忘却バッテリー最新話41話ネタバレ感想!清峰温存も皆がピッチャーを支える優しすぎる展開に!!

こんにちは
くろいとりと申します。
夏の大会が本格的にスタートしてきた
「忘却バッテリー」
前回の高須先輩があまりにも最高過ぎて思わず泣きまくってしまいましたが、今回は笑いあり、ほっこりあり、そして優しさありという感じでやっぱり最高でした(笑)
改めてこの忘却バッテリーという作品がとてつもないバランスで出来上がっている事を感じさせます。
いや、本当にこれ恐ろしいくらいの傑作漫画だと思うなぁ・・。
今回も気になった所をまとめてみたいと思います。
忘却バッテリー最新話41話
安定のおっさんからのスタートとピッチャー問題
高須先輩という最高すぎる先輩キャラにやられまくった前回ですが、ラストに大きな問題がありました。
それは3回戦は清峰葉流火を休ませるという千早の判断。
それによって、誰が変わりに投げるのかという大きな問題が残されていました。
が!!!
今回最初に登場してきたのは、安定の地方大会の3回戦から一人で観に来るようなおっさん(笑)
仕事を休んじまったというおっさんはしっかりと小手指高校と星明学園について解説してくれます。
読者に優しいですね!!
そんなおっさんから見て星明学園は、春はベスト16だったものの上がり調子。
堅実な守備でミスも少ないチーム。
成長過程だった投手も夏には仕上がっているだろうと考えていました。
しかしおっさんにとって本当の目的は、無名中の無名校だったはずの小手指高校。
高校野球フリークのおっさんなだけに清峰と要圭の最強バッテリーの事はもちろん把握済み。
そして藤堂と千早の最強の二遊間の事も押さえていました。
それだけに仕事を休むほどに楽しみにしていたおっさん。
しかしマウンドに上がっていたのは全く知らない地味顔の選手でした。
帝徳戦に備えて
千早が試合前に気にしていたのは球数問題。
1・2回戦も思い切り投げてしまっていただけに、連投する危険性を考えていました。
ちなみにアホになっている元智将は、高校野球のピッチャーは一人で辛くても投げ抜くから感動を呼ぶんじゃないのと超古いイメージを持っていました。
まあそういう方が確かに感動は呼べますが、今どきそんな時代じゃないですもんね。
てか今年の夏実際にそんな問題がニュースになってたよね・・・。
そんなみんなの声に対してマウンドにしがみついてでも投げたいとゴネる清峰。
本当にこの子投げるの大好き過ぎるよな(笑)
千早が心配しているのは星明戦の後の話。
勝ち上がれば4回戦で戦う相手は因縁の帝徳で、しかも3回戦から中2日。
只でさえ勝てる見込みも薄い帝徳と戦う以上、万全の状態でなければ話にならないと考えていました。
おっさんが言っていた通り、星明は守備のチーム。
そこまで良いピッチングでなくても、点を取れればいい勝負が出来るというのが千早の考え。
しかしやはり問題となるのは、じゃあ誰が投げるのか?という事でした。
やたらとアピールしてくる先輩は置いておいて、土屋先輩も無理。
当然打たせて取る形にする以上、藤堂と千早の二遊間を崩せもしない。
ストライクが入れば十分だと考えている所で名乗りを上げてくれたのは、超地味顔の選手でした。
ピッチャーは鈴木さん
小学校の時にピッチャーをやっていたという彼の名前は鈴木さん。
球も遅くてカーブも全然曲がらないというものの、サイドスローでコントロールは安定している彼。
しっかりと描かれる事はなかったですが、彼は一応愛好会の初期メンバーの一人。
帝徳との練習試合の時もしっかりと外野を守ってくれていました。
この頃の外野って佐藤と山田と鈴木というありふれた名字の3人でしたね(笑)
コントロールは大丈夫とはいえ、打たれる事が前提。
藤堂も千早も、打たれても取り返すからお願いしますというスタンスでピッチャーを任せる事に。
初回から大ピンチに
そんな鈴木さんは大緊張の中でのスタートとなります。
緊張している鈴木さんに優しく声をかけるヤマちゃんの笑顔が素敵です。
本当に彼は最高のキャプテンだよなぁ。
とはいえ元々の能力と緊張もあってか、いきなり連打を浴びて大量失点の鈴木さん。
いきなりの4失点、しかも無死1・2塁という最悪の立ち上がり。
ちなみに最高&最高だった高須先輩は9番レフト。
そして出来るオーラが漂っていた津田はピッチャーで4番。
高須先輩が結構ギリギリでスタメンな感じも絶妙に良いですね。
そして打たれまくって更にヤバい状態になっていく鈴木さん。
ヤマちゃんの声も全く届きません。
彼からすれば地獄のような状態ながらも、これ以上の失点は本当に厳しくなってくる所。
しかし最強の二遊間コンビは全く同じ事を考えていました。
それは「声が届かないのであれば、プレイでこじ開ける」という事。
二遊間へと飛んだ打球を藤堂が華麗にキャッチすると、そのボールは流れるように千早へ。
そしてそのままファーストのヤマちゃんに投げられるとあっさりとゲッツー。
その華麗なプレイは敵であるはずの高須先輩もテンションが上がって喜んでしまう程でした。
ヤマちゃん格好良すぎ問題
惚れ惚れするようなプレイに皆が興奮する中で一人冷静だったのがヤマちゃん。
三塁ランナーがオーバーランしている事に気付くと刺せると考えて素早く送球。
タイミング的には完全にアウトで、まさかのトリプルプレー・・・となるかと思いきや、サードの先輩が球を落下させていたため残念ながらならず。
しかしそんなヤマちゃんのプレーには観客のおっさん達も大満足でした。
てか改めてヤマちゃんってあらゆる意味で頼りになりすぎるよなぁ。
身体には恵まれていないし、圧倒的な能力がある訳でもないけど、完全にチームの核になってるし。
清峰以外は傷を抱えているこのチームにとって、ヤマちゃんがいる事ってほとんど奇跡みたいなもんだと、本気で思いますわ。
この子どのチームに行っても絶対成功するんじゃないだろうか。マジで。
土屋先輩も活躍
幻に終わったトリプルプレー。
しかし一気にツーアウトになった事で鈴木さんは大分気が楽に。
とはいえ急にいい球が投げれる訳でもなく、次のバッターにもかなりセンターの深い所まで飛ばされてしまいます。
が、そこで素早く飛び出していたのがセンターの土屋先輩。
その足の速さでボールに追いつこうとしますが、逆にまさかの走りすぎ。
千早に声をかけられて旧ブレーキからの逆方向へのダイビングで何とかキャッチに成功。
土屋先輩も皆で守る精神を強く持っていました。
そして何とか4失点で押さえた鈴木さんに皆が優しく声をかけていきます。
そんな優しい言葉に思わず涙ぐみながらも頑張る気持ちを高めていく鈴木さん。
もうなんだろ、この優しい世界は。
めっちゃ現実的な厳しさを描いたかと思えば、こうやって超優しいチームとしてのみんなを描いたりと、マジでもう最高かよ!!!!
ちなみによく考えたら鈴木さんは2年なのかな。
つっち~~~って呼んでたし。
そして鈴木さんの頑張りに応えようと気合い入りまくりの藤堂と千早。
この二人も最高なんですが、問題はその後。
「藤堂~~~~いいチームじゃないか~~」
と言っていたのはもちろん高須先輩でした(笑)
ダメだこの人・・藤堂の事大好き過ぎる・・・。
まあ編集のコメントも「親鳥の気持ちなんです」だったし仕方ないか(笑)
まとめ
という事で予想外の展開で始まった試合でしたが、いきなりもう最高でした。
清峰を現実的な理由で温存する辺りは非常に現実的な判断でしたし、それによってこれまで描かれていなかった鈴木さんのような脇役にスポットライトが当てられる構成は見事です。
しかもみんな(清峰以外)野球でつまずいているだけに、鈴木さんとか土屋先輩なんかに対して超優しいのね。
そのおかげで物凄くチームが一丸となっていますし、もう既に最高のチームなんじゃなかろうか。
そんなチームの支えとなっているのは間違いなくヤマちゃん。
マジで全山田太郎史上最強の山田太郎なんじゃないだろうか(ドカベンはほぼ未読だけど)
とにかくこの試合がこの後どうなっていくのか最高に楽しみです。
だってまだ高須先輩ただの藤堂ファンとしてしか出番ありませんでしたからね。
しかも得点をどんどん取り返したい所でしょうが、おそらく津田というキャラは良いピッチャーっぽいですし、結構苦戦するんだろうなぁ。
次回もめちゃくちゃ楽しみです!!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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