呪術廻戦ネタバレ考察!過去編がめちゃめちゃ面白い件について

唐突に過去編が始まった
「呪術廻戦」
1級呪術師を目指して新たな戦いが始まるという展開だっただけに、ここでの過去編は意外に思われた方も多いですよね。
そしてその過去編の主役となるのが、五条と夏油。
おそらくこの時点で呪術高専の歴史上最強のコンビなのではないかと思います。
そんな最強コンビを主役にした過去編なのですが・・・・
めちゃめちゃ面白いですよね!!!
もちろん現在の虎杖や伏黒の方も気になるのですが、このタイミングで過去編を挟んだ事にも意味を感じます。
そして作中で何かが起こるとされているハロウィンとリアルタイムでのハロウィンを合わせているのではないかという話も聞きます。
どちらにしても、0巻を読んだ人にとっては特に今回の過去編で注目するべきなのは、夏油傑ですよね。
未だに彼についての謎も多く残っていますし、この過去編では彼が何故0巻での状態になっていったのかがおそらく明らかにされていくはず。
とりあえず過去編が始まってからの気になる所と、夏油の変化についてまとめてみたいと思います。
呪術廻戦65話「懐玉」~からの過去編と夏油について
0巻での夏油
呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校はざっくりと言えば呪術廻戦の1年前の話になります。
主人公は本編ではほぼ名前だけの登場となっている乙骨憂太。
そしてそんな彼にとっての敵となるのが、呪術廻戦でも敵の呪霊達に協力していて、過去編では五条の親友として共に行動している夏油傑。
0巻の時点では当然すでに呪術高専にとっての敵となっている彼は、百を超える一般人を呪殺して呪術高専を追放されたとの事です。
非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作る、という実にラスボス的な考えを持っていました。
普通の人間を猿扱いだったり呪いが見えない禪院真希をやたらとディスったりと凄く嫌な奴っぷりを見せたかと思えば、仲間達を家族と呼んだり若い術師を理由もなく殺さないなど独自の考えを持っていたりします。
そんな夏油は0巻のラストでたった一人の親友、五条悟の手によってトドメを刺された・・・・はずだったのですが、
何故か呪術廻戦の本編では何事もなかったかのように登場しています。
そしてその部分の謎はまだ明らかになっていません。
懐玉
そして唐突に始まった過去編。
五条や夏油が呪術高専2年の頃の話となります。
現在では最強呪術師として名を馳せている五条。
やはり天才は早くから天才だったのか、この時点で既に規格外の実力を持っていました。
そしてそんな五条と並ぶ実力者である夏油。
呪霊を操る力を持った彼もまた天才。
そんな二人ですが、それぞれ現在とは結構性格が違います。
現在は自分が最強である事を理解した上で、生徒達目線でしっかりとそれぞれを伸ばそうとしている五条。
しかし、この時の五条は、かなり自分の力に溺れている所を感じて、「弱い奴らに気をつかうのは疲れる」とまで言ってしまうイキりっぷりを見せてくれます。
対して、0巻の頃には非術師の事を猿扱いまでしていた夏油。
この時点では、「呪術は非術師を守るためにある」とまで言ってのける程に、清廉潔白で正しい呪術の在り方を力強く語ります。
どちらかと言えば、この時点での五条が行き着く先が0巻での夏油のようにしか思えませんよね。
この二人をこれほど大きく変えてしまった事件が今回の過去編で描かれると思われ、そこが呪術廻戦の物語の核になる部分なのだと思います。
そして過去編1回目では五条と夏油に対して、天元様との適合者である少女の護衛と抹消という任務が下されることになります。
懐玉-弐-
天元様とは呪術界の拠点となる結界や多くの補助監督の使う結界術など、それら全ての強度を底上げしてくれている存在。
その力がなければセキュリティ面でも問題となり、任務の消化すらままならなくなる。
そんな天元様は不死の術式を持っているものの、不老ではない存在。
一定以上の老化を終えると術式が肉体を創り変えようとする。
それは人ではなくなりより高次の存在となる進化。
しかしその段階には意志が存在せず、役割を果たすことが出来なくなり、最悪の場合天元様自体が人類の敵になる可能性すらある。
という事で500年に一度、その天元様と適合する人間と同化して肉体の情報を書き換える必要がある。
そしてその同化する少女は星漿体と呼ばれ、その少女を同化の日まで守り抜いて天元様の下に送り届けるのが二人に言い渡された任務。
と、めちゃめちゃ長い説明ですが、結局の所は少女を守り抜く護衛が目的となります。
強いていえばここでこれだけ説明されている以上、この先も天元様は物語に大きく関わってきそうな気もしますね。
そして五条と夏油について。
過去編では現在と違って(そんなに違わないかもだけど)イキりまくってる五条。
しかしそれでも夏油に対して「俺達最強だし」などと発言してますので、彼の事はちゃんと認めている模様。
それに対して夏油も喜んだりとかではなく、五条の一人称である「俺」という言葉遣いを注意するなど、お互いの関係が分かって面白い場面です。
この場では「嫌なこった」と否定している五条ですが、現在は「僕」という言葉を使っているので、しっかりと影響を受けているというのが凄く感慨深い所ですね。
そんな二人は星漿体を狙う、呪詛師集団「Q」と盤星教という二つの組織の刺客と戦う事に。
とはいえ、「Q」の方は完全にネタ扱いになってしまいますが(笑)
そしてこの回ラストでは伏黒恵の父が初登場。
金目当てに星漿体の暗殺に関わってくることになります。
見た目は伏黒恵をそのまま大人っぽくしてより冷たくした感じの伏黒父。
確実に女関係にだらしないんだろうというのを何故か感じさせます(笑)
まあ彼は五条がドン引きするレベルのクズらしいので、この過去編でどれだけの事をしでかすのか気になる所です。
五条がそれだけの事を言うのだから、やはり彼に痛い目に遭わされたりでもしたんでしょうかね。
懐玉-参-
星漿体の暗殺に関わる事になった伏黒父は、自分ではすぐに動かず、ボートレース場で遊んでいました。
そんな彼は相手となるのが、五条家の坊だという事を知っていて直接的な手段ではなく、間接的な手段で戦いを始めます。
ちなみに彼は実の息子の名前すら覚えていないというクズっぷりを発揮。
伏黒父は一応現在でも生きているのが確定しているはずなので、何時か伏黒恵がこのクズ父と向き合うような事が来るのでしょうか。
そして前回星漿体を狙って登場した「Q」の戦闘員を軽く蹴散らした五条と夏油。
星漿体の少女、天内理子と世話係の黒井美里を救い出します。
天内は天元様との同化を、辛いことだとか悲しいことだとは思っていないようで、同化しても自分の意志や魂、心は残っていくのだと考えているようですが、完全に強がりですよね。
残された時間を少しでも学校で過ごそうとしている時点で未練があるのがバレバレです。
そんな彼女が学校に行くという危険極まりない事を天元様自体が許しているというのも謎の部分ですね。
その方が意味があると天元様が考えているという事なのでしょうか。
ちなみに五条は護衛対象を学校に行かせるという事に対して「ゆとり極まれり」とまで言っていますが、対して夏油は理解を示します。
世話係の黒井が、家族もいない天内の世話を幼い頃からしてきたと知ると、「それじゃあアナタが家族だ」とめちゃめちゃ優しい言葉をかけてくれます。
過去編での夏油は主人公感が半端ないです。
とはいえ、五条の株を下げつつ夏油の株を上げる演出が続くので、なんだか後でめちゃめちゃ酷い展開が待っていそうですよね。
こんな格好良い夏油が堕ちていく感じの展開でしょうから、かなり苦しいストーリーになっていきそう。
そしてラストには学校に天内を狙う呪詛師が2人登場。
彼等は伏黒父が3000万という賞金をかけた事によって集まった呪詛師でした。
・・・・伏黒父、やり方が汚ねぇ(笑)
懐玉-肆-
自分に支払われた星漿体の暗殺のための手付金を全て賞金に充てた伏黒父。
とはいえ、当然ながら五条がいる以上は金目当てに集まった呪詛師程度に殺せるなんて最初から思っていません。
あくまでも五条と、五条の周りの術師の神経を削るのが目的。
あくまでも自分は良い所だけを持っていこうというやり方がとにかくゲスいです。
この回で呪詛師と戦う事になった夏油でしたが、その力は正に圧倒的。
呪霊操術が彼にとってのメインの戦闘方法になりますが、それだけでなく、近接戦闘もめちゃめちゃ出来ます。
近接戦闘が苦手と相手に思わせて誘っておいて、近接戦闘で圧倒するんだからエゲツない戦い方です。
0巻を呼んだ読者は夏油が近接も強いという事を知っているので、そういう構成も面白い所ですね。
懐玉-伍-
前回が夏油のターンだとすれば今回は五条のターン。
女子中学生達にモテたり、先生にもモテたり、顔に紙袋被った呪詛師のオッサンと戦ったり。
基本的には無限の力を持っている以上五条は無敵なんだろうなぁと感じさせます。
とはいえ、呪力操作によってかなり消耗があるようで、そこが伏黒父の狙いなのでしょう。
この時点ではまだ術式反転「赫」をマスターしていなかったりと、成長途中なのも伺えます。
今後夏油に何が起きるのか
と、言うことでまだまだ過去編は序盤といった感じでしょうか。
このままだともしかすると交流戦くらいの長編になってくるかもしれません。
そこでやはり気になるのは、星漿体を巡ってのこの戦いで夏油にどんな変化が出ていくのかという事です。
最終的には闇堕ちするのが決まっている訳ですが、今の所は至って普通というか、闇堕ちするならどう考えても五条の方だと思ってしまう状態です。
それだけに夏油の価値観を180度変えてしまうほどに強烈な事が起きるのでしょう。
ここには色々なパターンが考えられそうです。
天内理子に感情移入してしまうパターン
黒井美里に肩入れしてしまうパターン
天元様の在り方に疑問を持つパターン
伏黒父が夏油の価値観を変えるパターン
などなど色々と考えられそうです。
次回はその辺についてまとめてみたいと思います。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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