サマータイムレンダ最新話87話ネタバレ!影ミオと朱鷺子の想いと青銅の目的

こんにちは
くろいとりと申します。
最新の8巻も発売された
「サマータイムレンダ」
前回のラストの展開には驚かされましたが、今回も面白すぎますね!!
そろそろ物語の核心に近づいてきているだけに緊迫感も半端じゃないです。
バトル部分もサマータイムレンダの魅力の一つですが、人間ドラマの部分がやっぱり最高ですね。
澪と影ミオ、朱鷺子の本当の気持ちの部分なんかもこれから重要になっていくのかもしれません。
今回も気になるところをまとめてみたいと思います。
サマータイムレンダ最新話87話
朱鷺子と澪
前回ラストで青銅に撃たれた朱鷺子。
しかしその朱鷺子は影ミオが変身していたものでした。
そして影ミオが変身出来たという事は朱鷺子が影ミオにコピーさせたという事。
イマイチ影ミオを信用できない本物の澪からすれば、コピーされるというのはやっぱり嫌なもの。
朱鷺子は、影にコピーされるという事は心も体も全部覗かれる事だと語ります。
しかし何故か朱鷺子は全くその辺の抵抗が全くなく、むしろ乗り気なくらい。
「ミオには私の奥までもっと知って欲しいから・・・」
・・・・・これはあれですよね。
百合って奴ですよね。
まあこれまでもそういう描写は多かったですから、分かってはいましたけど、これってもはや普通に告白なんじゃ(笑)
彼女は家族である窓ではなく澪の事を大事にしていました。
そういう所は前回朱鷺子を殺そうとしていた父である青銅と似ているのかも・・・。
「隠し事、もうナシにするからね」
少し切なそうな表情でそう言った朱鷺子。
なんだか逆にまだ秘密を隠していそうな気さえしますね。
不幸な最後とかを遂げそうなタイプのようで、ちょっとこの先の展開が心配でもあります。
影ミオの気持ち
「私のことこれでちょっとは信用してくれる?」
朱鷺子に変身して撃たれはしたものの青銅のその後の暴走を止めた影ミオ。
影ミオの言葉に慎平も助かったと口にしますが、それを影ミオはあまり本気にしません。
しかし慎平は信頼の証として、「疑うなら自分をコピーしたらいい」と口にします。
しかし「それ絶対イヤ」と影ミオは宣言します。
「慎ちゃんの心の中なんかわかりたないし・・」
これは非常に切ないです。
記録#14での影ミオの発言によれば、影は記憶を取捨選択するのだそう。
そして全ての記憶を均等に記憶している事で影はオリジナルとの違いを生むのだと。
しかしそんな影であってもやはり慎平に対する強い想いは一緒なんですよね。
慎ちゃんの心の中なんか知りたくないと言った後のコマで潮が描かれるのが余計に切なさを募らせてくれます。
答えなんてずっと昔から知っているんでしょうが、それを口に出されたり、本当に知ってしまうのは恐ろしい事なのかもしれません。
てか朱鷺子と窓、澪と潮と慎平の関係って結構危うい気もしますよね。
朱鷺子と窓→澪
潮と澪→慎平
潮↔慎平
ですからね。
この辺の恋心が悪い方向に進む要因になったりしなければ良いんですけれど・・・。
青銅の目的は自らの影を生む事だった??
自らの娘である朱鷺子に向けて躊躇せず銃の引き金を引いた父の青銅。
何も知らなかった窓からすれば裏切りの連続でしかないですよね。
この場面では思い切り父の事ぶん殴ってますが、しかしそれでも青銅は反応しません。
涙ながらに叫んだ窓の言葉もまるで青銅には通じず、仕方なく奥の手に頼る事に。
奥の手とは今回の冒頭でも語られていたコピー。
しかし影ミオがコピーをしようとした所、青銅をコピーする事が出来ず。
それはつまり彼に免疫があるという事。
青銅は既に一度影を作られて、その影がもう死んでいたという訳なんですね。
しかし青銅はその事実をまるで知らずにいました。
そして彼は自らの影を作れないという事実に絶望したような表情を浮かべます。
「千登勢・・・では・・・私は・・・何の為に・・・」
この台詞で彼の目的がある程度理解出来た感じですよね。
これまでは夏祭りでのハイネの大量捕食によって妻である千登勢自体をどうにかするのだと考えていました。
妻を完全に影としてずっと生きていられるようにする。
それが青銅の目的なのではないかと。
しかし今回の発言から、青銅は自分自身の影を作る事自体が目的なのだと判明しました。
もしかすると彼は自分の影を作り出して影である千登勢と共に生きていってもらうつもりだった・・?
影である千登勢が寂しくないように・・・的な理由で。
まあそうだとすると青銅は寂しすぎる気もします。
彼にとって千登勢の存在がどれだけ大事な存在なのかも気になる所。
まあ今回の展開的にもこの先青銅自身の口から語られる事にはなりそうですね。
根来さんの裏切り
そして体も心もボロボロになっている青銅の前に姿を現したのが菱形医院の看護師である根来さん。
彼女が抱えていたのは潮の遺体。
彼女はそれを回収する事が「最優先の目的」だったのだそう。
とはいえ彼女は青銅の所で働いていた訳ですし、青銅からすれば裏切りですよね。
まあ根来さんは元々ハイネの世話係ですし、信用するような人でもないんでしょうけどね。
そしてその根来さんがシデから伝えるように言われていた言葉は、
菱形家にはお世話になってきたけど、もう終わりなんでお疲れ様でした。
的なざっくりとした決別の言葉。
青銅にとってはこれで完全にハイネ達との関係が完全に終わったという事。
青銅の目的の達成の為にはおそらくハイネの力が必要だったはずですから、これはもう彼にとっては絶望でしかないですよね。
決着は夏祭りの夜
そして根来さんのシデからの伝言は慎平にも。
どういうわけか死ななかったようですね。
キミのしつこさにはうんざりですよ。
キミには何もできないのに。
あと2日、それですべてが終わりです。
との事。
当然ながら2日後といえば夏祭りの日。
やはりそこが最終決戦の日になるのでしょう。
3周目の絶望的な夏祭りの夜。
あの絶望を繰り返さない事でハイネの野望を打ち崩せるという事でもありますね。
とはいえあと2日あるというのも気になる所です。
これまで3日目の夏祭りに辿り着いたのは3周目だけですが、それまでのループとはまるで違う展開になっていますからね。
その間に色々と残っている謎なんかが明らかになっていくのかもしれません。
慎平の静かな怒り
潮の遺体と共に消えていった根来さん。
自らの体なだけに追いかけようとする潮でしたが、慎平がそれを止めます。
シデは潮の遺体をエサにして誘っている。
タイムリミットを言って時間を区切る事で挑発しているのだと。
乗ったら終わり、行くわけがない。
そう冷静な判断をする慎平。
しかし自分達が来る直前に自分の遺体を奪われた潮の怒りは収まりません。
が、当然怒っているのは慎平も同じ。
慎平の悔しさを影ミオが理解するというのも凄く良いですよね。
怒りに任せて行動すればいいってもんでもない。
怒りとか悔しさは、フカンしてこそ・・・武器になる
この言葉は7周目のループ中の慎平だからこそ言えた言葉でしょうね。
初期から使われている「フカン」という言葉ですが、やっぱりフカンこそが慎平最大の武器なんでしょうね。
怒りの感情を超えて、達観したかのような慎平の表情は最高でした。
そして完全にハイネ達から見捨てられた感のある青銅。
沈黙する必要がなくなった彼は何を語ってくれるのでしょうか。
まとめ
という事で遂に青銅の目的と、その目的に至るハイネとの関係が語られる所までやってきました。
初期からずっと怪しいポジションだった青銅がハイネ達の目的をどこまで知っているのかが気になる所です。
ここまでくると結構最終局面が近づいて来ているという気もします。
とはいえ3日間の間で繰り返しているサマータイムレンダの世界において、2日間の猶予があるというのも不思議な感じがしますね。
平和的な時間を過ごしていくのか、それともその間も戦いが待っているのか。
この後の展開からも目が離せませんね。
今回はこれまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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