今だからこそ読む呪術廻戦0巻東京都立呪術高等専門学校!!過去編と夏油の繋がり

過去編がいよいよ佳境を迎えようとしている
「呪術廻戦」
どうやら過去編のテーマは五条の過去編と夏油の闇堕ちの2つだったと現時点では考えられそうです。
最初は夏油の闇堕ちがメインとなるのだと思っていましたが、それを描くには五条の覚醒も大きく関わっていたという感じですね。
そんな過去編の重要人物である夏油。
実の所本編ではそれほど登場シーンも多くありません。
呪術廻戦本編だけを読んでいても彼が何をしようとしているのかよくわからないですよね。
呪霊側について色々と暗躍しているという感じですが、その真意は謎に包まれているような感じとなっています。
そんな夏油が敵となって立ち塞がったのが、呪術廻戦の前日譚的な作品である
「東京都立呪術高等専門学校」
です。
ジャンプ本誌での連載の前にジャンプGIGAで4回に渡って連載された作品で、呪術廻戦の0巻としてまとめられてもいますね。
当然ながら呪術廻戦と同じ世界での話ですし、非常に呪術廻戦本編とも繋がっている作品なので、呪術廻戦のコミックを購入されている方はみんな購入してるイメージがあります(笑)
せっかく本誌で夏油が重要な役どころとなっている過去編がやっていますので、過去編の後であり、本編よりも1年ほど前の話であるこの0巻の内容を軽く振り返ってみたいと思います。
この0巻がどんな作品なのか?
この時点での夏油の目的は?
この話が呪術廻戦本編にどういう影響を与えたのか?
この3つについてまとめていきましょう。
呪術廻戦0巻東京都立呪術高等専門学校
0巻ってどんな作品?
0巻の内容は呪術廻戦本編の前の年の話となります。
今の高専2年のメンバーがメインで描かれていますが、主役は本編ではまだほぼ名前しか出ていない乙骨憂太。
彼と彼の呪いについての話が描かれていきます。
大好きだった少女に呪われてしまった乙骨憂太。
彼女がその呪いをどうにかするまでが話の中心となりますが、その中で夏油達との戦いに巻き込まれていく事に。
全4話、1巻分の内容でありながら、呪術高専にやってきた乙骨憂太と現2年の関係もしっかりと描かれていて、起承転結がきっちりあって非常に後半で盛り上がるのも特徴です。
流石に現在の呪術廻戦ほどバトルの部分での派手さは感じませんが(これは画力の向上によるものですし仕方ない)
そのバトルは呪術廻戦本編でもまだないくらいのレベルの戦いを描いていて、すごくワクワクする感じとなっています。
特にラストバトルは最高に熱く、そして芥見先生のワードセンスが最高にハマっていて、呪術廻戦の前日譚だという事を知らずに読んでも十分名作だと言えるでしょう。
0巻での夏油の目的は?
現在本編の過去編で描かれている五条と夏油も当然0巻に登場しています。
五条に関しては本編の現在の状態とそれほど変わりません。
目隠しの色がこの頃は白なくらいで、無茶苦茶な先生という感じなのはこの頃も同じです。
それに対して過去編とも本編現在ともまるで違うのが夏油。
過去編で何かがあった夏油は、百を超える一般人を呪殺して呪術高専を追放。
宗教団体を設立して呪いを集めていた夏油は、仲間と共に呪術高専へと宣戦布告。
百鬼夜行の名の下に東京と京都に呪いを放ち、真っ向から高専と戦おうとしていました。
もちろんそこには夏油の思惑があったりするわけですが・・。
そしてそんな夏油のが思い描いているのは、非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るというもの。
76話でおそらく始めて自分で口にした「猿」という非術師を下に見た発言もこの時には普通に口にしていますね。
0巻夏油と呪術廻戦でリンクしている所
当然ながら0巻は過去編の夏油のその後の姿なので、色々と繋がりが描かれています。
- 76話で描かれた「猿」発言。
- 同じく76話冒頭で夏油が手に入れた伏黒父の収納呪霊を0巻夏油は登場時から使っている。
- 信者についた呪いを口にしている。(この時も吐瀉物処理雑巾味だったんだろうか)
- 呪いの見えない禪院真希を猿扱い(伏黒父が大きく影響している?)その
- 夜蛾学長を脳筋と呼んでいる。
- 体術もいけるクチ(懸賞金狙いのおっさんを体術で圧倒してましたね)その
- 東京と京都に放った呪い以外に4461体も呪いを所持(蛆のように湧いた呪霊をコツコツ溜め込んでたんでしょうね)
- 五条の「僕の親友だよ。たった一人のね」発言(二人のベストフレンド感は過去編でも感じられました)
- 夏油が禪院真希をボコった特級呪具「遊雲」が本編の京都交流編で登場済。
などなどざっくり見ても0巻の内容をしっかりと本編に反映させてくれているのがわかりますね。
0巻は呪術廻戦本編にどういう影響を与えたのか?
ざっくりと言ってしまえば、0巻では夏油の思惑は失敗した訳です。
そして夏油は五条によって始末された・・・・はず。
しかしそんな彼が生きて本編に登場している事が大きな謎となっています。
本編での夏油は頭に縫い傷(フランケンシュタイン的な)ものがありますし、0巻で五条がとどめを刺したのは間違いないんじゃないかとは思います。
誰かが死にかけの(もしくは死んでいた)夏油を救った・・・・みたいな感じも考えられそうですね。
そして作者に百鬼夜行のMVPと言われたミゲル(百鬼夜行の戦いで五条を長い事足止めしていた)と0巻の主人公である乙骨が一緒にいる描写も本編で描かれているのも謎です。
0巻時点では完全に敵だったので、どういう経緯で味方側についたのかが気になります。
そして百鬼夜行から逃げ果せたという夏油の仲間達。
夏油は仲間達の事を家族達とまで呼んでいますし、いずれ再び夏油の仲間として登場してきそうな感じがします。
夏油としてはどういう経緯で生き残ったのだとしても、やはり目的は変わっていないような感じでしょうね。
呪霊達に協力しているのはあくまでも自分達の目的を達成するため。
五条の封印が成功したら彼らとの協力関係を終わらせるという事もなくはないでしょうか。
とはいえ、九相図兄弟の長男とかまで仲間に加えていますし、そんなにすぐって事はないかな。
まとめ
という事で、0巻での色々についてまとめてみました。
改めて読むとやっぱり0巻で描いた事を呪術廻戦本編にしっかりと活かしているのがよくわかります。
全4話という中でしっかりと物語は終わっているものの、色々な所に世界観を広げる要素が詰め込まれていて、この物語があってこその呪術廻戦だなぁと凄く感じますね。
呪術廻戦の壮大な物語の前日譚ではありますが、乙骨憂太と夏油傑、五条や現2年メンバーなんかもしっかりと描かれていますし、これからも何度も読み返していく作品でしょう。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
90話で夏油の正体が判明!!!↓↓↓
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