呪術廻戦ネタバレ考察 64話の虎杖悠仁があまりにも格好良すぎた件

こんにちは。
くろいとりと申します。
先週の呪術廻戦がめちゃめちゃ素敵な内容だったので、こんな記事を書いてみたのですが・・↓
とにかく釘崎野薔薇がもの凄く魅力的だったのです。
しかし!!!
今回の64話にはそれと同じくらいかそれ以上に主人公の虎杖悠仁の魅力が(登場シーンは少ない割に)詰まっていました。
何処がそんなに良かったのかまとめて見たいと思います。
呪術廻戦64話「そういうこと」での虎杖について
ざっくりと64話あらすじ
ざっくりと今回の64話のあらすじとしては・・
任務を終えた釘崎が街をブラブラしていると、虎杖を知る女性と知り合う。
彼女は中学時代に虎杖に思いを寄せていたものの、容姿がコンプレックスで踏み出せずにいた。
卒業以降劇的に見た目が変わった彼女は、今ならもしかして・・・そんな事を考えて釘崎に協力してもらうことに。
釘崎は伏黒からも情報を得て、満を持して虎杖を呼び出すのだが・・・・。
みたいな感じ。
新キャラの小沢が中学時代とは全く別人のようなビジュアルになっているというのが大きなポイントとなっています。
釘崎と伏黒
今回話の中心となるのは間違いなく虎杖なのですが、メインで登場しているのは釘崎と虎杖に思いを寄せる小沢。
特に釘崎は前回の件があるのでこういうお話でどう行動するのか注目でした。
もちろんそういうこと(恋愛的な要素)もあったのですが、それ以上に良かった所が沢山ありましたね。
まずは距離感の詰め方。
小沢は目的が目的なだけにかなり踏み出してきた訳ですが、それに対して、出会ってすぐに「優子」呼びですよ。
もちろん同い年ですし、女子同士というのもありますが、それにしたって仲良くなるまでのスピードが異常に早いです。
そして仲間の扱い方も面白いです。
伏黒の意思を確認せずに、運転手の伊地知さんに連絡を入れたり、虎杖を呼び出す時に「おい」と「来い」という淡白なメッセージしか残さなかったり。
こんな事自分という存在に圧倒的に自信がないと出来ませんよね(笑)
そして一方の伏黒。
そういうこと(恋愛的な話)には全然興味がないような勝手なイメージがありました。
しかし、小沢の事を聞くとしっかり親身になって答えてたりと意外にもノリノリ。
返答の仕方も的確で、小沢にも気を使っているように感じました。
中学時代も一部女子にモテてたけど、おそらく今もモテるんだろうな。
まあ彼は義理の姉一筋なのかもしれんけど。
虎杖の目に見えるものは
そして色々あって釘崎に呼び出された虎杖。
淡白な釘崎のLINEにも嫌な顔ひとつせずに来てくれるのも男前な所です。
しかしあまりにも来るのが早かったことで、釘崎が小沢の事を虎杖に伝え忘れるという大きなミスをしてしまいます。
中学時代とは全く別人のようになっていた小沢。
女子として、久しぶりに会った憧れの存在に「誰?」なんて言われたくないに決っている。
そんな風に思って、何とか間に入ろうとしますが、それより早く虎杖が第三者の存在に気づいてしまいます。
しかし、ここで虎杖は驚くほど自然に、
「あれ、小沢じゃん。なにしてんの?」
と、言ったのでした。
これには小沢も驚きます(というよりは驚くとは別の感情なのですが)
そして釘崎と伏黒もその虎杖に文句なく10点の札を挙げます。(無表情な伏黒と悔しそうに見える釘崎が面白い)
この対応は素晴らしいですよね。
格好良すぎるというか、神がかっているというか、人間離れしてるというか。
何が凄いって、気づいたことも凄いですけど、それ以上に何事もないかのようにそう言った所。
普通だったらもしも気づいたとしても、ビジュアルの事に触れるでしょう。
「変わったねぇ~」とか「別人じゃん!!」とか。
というよりは多分小沢はそういう感じになって欲しかったんじゃないでしょうか。
「誰?」と言われるのは嫌かもしれないけど、「もしかして小沢?」とかそのくらいが小沢にとってはベストな、一番嬉しい答えだったかもしれません。
何よりも変わった事をアピールしたかったはずの小沢。
しかしもっと小沢の中の本質の変わらないもので人間を判断する虎杖。
この描写は凄すぎる気がします。
中学時代の虎杖
そもそも小沢優子が虎杖を好きになった理由。
それは中学時代の虎杖が自分の事を外見だけじゃなく見ていてくれた事がきっかけ。
「クラスの女子で誰が好き?」
こんな誰しもが一度くらいはやってたり思ってたりした事。
その質問に特にいないと答えた虎杖でしたが、強いてあげるとすればという段階で小沢の名前を出します。
はっきり言ってしまえば、この時の小沢は太っていて身長も小さくて、クラスの男子からすれば冗談だと思われる程のチョイス。
しかし人を外見で判断しないというレベルを遥かに上回っている虎杖。
「でもさ、あいつ。食い方とか字とか色々、すげー綺麗なんだよ」
という言葉を残します。
これも名言すぎる・・・・・。
小沢優子自身が気づいてもいなかった所を見てくれていた訳です。
背と尻がデカイ女子が好き。
しかしそれはそれと言い切れる男。
あまりにも格好良いですよね。
逆にヤバいくらいに。
小沢優子の恋とそういうこと
そんなあまりにも、ある意味では恐ろしいほどの虎杖の純粋さ、真っ直ぐな答えに、小沢は自分の嫌な部分を否が応にも感じてしまいます。
虎杖悠仁というあまりにも強い光に照らされて、自分の闇の部分が浮き上がってしまうかのように。
自分だって自分を選ばない人を選ぶ訳じゃない。
そして虎杖は自分も知らない自分をしっかりと見てくれている。
でもそんな自分は、見た目が変わった今ならもしかして、好感を持ってもらえるんじゃないかと期待してしまった。
それは自分が嫌いな人達と同じ尺度での考え方。
あまりにも眩しい虎杖に結局連絡先も交換出来なかった小沢。
駅のホームで一人泣く彼女の後ろ姿が物凄く切ないです。
笑顔の虎杖の次のコマがその場面なんだから、センスが半端じゃないですよ。
なんか今回は日常回だった訳ですけど、この演出は過去最高に好きな場面となりました。
そして何気に今回も前回と同じくタイトルが良いです。
前回の「共犯」も物凄く色んな意味を含んでいて素敵でした。
今回のタイトルは「そういうこと」
釘崎&小沢と伏黒&釘崎の場面でギャグ的な使われ方をしています。
しかし、今回は「そういうこと」なんじゃないだろうかと思わせる事が多かったです。
釘崎の「もやぁ」とした気持ちももしかしたら「そういうこと」なんじゃないでしょうか(笑)
まとめ
久しぶりの日常回でありながら、読み切り作品としても凄く評価されてよさそうな回でした。
1年の3人の魅力をしっかりと描きながらも、淡い恋の物語を丁寧に描いていました。
こういう所で作者のセンスの良さを感じちゃいますよね。
ダークファンタジーながらもしっかりと人間的というか。
なかなかこういうリアリティのある感情を描けるのはなかなかないような気がします。
繊細な感情の動きを描けるというか。
元々虎杖は凄く漫画の主人公として好感度が高いキャラだったと思います。
人間離れした部分と物凄く人間らしい所を併せ持っているような。
しかし今回でよりその想いが強くなりました。
本当に格好良い男キャラだと思います。
呪術廻戦は釘崎をはじめとして格好良い女子キャラが多かったですが、男キャラもやっぱり良いですね。
魅力的なキャラが多い呪術廻戦に次回以降も注目です。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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