ワールドトリガーネタバレ考察 今までの伏線等を振り返る 2巻編 その②

こんにちは
くろいとりと申します。
久しぶりにワールドトリガーの振り返りを進めていきたいと思います。
今回は2巻の途中からですね。
ワールドトリガー2巻12話「雨取千佳」~16話「三輪隊③」
雨取千佳初登場
11話でイレギュラー門の問題が片付いた事で少し時間が進んだ12話
ここで主人公の一人である雨取千佳が初登場。
初登場という事もあって今よりもむしろ少しだけ大人っぽくも見えたりしますね。
自転車に乗ろうとしている遊真とのやり取りはめちゃめちゃ微笑ましいです。
こういうゆるい感じのエピソードはこの先中々描かれないでしょうから結構貴重かもしれません。
自分がびしょ濡れになっても構わないという部分や、警報がなった時に遊真を巻き込みたくないという部分に彼女の優しさが表されていますね。
千佳のサイドエフェクト
警報が鳴るより早く近界民の襲撃に気付いた千佳。
誰も巻き込まないように自ら警戒区域の方へと逃げていきます。
他の人に迷惑をかけたくないという思いがある訳ですが、めちゃめちゃ危険ですよね。
何気にこの時点では修以上に死線を潜り抜けてきているような気がする・・。
この時は修が電話した事によって気づかれてしまいましたが、何時もはトリオン兵が去るまで息を殺して、気配を消して自分を空っぽにして耐えていたんでしょうから。
どうしても狙われがちな自分のトリオンをコントロールして、自分の存在を消していた千佳。
もしかするとトリオンのコントロールも上手かったりするのではなかろうか。
この力は遠征に行った時にこそ役に立つのかも。
B級隊員三雲修
千佳を狙っていたトリオン兵に立ち向かう事になった修。
その姿はそれまでのC級隊員の隊服ではなくB級隊員仕様になっていました。
イレギュラー門の問題を解決した事による功績(遊真の)をしっかりと使わしてもらった訳ですね。
そんなB級仕様の修によってトリオン兵のバンダーは撃破されます。
トリオン兵のバンダーはどうしてもめちゃめちゃ雑魚トリオン兵のイメージがありますが、B級に上がっていなかったら修ではそんなに楽勝は出来ないはず。
そうなるとやっぱり迅さんが言っていた、「パワーアップは出来る時にしておいた方がいい」というのはめちゃめちゃ正しいですよね。
修の実力ではB級に上がるのですら結構大変だったはずですし。
逆に言えばここから劇的なパワーアップをするのが難しい訳ですが。
修の男気
千佳が何故近界民に狙われてしまうのか?
その原因を知るかもしれない遊真に千佳を会わせる事にした修。
そしてその原因はトリオン能力の高さによるもの。
そこで千佳がどれだけのトリオンの能力を持っているのか調べる事に。
その方法は、レプリカが出したベロみたいな奴(笑)を握るというもの。
いきなり謎の存在が出てきて、その体内から出てきた奴を握れというのも結構ハードルが高そうですよね(笑)
この時点では千佳はトリオンについてもボーダーについてもほとんど知らないというのに。
そこで修が自ら率先して自分のトリオンを測る事に。
自分が先にやることで千佳に安心して測ってもらおうという、結構格好良い事を自然とやってますよね。
修って基本的には男らしいですし、行動も格好良いですし、これで実力があれば(笑)完璧でしたね。
雨取麟児の目的とは
千佳が近界民に狙われてしまうのであれば、ボーダーに助けを求めれば良い。
それが当然の考えですが、手を差し伸べてくれた友達が近界民に攫われてしまった事がトラウマになった千佳は、助けを求めること自体が怖くなってしまっていました。
179話での千佳の独白を聞いてしまうとこの辺りの考えも中々複雑ですよね。
そしてそんな事実を知った千佳の兄であり修の家庭教師だった雨取麟児は自分で行動を始めます。
この時点では彼がどうなったのかは語られませんが、めっちゃ死亡フラグっぽく聞こえますね(笑)
彼がどういう目的で、どういう考えをもって行動したのか。
それは未だにわからないままですが、根底にあるのは千佳への想いであって欲しいものです。
千佳のトリオン
レプリカによって計測された千佳のトリオン。
それは軽く修の数十倍の大きさでした。
BBFでは修が2で千佳が38なのでほぼ20倍ですが、ビジュアル的にはもっと差がありそう。
とはいえレプリカ先生によれば、そのレベルのトリオンは「あまり記憶にない」との事で、少なくともレプリカ先生のデータベースには千佳と同じ程度のトリオンの持ち主がいたようです。
そんなトリオンの持ち主とどこで出会ったのか気になりますよね。
普通であれば、それだけのトリオンを持っていればそれぞれの国のエースレベルの戦士である事は間違いないでしょうし。
何時か空閑有吾の物語も読んでみたいものですね。
米屋の強キャラ感が半端ない
近界民とのつながりがありそうという事で三輪隊にマークされていた修。
レプリカ先生の姿を見られたこともあって、三輪隊は容赦なく遊真を攻撃してきます。
メインとなるのは三輪と米屋でしたが、スナイパーの奈良坂と小寺も狙っていた為、4対1という状況。
この時はそれほど考えてもいませんでしたが、その後のB級ランク戦を見ていると、これが如何に厳しい状況であるかがよくわかりますよね。
どうにか出来たのは完全に黒トリガーの力のおかげですし。
この戦いでかなり三輪隊の攻撃にかなり苦しめられた遊真。
何も知らない相手との戦いにおいては、初見殺し的な技が多いですよね。
鉛弾(レッドバレット)はもちろんですが、何気に米屋の幻踊(げんよう)が厳しい攻撃です。
そして単純に使い手の米屋の強キャラ感が半端じゃないですよね
というか米屋ってこの時の戦い以外では、ほとんど落とされていない安定感があります。
木虎との戦いでは負けた感じでしたが、しっかりと役目を果たしていましたし。
その後のアフトクラトルとの戦いでもガロプラでの戦いでもきっちり良い所を持っていってる気がします。
そして彼が使う幻踊ですが、孤月(槍)の穂先を変化させるというもの。
これって初見では中々防げませんよね。
ガロプラとの戦いの時もそれを活かして相手の足を奪ってましたし。
もっと色んな方が使っても良さそうな気がしますが、今の所、米屋の他には香取隊の三浦くらいしか使っていない模様。
孤月のオプショントリガーなんでスコーピオン使いの遊真には使えませんけど、なんとなく遊真の相手の予想を裏切るような戦い方にはピッタリ合っているような気もします。
三輪との戦いがもたらしたものは
三輪と米屋のコンビでの攻撃に加えて遠距離からは奈良坂と小寺の狙撃。
それらの激しい攻撃をなんとか避けながらも遊真が考えていたのは、穏便に相手を無力化すること。
そしてそれはもちろん修の立場を考えての事。
1巻の辺りでは己を貫くやばい感じがありましたが、この時点では随分丸くなっていますね。
そんな遊真は自らの黒トリガーの力で三輪の鉛弾の能力をコピー。
その能力を何倍もの威力で三輪と米屋に返していきます。
「他者の攻撃を学習するトリガー」
その力で相手を殺すことなく無力化する事に成功します。
しかしこの時に遊真が鉛弾の能力をコピー出来たのはラッキーというか、非常に重要な事でしたよね。
あくまでも結果論になってしまいますが、三輪からコピーした錨(アンカー)と射(ボルト)との力がなければアフトクラトルのヴィザ翁との戦いに勝つことは出来なかったはず。
なのでこれはもはや必然だったのでしょうね。
迅さんがこの戦いを静観していたのも、遊真の新技修得イベントだと分かっていたからなのかもしれません。
まとめ
という事で2巻の後半部分の気になる所をまとめてみました。
やはりこの時点で既に色々な要素がしっかりと作られていたという事を感じますね。
三輪はある意味では裏主人公とも呼べる存在だと個人的には思っています。
だからこそアフトクラトル編のラストであんな感じの活躍を見せた訳ですし。
ガロプラ戦の辺りでは大分丸くなっている印象がありましたが、当然彼の問題は簡単に片付くことではありませんし、何時かその気持ちが爆発する時が来るのではないでしょうか?
そしてこの時からずっと遊真と戦いたがっている米屋。
何時か遊真がノーマルトリガーで米屋と戦うシーンも見てみたいものです。
2巻での戦いを終えて、黒トリガー争奪編へと進んでいく物語。
個人的にはワールドトリガーという作品の面白さはこの辺りから加速していくと思っております。
そしてワールドトリガーの真骨頂とも言える集団戦も少しずつ描かれていきます。
2巻まではまだまだ地味な面白さかもしれませんが、3巻以降はもっとわかりやすい面白さになっていく感じですね。
今回はここまで。
次は3巻についてまとめていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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