人狼風SF「グノーシア」クリアしての感想!!

こんにちは。
くろいとりと申します。
ここしばらくプレイを続けていた
人狼風SF「グノーシア」
ついにクリアしましたー!!!
かなり地味な作品ではありますが、人狼をしっかりと一人用のゲームに落とし込んでいた素晴らしい作品でした。
今回は、この作品の何処が良かったのかをまとめてみたいと思います。
一人でも人狼ゲームが楽しめる!
やはり何よりもグノーシアの良かった点と言えば、一人でも本格的な人狼ゲームが楽しめるということ。
自分もアルティメット人狼なんかを観てると「人狼やってみたい!!」って思うんですよね。
ネットであれば、色々と対人での人狼が出来るでしょう。
しかし、やっぱり苦手なんですよね、オンラインでのプレイっていうのが(笑)
なので一人でもプレイ出来る人狼っぽいゲームとか幾つか探してプレイしてたりしました。
有名な作品だと「レイジングループ」というのがあります。
あれは人狼を上手く作品に落とし込んだ素晴らしいアドベンチャーゲームでした。
基本的には読み物作品なので、それほどゲーム的な要素はなかったですが、キャラクター達が本気で人狼を命懸けでやっている様子は物凄く面白く、夢中になってプレイしました。
とはいえ、やはり読み物として素晴らしいだけに、ゲーム性は低いのですよね。

そんな所でこの「グノーシア」です。
役職の名前などはオリジナルのものですが、多少人狼を知っている人ならば、それほど難しくはなさそうです。
チュートリアルもしっかりしているので、人狼を知らなくても特に問題はないでしょう。
基本的にルール自体は人狼と変わりません。
1日に一人投票によって疑わしい人を決めて、コールドスリープさせる。
夜になると人狼的なポジションのグノーシアが一人を襲う。
グノーシアが0になれば人間サイドの勝利。
グノーシアサイドは人間側の人数がグノーシアと同数にまで減れば勝利。
この流れでプレイしていきますが、そこに様々な役職が入ってきます。
それがヒントとなったり、逆に惑わされたりとして、ゲーム性を強めています。
ただ一つ普通の人狼であれば、味方の勝利のために犠牲になるのも戦略だと思いますが、グノーシアの場合は、なんだかんだ最後まで生き残る必要があります。
なので仲間を庇って結局自分が死んでしまうような流れになると、失敗と言えるので、そこは注意が必要です。
人狼が下手でも大丈夫
そんなグノーシアですが、当たり前なのですが、普通の人狼のように、会話をする訳ではありません。
徐々に増えていきますが、基本的には
疑う
かばう
などのコマンドを選択していくシステムとなっています。
なのでリアルな人狼で上手く喋れない人でも大丈夫。
最初の内は誰かに疑いをかけたり、誰かの意見に同意したり、疑われたり、否定したり、そういう感じで進めていきます。
選択肢だけだとそれほど人狼感を感じなさそうだと思われるかもしれませんが、意外にも結構、人狼における流れみたいなものもしっかり感じる事が出来ます。
目立ちすぎると狙われやすい部分や、逆に喋らなすぎると疑われたりするというのも、人狼のバランスの部分を再現していると思います。
とはいえ、人狼をそれほどやったことないとさっぱり人狼が誰かわからなかったり、間違いなく人狼が自分の中では確定している人に票を集められなかったり、何故か自分に票が集まらなかったり、色々難しい所もあります。
そんな部分の救済策ともなっているのが、パラメーターの存在です。
パラメーターには6つの項目があり、それぞれを上げることで議論を有利に進める事が出来るようになっていきます。
カリスマが高ければ自分の意見についてきてくれる人が増えたり、
直感が高かったら人の嘘を見抜くことが出来たり、
逆にかわいげやステルスが高いと、狙われにくくなったり潜伏しやすくなる。
繰り返してプレイして経験値を貯めて、各パラメーターに振り分けていくと、結構楽にプレイ出来るようになっていきます。
更に仲間達と交友を深めていけば、色々なスキルも覚えられたりして、より議論が白熱していきます。
仲間達も交友を深めていくと手強くなっていったり、新しいスキルを使ってきたりして面白いですよ。
ループと上手く噛み合ったストーリー
レイジングループもそうですが、本作もループがテーマとなっています。
ループしている原因を突き止めるために、何度も繰り返して人狼ゲームをプレイすることになる訳です。
メインストーリーのボリューム自体はかなり少ないです。
プレイ時間のほとんどは人狼ゲームを繰り返してプレイすることになると思います。
自分も150週ほどループを繰り返しました。
効率よく進めれば全然もっと少ない回数でクリア出来るとは思います。
しかしその繰り返しの中で仲間達の秘密が明かされていったり、隠されていた人間関係の部分が明かされていったりするのは、非常に面白いです。
最初は苦手だと思っていた奴も、話してみればかなり良いやつだったり、最初の印象通り結構嫌な奴だったり。
そのキャラクター性の部分がしっかりと議論に影響を与えるのも面白いです。
14人のキャラはそれぞれプレイスタイルが違うのも素晴らしい所でしょう。
魅力的なキャラクター
そしてやはりこのゲームの大きな魅力となっているのがキャラクターの部分。
最初観た時はかなりクセの強い絵柄で、そういう部分にはあんまり期待していなかったのですが、繰り返し人狼ゲームをやっていく内にどんどん好きになっていきました。
それぞれのキャラクターをがっつりと描いていくという程ではありませんが、繰り返しゲームを一緒にやっている事もあって、凄く仲間意識が出てくるというか、仲間達の知られざる一面を見れるのが凄く楽しいという感じです。
本作のメインヒロインと言える存在のセツ。
とはいえ今作は主人公の性別を男、女、汎性と呼ばれる男女関係のない存在で選べます。
セツも汎性なので、ヒロインと呼ぶのは間違いなのかも。
ですが、非常に可愛いです。そして健気だったりもする。
最初からループの謎を彼女と共に追うことになるので、元々パートナーとも言える存在。
なので彼女がグノーシアだったりすると、少し辛い(笑)
議論では割と率先して発言する事が多く、ヘイトを集めやすいイメージ。
なので彼女を守ろうとするのは結構大変かも。
こちらもメインヒロインっぽさのあるジナ。
しかしそれほどシナリオには影響してこなかったかも。
結構主人公へ好意を持っていてくれてたり。
議論では初期の頃は喋らずに疑われてたイメージ。
後半では結構人の嘘を暴くけど、そんなに誰かに票を集めるような力はないかも。
今作での割と重要キャラとも言えるラキオ。
セツと同じく汎性ではあるが、基本は女子っぽい。
とはいえ、口が悪く、議論でも、その能力とは裏腹にすぐに疑われる。
というか、こういう奴が苦手なので、何もわからない場合は大体ラキオに票を入れたり、疑いをかけたりする。
ロボっぽいキャラであるステラ。
基本的には可愛くてしっかりしたお姉さんといった感じ。
議論ではそこまで率先して動かすタイプではないイメージ。
可愛いだけに、グノーシアだったときの白目を剥いた表情が怖すぎてトラウマレベル。
完全に宇宙人なしげみち。
何かありそうで特に何もないのが彼らしくて面白い。
嘘がバレやすいため、グノーシア側だとすぐバレる。
彼のイベントはどれも楽しい。
大胆な格好ではあるものの、凄く少年っぽさがあるコメット。
ラキオと同様に凄く票を集めやすい。
かく言う自分も困ったら大体彼に投票していた。
直感タイプだけあって、結構嘘を見破って報告してくれたりするので助かる。
が、たまにそれをグノーシア側でやられるとたまったものではない。
話がくどいおっさんのジョナス。
能力は高いものの、あんまり恐い存在ではない。
一言も喋らずに議論するククルシカ。
度々物凄く恐い場面を見せられることになる。
かわいげが高いせいか投票に持っていけない事が多く苦戦したイメージ。
もしかすると彼女と一番役職で対立したかもしれない。
見ての通りの喋るイルカ。
こちらもかわいげのせいかいきなり投票には持っていけないイメージ。
グノーシアの時の顔が恐い。
土下座してでもコールドスリープを逃れたい沙明。
ある意味では一番人間らしい一面がある。
悪そうに見えて、意外と良いやつ。
彼がグノーシアだと尻尾を掴めないイメージがある。
ストーリー的にも重要なポジションの夕里子。
議論でもやたらと強く、こちらがグノーシアの時はコイツの影響力によくやられたかも。
とはいえ、味方だからと言って別に頼れる訳でもないのが、彼女の面白い所かもしれない。
猫と合体したいシピ。
物腰が柔らかく仲間にしたい奴なのだが、意外とグノーシアが多かった。
そして彼がグノーシアだと手強いイメージ。
そして最後はセツと同じくらい好きなキャラになった
SQ!!!
いや、このキャラ最初から凄く苦手だったんですよね。
本心を話さない部分と、場を混乱させるような動き方など、やっかいなんです。
しかし彼女とのイベントが終わったら一気に好きになってしまいました。
初めて本心をさらけ出したSQ。
まあ正確にはもっと複雑な訳ですが。
この辺りの一連のイベントはめっちゃ良かった。
やたらとスクショしてしまった(笑)
というか他のキャラにもこれだけのイベントってあったのだろうか?
そこまでやりこんだ訳ではないので、もしかすると他のキャラにもこういうイベントがあるのかも。
まとめ
と、いう訳でグノーシアの良い所をまとめてみました。
とにかくコンパクトな作りでありながら、ゲーム性がしっかりとあって、繰り返し遊べるゲームとなっております。
人狼に興味がある人はもちろん、興味のない人でも楽しめると思いますよ。
とはいえ、やはり結構地味だったり、ボイスもなかったりという所もあります。
これだけしっかりとしたゲームなので、一作で終わらせずに、続編や、バージョンアップ版なんかを期待したい所です。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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