サマータイムレンダネタバレ考察!88話までで解決された謎と未だ残る謎

怒涛の勢いで物語が展開している
「サマータイムレンダ」
最新88話でこれまで謎だった部分が一気に明かされてきました。
そろそろ物語も終盤に差し掛かっている事を感じますね。
76話時点では様々な謎が残されていましたが、かなりスッキリしてきたように思います。
明らかになった事、そしてまだ明らかにはなっていない事をまとめてみましょう。
サマータイムレンダ88話までに解決した謎と未解決の謎
明らかになった謎
シデの正体
最新話の88話で明らかになったシデの正体。
殆どの読者がシデの正体は雁切さんだと思っていたはず。
しかしその正体はハイネが最初に産んだ子供。
オリジナルの名前は菱形紙垂彦。
つまり菱形医院の創始者で初代院長がシデだったのです。
シデ=紙垂
そういう風に予測されていましたが、実際に紙垂彦という名前だったんですね。
ハイネの守護者と言われていますし、「母」の信奉者とも書かれてありましたので、ずっとハイネを守ってきた存在なんでしょう。
とはいえ、少なくとも南雲先生とハイネが友達になっていた頃にはシデの存在は感じませんでしたし、あの時期はどうしていたのか気になる所です。
慎平の両親の死
慎平がまだ子供の頃に亡くなってしまっていた慎平の両親。
これまでは事故で死んだとされていましたが、南雲先生の過去編で彼らが水中考古学の仕事をしているという事が明らかになったことで、その死がかなり不審なものに感じられてきました。
4周目に慎平達が辿り着いたヒルコ洞が海に繋がっているという情報があったので、どうしても繋がりを感じてしまっていましたよね。
そしてそんな慎平の両親ですが、やはり二人ともハイネの食餌とされていました。
二人は水中の調査中にヒルコ洞を発見。
それを発表しようとしたことで、事故に見せかけて殺されていました。
そして実行したのはシデ、その後の処理として遺体をすり替えハイネの元に運んだのが菱形青銅。
慎平からすればさらに因縁が深まった感じですし、まさにラスボスっていう感じの存在ですよね。
ハイネの目的
88話で遂に明かされたハイネの目的。
それは遠く深い海の彼方にあるという彼女の故郷に帰る事。
そこはこの世の生物が辿り着く事が不可能で、影だけが行ける場所。
しかもそこは時間のない永遠の国。
そこにハイネは彼女が選んだ家族だけを連れて行こうとしていました。
当然家族というのは小早川家の事でしょう。
これまでにも家族で帰るというような発言は繰り返し言っていましたが、そういう事だったんですね。
ヒルコ様の伝承なんかがあったので、海に関係する場所かとは思っていましたが、永遠の国というファンタジーっぽい場所でした。
とはいえタイムループものの世界で時間のない永遠の国というのは似ているような、相反するもののような感じで面白いですね。
まだ残る謎
潮が生まれた経緯
ここにきてもまだ分からないのが潮が生まれるまでの経緯です。
潮の元となった影は、南雲先生の過去でハイネが右目と共に取り出したものであるのは間違いないはず。
しかしその時に実際には何が起こったのかははっきりはしていません。
確実なのはハイネが自分の右目を自分で取り出した。
そしてハイネが自らコピーした南方竜之介の影が南雲先生(南方ひづる)の中に入った。
この2点だけが確実な事でしょうか。
ハイネの右目を持ち去った影が後に潮の影となるはずですが、竜之介の影と潮の影の元となった影の関係がよくわからない所です。
竜之介の影と右目を取り出した際に、一緒に余計な影も取り出してしまったという感じなのでしょうか。
そしてやはり気になるのがこの影が潮になるまでの14年程の時間。
この間潮の影は一体何をしていたのかが気になる所です。
小さすぎる影だったので、なんらかの方法で力を溜めていたという感じなら納得出来そうな気がします。
ハイネの右目が慎平に渡ったのはいつ
おそらくこの件について考えるとどうしてもタイムパラドックス的な、卵が先か鶏が先か問題になってしまうのですが、やはり気になってしまいます。
ハイネの右目を慎平に授けたのは潮。
そして南雲先生に連絡を入れたのも潮。
潮がハイネの右目を慎平に授けたような描写は本編第1話の冒頭で描かれています。おそらくですが。
これは当然ながら未来の潮が(7周目以降の?)過去の慎平に授けたという描写でしょう。
そして南雲先生への連絡もそうです。
潮は4周目のループの時点まで南雲先生の事を知らないですし、当然連絡先を知ったのはこのループの中での出来事ですから。
とはいえ南雲先生がそのメッセージを受け取ったのはループの開始地点である7月22日の前日の事。
どうやって過去にデータを送ったのかという謎が大きく残っていますね。
雁切さんはどう関わっているのか?
シデの正体が明らかになって一番驚いたのが、
雁切さんじゃねえのかよ!!!
って事でした。
今までシデ扱いしてすいません・・・。
とはいえ、別にこれで無実になった訳では全くないんですよね。
そもそもシデの中身が菱形紙垂彦という物凄く古い人間だとすると、色々と違和感がありますよね。
シデの台詞の中で凄く印象深いのが、この人間と影との戦いの中で、魔王や勇者、エンディングなどといった現代的なワードが飛び出てきた所です。
100年以上前の人間である紙垂彦さんが使うとは思えない言葉ではないでしょうか。
もちろん影は人間に化けて生活を送ったりする訳で、その中で現代性を手に入れていく事は考えられますが、88話のラストのイメージとはなんだか違うような気がします。
そしてシデは4本腕。
最初に産まれた影だから特別だという可能性もありますが、どちらかといえば何か違う要素を加えているから4本腕なのだという方が納得出来ます。
そう考えると、シデは2人でその体を保っていて、1人が紙垂彦、そしてもう1人が雁切さん、というような感じなんじゃないかなと思います。
その上で、紙垂彦はもう野良に近い状態で、雁切さんがメイン人格となっている・・・みたいな。
てかそういう展開でもなければ雁切さんの存在感がなさすぎる(笑)
↓94話と95話で雁切さんの正体が遂に明らかに!!
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ハイネについて
そして最新話で目的が明かされたハイネ。
しかし数百年前にこの島に流れ着いたであろうハイネが、今になってこんな壮大な計画を実行しようとしているのかも謎です。
ハイネの人格もなんだか一つの感じには思えないんですよね。
一番わかりやすいのが、14年前の南雲先生と仲良くなっている頃。
あの頃のハイネがそんな壮大な計画を実行しようと考えていたとは思えません。
それまでがどうだったかはわかりませんが、あの頃は本来のハイネの人格とは別の人格が体を動かしていたのではないでしょうか。
そして14年前に南雲先生と仲良くなりたかった優しい人格と計画を進めたい危険な人格の間でせめぎ合って、なんだかんだで竜之介を殺してしまう。
そこで優しい人格の方が何とか自分を残そうと、右目とコピーした竜之介の影と共にハイネの体から出ていく。
竜之介の影はそのまま南雲先生へ。
右目を持った優しい人格のハイネは、そこから14年間力を取り戻すために潜んでいた。
それがなんだかんだで潮をコピーして影ウシオになった・・・みたいな。
この辺は100%妄想ですが、色々と想像出来る部分だと思います。
描いて欲しい部分
根津さんの奥さん問題
いつか描いて欲しいと思っていた根津さんの奥さんの問題。
影になってしまった自分の奥さんを、自宅で3本の釘によって縫い止めている根津さん。
彼は何とか影である奥さんを殺そうと思っていましたが、影になってもいつもどおりの奥さんを見てしまうと、それが出来ずにいました。
そんな彼にとって、今回の88話の内容はかなりキツかったと思います。
影が死ねばそれが産んだ子供や孫も同時に死ぬ。
つまりハイネが死ねばすべての影も死ぬ。
ということは根津さんの奥さんも死ぬという事です。
彼は慎平や潮のように覚悟を決められるのでしょうか。
格好いい大人である根津さんですし、ハイネを殺した事で奥さんも死ぬという流れではなく、自分で決着をつけて欲しいですね。
そういう場面が描かれてくれたら嬉しいなぁ。
↓90話で根津さんの問題が解決しました!
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朱鷺子の澪への強い想いの理由
とにかく澪の事が大好きな朱鷺子。
実の兄妹である窓よりも澪の事の方が大事にしてます。
88話で父である青銅が、娘である澪や窓の事も影にするつもりだったのだと語られました。
なので、窓の優先順位が低かったのは仕方ないかもしれません。
とはいえそれにしてもやり過ぎなくらいですが。
これだけ澪を優先するくらいなので、二人の間には何か大きなイベントがあったはず。
朱鷺子の事を澪が救うような出来事だったんじゃないかと思います。
それこそ朱鷺子に一生澪を守りたいと感じさせるような事だったんじゃないでしょうか。
青銅と千登勢
88話でとにかく最高に素敵だったのが青銅の奥さんである千登勢さん。
自分の目的の為に大きな犠牲を払おうとしていた青銅をしっかりと叱りつけたり、それでいて自分を助けてくれた事を感謝したりと、とにかく器が大きいというか、いいお母さんすぎて素敵過ぎました。
正直今の青銅のクズっぷりを見ていると(騙されていた部分があるとはいえ)こんな出来た奥さんもったいないと思ってしまいます。
こんな素敵な奥さんが青銅と結婚している訳ですから、そこに至るまでの出会いの部分なんかもサイドストーリーとして描いて欲しいです。
多分青銅も相当イケメンだったんじゃないだろうか。
まとめ
という事で、88話で色々と明らかになったので、あんまりまとまってないものの、一応まとめてみました。
かなり大きな謎の部分が解決してきましたが、同時に次なる謎が出てくるのが面白い所です。
物語はおそらくこの7周目か、ラストループになりそうな8周目で完結するのだと思います。
残された時間がそれほどない中で、これらの謎をどういう形で描いていってくれるのかが楽しみですね!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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