オススメ漫画 サマータイムレンダネタバレ考察 2周目の振り返りと考察 その①

こんにちは。
くろいとりと申します。
ジャンププラスで連載中の「サマータイムレンダ」
ループものとしてもミステリーとしても秀逸でそれにプラスしてさらにバトル要素もある傑作です。
そんなオススメ漫画「サマータイムレンダ」はループしていく物語です。
今回は主人公慎平の2週目の物語を振り返っていきたいと思います。
2周目
2度目の目覚め
最初と同じく潮の夢を見る慎平。
しかしその内容は自分が知らない、潮の最後の場面。
ぐったりとして意識のない潮を抱える澪。
皆に指示をしながらも懸命に潮の蘇生作業を行う窓。
自分の知らない記憶ながら、そこから感じるリアリティは相当なもので、まるでそこに入り込んだように慎平は感じます。
意識のない潮を呼び戻すかのように懸命に声をかけ続ける澪と窓に押されるように、自らも叫びます。
「潮!!!!」と。
ループするタイミングでは何らかの記憶が再生されることもあるようです。
しかも自分が知らない記憶を。
この辺の事は未だに謎が多い感じです。
メガネ女性からのビンタ(二回目)
とはいえどれだけリアリティがあってもこれは夢。
目覚めた慎平が飛び込んだのはやっぱりメガネの女性の胸でした。
前と同じくビンタを喰らう慎平ですが、ここから少しだけ変化が。
夢の中でうなされていた慎平の様子が気になった女性から声をかけられます。
「悪い夢でもみたのかい?」と。
しかしそこで慎平が思い出したのは、タカノス山で目の前の女性が銃で撃たれて亡くなったシーン。
思わず「銃で撃たれたことありますか?」という謎の質問をしてしまいます。
慎平の謎の質問のせいで余計に不審な目を向けられることに。
そこでようやく自分が目の前の女性にビンタされたのが、初めてじゃないと感じます。
そしてスマホに映し出された7月22日という日付を見てびっくり。
自分の記憶の中では7月23日に澪と一緒にタカノス山へ行って、そこで澪が澪に殺されたはず。
バカバカしいと思いながらも、澪の死を目撃し、自身も撃たれたという記憶は強烈なもの。
そう簡単に振り払えるようなものではないでしょう。
夢オチでなければループものなんだろうと言うことがこの辺で読者にも伝わります。
そうでありながらも、メガネ巨乳の女性が最初とは違う動きを見せるのがポイントです。
意識していなくても、夢でうなされた慎平が前回と違うように見えた事で、声をかけるきっかけになった訳なので。
慎平はこの時点では何もわかっていないものの、ループものってこういう所が面白くもあり、難しくもある所ですよね。
南雲竜之介の小説「沼男」
慎平が後に大ファンであることが判明する南雲竜之介。
その作品の内容は、
家族や友人が瓜二つのニセモノに入れ替わっているという妄想に取り憑かれた少女を主人公にしたホラーミステリー。
そんな作品を読みながら寝てしまったから、悪い夢を見たんだと無理やり考える慎平。
しかしこの内容は、明らかに慎平の身に起こっていることとの関係を感じさせます。
そしてもちろんこの作品にもしっかりと意味がある訳ですが。
デジャブ
島に到着した慎平。
しかし激しく動揺していました。
落ち着いて自分をフカンで見て、そして考えます。
自分は幼馴染の潮の死を聞いて、二年ぶりにこの島にやって来たことを。
しかしどう考えても、つい昨日同じことがあったという感覚が残ります。
そしてその考えを裏付けるかのように、自転車を漕いで現れる澪。
海に飛び込んでいく澪は昨日とまるで一緒。パンツの柄までも。
前回と違うのは慎平が澪が自転車で止まれなかった事に疑問を持ったこと。
そのおかげで、自転車の細工に気がつくことになります。
繰り返しの自覚
そしてそこから先は前回と何も変わらない時間が続きます。
というよりは、自分が行動を変えない限りは周りの行動も何も変わらないということがはっきりすると言ったほうが良いでしょう。
それによって完全に自分が7月22日を繰り返していることを確信する慎平。
葬儀場では前回と同じく謎のフラッシュが焚かれ、そこでようやく慎平も危険を感じます。
このまま同じ事が繰り返すのなら、影という荒唐無稽な存在も実在するということなのではないか?と。
今回も葬儀場ではフラッシュが。
この光は何気にかなり重要な要素です。
感じる殺意
一度目と大きく変わることなく進み、夕食の時間に。
しかし、一度目の7月23日に謎の老人から聞いた「影を見たものは死ぬ」という言葉が頭から離れず、食欲も沸かない状態の慎平。
影が実在するのであれば、潮も影に殺されたのでは?
そして澪も影に殺されるのでは?
そう考える根拠の一つが澪の乗っていた自転車のブレーキ。
ブレーキのワイヤーには切れ込みの跡が残っていました。
それはやはり澪を殺すための細工。
基本的に冷静な慎平ですが、流石にこれだけの衝撃的な出来事には耐えられず、得意のフカンをすることも出来ず、外の風に当たりに行くことに。
まあ当たり前といえば当たり前ですね。
とはいえ、サマータイムレンダのループは(ループものはそうなのかもしれないですが)無駄になることが少ないので、ここで外に出た事も必ずしも悪いことではないのが面白い所です。
制服姿の澪
そして外に出た慎平が見たのは、制服姿の澪に声をかける凸村の姿。
先程までと違い、制服を着ていることに違和感を感じます。
当然その違和感は正しく、制服姿の澪は凸村にしがみつくとそのまま手にした包丁で凸村の背中を滅多刺し。
あっという間に、そして何事もなかったかのように、凸村を殺します。
死体から包丁を回収しながら、笑顔を浮かべる制服姿の澪。
ここは何気に怖いシーンです(笑)
淡々と凸村を殺す澪が超怖い。
ここでこの制服姿の澪が影という存在であることを確信します。
と、ここまでが2話目ですね。
2周目は結構短いのですが、ここで慎平にループの事をしっかりと理解させなければならないこともあり、大事な情報がしっかりと詰まっている印象です。
とりあえず長くなるので今回はここまで。
次回は2周目の後半部分を書いていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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