることが出来ました。

 

戦いを終えた千佳の頭にあったのは、遊真が言っていた言葉

「撃てないと思わせといて撃つ!とか出来たらおいしいけどな」

 

自分が当てていれば、遊真の相手も減っていて、そして修の頑張りも無駄にはならなかったと千佳は考えます。

もちろんこの時に、「この場面で撃てなければ周りにも、撃たなかったから負けたって言われてしまう」とも考えたのでしょう。

 

とはいえ、この修や遊真のために撃ちたかったという千佳の気持ちは間違いなく本心で、だからこそこの時に誰か一人にでも当たっていれば、この先の展開は大きく変わっていたんじゃないかとも思いますね。

 

きっと少しでも何かきっかけがあれば、きっと千佳の中の迷いや苦しみみたいなものは、乗り越えられるはずだと感じます。

 

 

今回は13巻までの内容を見てみました。

 

次回は14巻以降の部分を見ていきたいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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