かぐや様は告らせたい最新15巻ネタバレ感想!氷かぐや様とのもう一つのロマンティック!!
- 2019.07.20
- かぐや様は告らせたい
- 15巻, かぐや様は告らせたい, ネタバレ, 感想, 最新刊

こんにちは。
くろいとりと申します。
最新の15巻が発売された
「かぐや様は告らせたい」
前巻で白銀とかぐや様の関係に大きな進展がみられました。
正直あそこでハッピーエンドでもいいくらいの素晴らしいクライマックス感がありましたね。
しかしまだまだ二人の関係には大きな問題が。
今巻では大分アホになりつつあったかぐや様のもう一つの人格とも言える氷かぐや様がメインとなってストーリーは進んでいきます。
気になった所をまとめていきましょう。
かぐや様は告らせたい最新15巻感想
142話「四宮かぐやについて④」
14巻での白銀のウルトラロマンティック作戦が大成功に終わって以降、完全にアホな状態になってしまったかぐや。
おなじみの頭脳(内)戦が開廷され、その中でいつもはブレーキ役の氷かぐやが本心を大爆発させたことによって、メインの人格を奪ってしまうことに。
自身を守るための仮面として強固な仮面である氷かぐやが表層に出てきた訳ですね。
そんな彼女でしたが、アホのかぐやと違って、ドラクエにおける「ガンガンいこうぜ!」並に白銀を攻めてきます。
しかし当の白銀はかぐやの態度が唐突に変化したことで焦りまくり。
生徒会室の中でキスを迫る氷かぐやに対しても、スマートな対応が出来ません(笑)
とはいえ、人格は変わってもかぐやのやっているのは今までと同様の相手を動かす恋愛術とも言えるもの。
しかし一方の白銀はかぐやの突然の変化を、「絶対に何かあったんだ・・・!」と深読みしすぎ。
スマホの電池が切れているのも、夜道で送ってもらうのも、手を繋いで欲しいのも、いつもかぐやがやっているような作戦。
にも関わらず深読みモードの白銀は全く別な事を考えていて、その仕草にさっぱり気づけません。
いつも以上に積極的に行動に出ているのに、失敗続きの氷かぐやも可哀想ですが、何もわからないままガタガタ震える白銀がどうしようもなかったですね。
ウルトラロマンティックの時の輝きは何処へいったんだか(笑)
143話「かぐや様は気づかれたい(氷)」
香水をつけたかぐやとのおいかけっこが繰り広げられた回。
香水を伊井野にあげた事が後々に使われていきそうな展開ですね。
というかこの回でかなり明らかになってきますが、氷かぐやもやっぱり恋愛が絡んでくるとアホになってきますね(笑)
氷の名前通りに冷たい表情が100なのかと思ってましたが、結構人間味があるというか、割と普通の女子っぽさを感じます。
前日の手を繋いで欲しかった問題に今更気付いてしまう白銀もポンコツ。
それに対して流石に恥ずかしがる氷かぐやも可愛かったです。
144話「かぐや様は許したい(氷)
久しぶりの恋愛相談回。
いつもはかぐやと柏木、白銀と石上という組み合わせ。
しかし今回は氷かぐやと柏木、白銀と四条マキというどう考えてもマキが可哀想になる組み合わせ(笑)
いつものアホっぷりがない賢い氷かぐやのど直球の問いかけに柏木が苦戦する展開なのに対して、一方の白銀サイドはマキの思考がほとんどかぐやと同じなため順調に進みます。
いつもは石上が女子側の意見に対してキレる展開なのに、今回はめっちゃ同調してますからね。
「(女子側の考えを)汲んであげてー!!」は名台詞ですね(笑)
あまりにも白銀が話す女子が自分に近いという事で、マキにもその話が白銀とかぐやのことだというのがバレてしまいました。
キスした所まで伝わってしまった訳ですが、この辺の情報が石上や伊井野、そして藤原に伝わってしまったら大変な事になっちゃいそうな気もしますね。
145話「かぐや様はいただきたい(氷)」
初期の頃にあった白銀の弁当を巡って再び頭脳戦が繰り広げられる回。
しかし氷かぐやの攻撃力の高さは圧倒的。
普段は面倒な相手である藤原も相手にしません。
あくまでもロジカルに藤原と伊井野を退けた氷かぐやでしたが、石上の野菜スティックは躊躇せずに食べたりとお可愛いですね。
しかしそんな氷かぐやの考えがさっぱりわからなくなってしまった白銀。
勇気を振り絞ってタコさんウインナーを差し出すものの、氷かぐやの誘惑という名の追撃で限界を迎えてしまい倒れてしまいます。
というかケチャップで汚れた口元を手を使わずにきれいにしてって、通常のキスよりも遥かに難易度高いでしょ(笑)
これを要求されるのは、この段階の白銀には無理ゲー過ぎる気がするわ。
146話「私たちの仮面(かぐや編①)」
氷かぐやの内面の苦しみが描かれた回。
普段アホな事ばっかりやってたので、ちょいちょい忘れてしまいそうになりますが、四宮家の令嬢として育てられたかぐやは本当に可哀想ですよね。
そしてあまりにも厳しい環境で育った事で、人の気持ちを理解出来なくなってしまっていました。
人に嫌われるくらいなら、一人で居たほうが良いとまで考えていたかぐや。
しかしそんな彼女に、白銀という生まれて初めて好きな人が出来てしまった。
この場面での白銀のシーンはまだ描かれていない所ですよね。
以前はかぐやが打算的に飛び込んでいた沼。
そこに白銀が飛び込む事になるようです。
しかもその手にしているのはかぐやのリボンのようで、それが彼女がリボンを付けるきっかけとなるのでしょう。
今回氷かぐやが表面に出てきた目的は、白銀にキスをしてもらう事。
それが今の自分では出来ないと涙を流す氷かぐや。
しかしノーマルかぐやとアホのかぐやは氷かぐやに優しくフォローします。
氷かぐやも自分達の半身なのだから願いは一緒だと。
「面倒くさくて可愛くない、四宮かぐやの半分に、会長がキッスをしてくれたなら・・・きっと幸せで死んでしまうわ」
これは物凄く名言ですね。
ケンカばかりしていた脳内のかぐや達が手を取り合う姿も良かったです。
そんな素晴らしく美しいシーンの後に現れたのは、田沼正造。
世界の名医十選に選ばれたゴッドハンドですが、かぐやからすればただのヤブ医者(笑)
147話「私たちの仮面(白銀編①)」
そんな世界の名医である田沼正造が白銀を診断した結果はやっぱり
「恋の病」(笑)
まあ白銀は普通に睡眠不足が祟ってましたので仕方ないですけどね。
ちなみにこの田沼さん柏木が付き合っている翼くんの祖父のようです。
3代続けて17歳で出来ちゃった婚するフラグを立てているので、柏木もそろそろなのか・・・・。
そんな田沼にかぐやとは違って自分の事を深くまで話す白銀。
小学校受験の頃の話や、四宮との試験での対決など重要なエピソードを語ってくれました。
学校では強がらないといけない白銀にとっては、このくらい関係ない人じゃないとここまで喋れないんでしょうね。
白銀と繋がりがある龍珠桃も出てきますけど、当時は会計だったようです。
この時は龍珠の方が上から喋ってますが、文化祭では無理矢理協力を強いられているようでした。
白銀の事なので、弱みを握るとかではないでしょうが、彼女とも何かエピソードがあったんじゃないでしょうか。
自分の本心を全力で田沼正造にぶつけた白銀でしたが、田沼正造を遮ってまで答えを返してくれたのは部下の女医さんでした(笑)
凄く的確な感じで良い人ですね。
間違いなく田沼正造よりも役に立ってます(笑)
148話「かぐや様は告りたい(氷)」
早坂を介して白銀と氷かぐやが本音で語り合う回。
とりあえずさっさとくっつけよとしか言いようのない話ですね(笑)
会長は私の事どれ位好き?
という質問に対して「四宮が思うより多分ずっと」と答える白銀。
面と向かってなければめちゃめちゃ格好良いですけどね。
直接言えたらそれで完璧なのにもったいない(笑)
自分の全部を見せた上で白銀の全てが好きだと言いたい氷かぐや。
しかしかぐやと違って持っていない側の人間である白銀にとっては、その言葉は響きません。
そして白銀がそんなやり取りから出した答えは、
臆病でポンコツな自分が出来の良い奴と渡り合う手段は、人より多く時間を掛けるだけ、というもの。
結局今までと変わらない感じですが、その決意のレベルが違います。
自分に対しての厳しい言葉が大量に貼られた白銀の部屋は、彼の執念のようなものを恐ろしい程に感じさせます。
彼がどれだけ努力を積み重ねてきたのかがよくわかりますね。
しかしここまで来ると、氷かぐやよりも遥かに白銀の方が面倒くさい奴なんじゃないかと思ってきました。
格好良い事は格好良いんですが、心配ですね。
149話「かぐや様はこれでいい」
藤原書記の家でのクリスマスパーティー回。
文化祭の辺りから白銀とかぐや以外のキャラの出番が減っていたので、今回は藤原書記の回になるかと思いましたが、どっちかと言えば藤原萌葉の回とも言えたかも。
そんなクリスマスパーティーでメインとなるのはプレゼント交換。
準備に時間を取れなかった白銀は大したものを持ってきていませんでしたが、萌葉がオチを担当してくれたおかげで白銀も助かる事に。
お互いにプレゼントが当たらなかった二人は、それぞれが別に用意していた本命のプレゼントを渡し合う事になりますが、白銀はどうしてもその用意したプレゼントを渡したくない・・・・。
150話「普通のロマンティック」
プレゼント交換の後半回。
どうしてもプレゼントを渡したくない白銀は、かぐやから逃げ出すことに。
しかし、準備も出来ていなかった白銀のそういう一面こそが氷かぐやの一番見たい所。
公園に白銀を追い詰めたかぐやは自分の本心を全て語ります。
ここからは完全に告白ですけど(笑)
かぐやの考えは、好きな人とは隠し事なく、全てを分かち合いたい。
だからこそ白銀の弱い所も見せて欲しい、というもの。
しかし白銀の考えはやっぱり真逆。
好きだからこそ弱い部分は見せられない、というもの。
そしてかぐやが自分の性格の悪さをマイナスポイントだと言っているけれど、それは白銀にとってはマイナスポイントではない。
かぐやが人を見下して距離をとっていると最初は思っていたけれど、本当は人を傷つけたくなくて距離を置いていると気付いた白銀は、「可愛いじゃんて思った」のです。
カッコつけなきゃ格好つかないという、そんな白銀の気持ちもわかりますけどね。
てか白銀はとっくにかぐやの全てが好きだったんでしょうね。
逆に格好良い気がしますわ。
そして丸々1話引っ張った白銀のプレゼント。
それはまさかの、けん玉、でした。
迷いに迷ってまるで違う道に入り込んだ感のある白銀のプレゼント。
しかし別にかぐやにとってはなんでも良かったんですよね。
特別な場所でもなくて、特別なものでもない。
イルミネーションもハート型の風船もない。
そういう普通のロマンティックもとても良いものなのです。
月に照らされた公園のベンチでのキス。
なんだか充分に普通以上のロマンティックな気もしちゃいますけどね。
151話「ファーストキッスは終わらない」
公園のベンチでのキスのその後回。
キスの後、142話では繋げなかった手をようやく繋いだ白銀。
ここではようやく強がりを捨てた二人の会話となります。
まあ話をリードするのは完全にかぐやの方ですが、話をリード出来るのは氷かぐやだからこそなのだろうか。
とはいえ、この辺までくるとお互いの境界線が弱くなっているようにも見えますけどね。
可愛くなりたい。
自分を好きだと思える自分になってみたい。
その想いで氷かぐやがつけてみたのが、リボンだったのですね。
けん玉と一緒に入っていた良さげな布をリボン代わりにした事で、ノーマルかぐやが復活。
丸々1巻ぶりに戻ってきた普通のかぐや。
そんなかぐやと白銀は冬休みデートの約束をすることに。
まとめ
という事で、15巻も素晴らしく面白かったですね。
氷かぐやはツンツンしてましたけど、ベースは同じかぐやですし、結局お可愛い感じでしたし。
次回はデート編になるのでしょうか。
もう正直タイトルの「告らせたい」はお互いに達成してる所もありますが、その辺はどうなっていくのでしょうか?
ふたりの関係については、まだまだ障害が大きい所がありそうですしね。
その障害を乗り越える為にも白銀が頑張る展開になっていくんだろうか。
まあ上手くいっている二人以外にも、石上と伊井野、そしてつばめ先輩(ついでにマキも助けてあげて)の関係もありますしね。
そっちのクリスマスは何かロマンティックな感じにはならなかったのか気になります。
正直14巻の感じ的にはクライマックスが近い印象でしたが、流石にまだ終わるような事はなさそうですね。
白銀とかぐやの過去話とかも色々残ってますし、まだまだ楽しませて欲しい作品です。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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