かぐや様は告らせたい3巻ネタバレ感想!石上と早坂の登場と運命の期末テスト回!!
- 2019.10.25
- かぐや様は告らせたい
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こんにちは
くろいとりと申します。
実写映画も思いの外大ヒットしていた
「かぐや様は告らせたい」
3巻くらいまでくると石上が登場してきたり、早坂も本格的に活躍し始めたりと、面白さが更に加速してきてますね。
それでいてこの頃はまだ恋愛頭脳戦を何とか頑張っているような気もします。この頃は・・・。
そしてこの後に定番となっていく白銀の出来ないシリーズなんかもこの巻から。
物凄いパワーワードが登場してくる期末テストもシリーズ化してましたね。
そんな盛りだくさんの3巻の内容を振り返ってみましょう。
かぐや様は告らせたい3巻
第21話 かぐや様は差されたい
季節の変わり目である梅雨。
そしてこの時期ならではのイベントが相合傘。
梅雨は絶好の相合傘シーズンという事で、白銀とかぐやのどちらも狙っているイベントでした。
恋愛頭脳戦的に言えば相合傘とは、極めて効率的な「牽制行動(マーキング)」
特定の相手と距離を縮める効果だけでなく、周囲にその親密さをアピールする効果があったのです。
という事で相合傘に入る流れである「傘忘れたアピール」をする事になるのですが、白銀もかぐやも相合傘を狙っているため、お互いが傘を忘れたアピールをするという謎の展開に。
当然どちらも本当は折り畳み傘を持っているので、非常に面倒くさい状況になっていきます。
この回でもポイントとなるのは、事前の準備量の差。
この辺りまでくると白銀とかぐやの基本性能の違いもハッキリしてくる訳で、普通にやっていると白銀はかぐやに勝てないという印象が強いですね。
もちろんだからといって上手くいくとは限らないのがこの作品。
某書紀が後半で登場して全部をぶっ壊していくというのもお決まりのパターン。
しかしこの回はその後に綺麗なエンディングを迎えたりしますけどね。
第22話 藤原千花は食べられたい
普段少女漫画を読まないかぐやと藤原。
偶然読むことになったその少女漫画が思っていたよりも過激な内容だった事で、藤原のフェチが明かされる事に。
以前にも描かれていた、かぐやの壊滅的な性知識の欠如が見所にもなっています。
そういう部分については藤原の方が優位に立つ所も面白いところですね。
かぐやがそういう部分においてお子様なばかりに、普通の行動をそういう行動だと勝手に勘違いしていく流れがお見事です。
フランス校との交流会の流れを無駄にしない構成も良いですね。
まあ白銀にしてみればせっかくのチャンスを失ったとも言えますが。
第23話 白銀御行は見せつけたい
これまでにもそこそこポンコツな感じを出していた白銀。
しかしこの出来ないシリーズによって、「こいつ勉強以外は基本ダメな奴だ感」が思い切り膨れ上がっていきました。
身体的能力が低い訳ではなく、ひたすら絶望的に運動センスがない。
出来ない具合が普通にギャグ過ぎて教える役を任される藤原がドン引きするというのも恒例の流れ。
「ジャンプしたまま目を開ける練習」っていうワードは凄まじい(笑)
なんだかんだ結果は出す白銀も偉いですが、シリーズを通して教える事になる藤原は何気に偉い。
第24話 石上優は生き延びたい
これまでにも存在自体は明かされていた会計の石上優が初登場。
ビジュアルが明かされると同時に石上がどういう奴かというのがよく分かる作りなのは流石な所。
何気に周りの事をしっかり見ていたり偶然色々と発見してしまったりと、惜しい所までは行くけど上手くはいかないという感じの石上。
まあ最新巻の辺りを見ていると、この頃はまだまだ暗かったですが(笑)
かぐやとの微妙な距離感も最初から出来ていて、白銀、かぐや、藤原の3人の中に良い感じで入ってきましたね。
第25話 かぐや様は気づかれたい
これまでも地味にコマに写り込む形で登場していたかぐや専属の近侍である早坂愛。
ようやく紹介される事になったこの回ではメインではないものの、物語を動かす役割を担当します。
かぐやのブレーンと言っても良い存在でありながらも、同時に姉のような存在でもある早坂。
彼女がかぐやをそそのかしたりする事で物語が動いていくパターンも今後よく出てきますね。
早坂にネイルしてもらったかぐやが、白銀には気付いて欲しいと思うものの、白銀は白銀で気付いた事を口にしてもいいものかと悩むという、現実でもよくありそうなシチュエーションに。
登場したばかりの石上が、言葉のチョイスミスによって大ダメージを食らうというのも最初の頃のよくあるパターンだったりします。
ラストも最高に「お可愛いこと」な展開なのが良いです。
第26話 白銀御行は働きたい
白銀の恋愛相談回シリーズ。
今回は、この頃はまだ名もない存在だった柏木さんの彼氏に物凄い浅い恋愛相談をされる事に。
「柏木さんと手を繋ぎたい」というノロケでしかないレベルの相談をしてくる柏木さんの彼氏に対して、思い切り誠実に対応する白銀。
しかし残念ながら大した経験値も持っていない白銀は、全く違う方向へと導いていく事に。
白銀の力強い「バイトしようぜ!!」と、「手を繋ぐのにバイトは必須」という物凄い頭の悪そうな発言が笑いを誘います。
こういう至って普通の事に関しては藤原の方がちゃんとした答えを出してくれたりするんですよね。
まあそれだけ白銀とかぐやの恋愛偏差値が低すぎるという事なんでしょうが。
第27話 かぐや様は堪えたい
「かぐやが笑っている所が好き」だという藤原のメイン回。
何気にかぐやが中等部の頃に氷のかぐや姫と呼ばれていた事や、生徒会初期の頃の白銀との関係など、気になる部分をちょっとだけ描いてくれていたりします。
が、本編は超ウルトラくだらない下ネタ回なんですが(笑)
たった4文字のワードだけを使ってかぐやを大爆笑させるというある意味では物凄く上手い作りでもあります。
まあ最高にくだらないんですが、今後もほとんどないような家具やの大爆笑もあってか、とにかく凄まじい勢いのある回となっています。
ちゃんとかぐやが頭の良さを見せたり、オチをかぐやに言わせたりと色々と珍しい作りの回でもあったのかも。
まあ読んでる方もめちゃくちゃ大爆笑でしたけどね。
第28話 かぐや様は入れたい
石上が体育会系の部活に対して怒り狂ったり嫉妬しまくったり、ブレーキを踏めなかったりと、その本領を発揮していく回。
初期の石上の特徴を全て詰め込んだかのような負の感情暴発しまくりの話となっていました。
「幸福こそ一番の課税対象じゃないですか」
この台詞はなんだかシチュエーションさえちゃんとしてれば、物凄い名言なんじゃなかろうか。
喋りすぎて失敗するのも石上のパターンの一つで、油断するとやっちまうのがダメな所。
まあ良い感じにぶっ込むのは白銀には出来ない事なので、役割分担出来ているとも言えそう。
第29話 早坂愛は防ぎたい
ここへ来てようやくの早坂メイン回。
個人的に早坂メインの回はハズレがない気がするかも。(まあかぐや様はハズレほとんどないですけど)
早坂の女スパイ的な行動から始まったこの回。
かぐやのわがままに応える形で密かに行動していた早坂の活躍によって、なんだかんだで白銀が爆睡。
それは予定通りだったものの、眠ってしまった白銀の頭はかぐやの肩に寄りかかってしまいます。
予想外の事態に動けなくなったかぐやのために、早坂は生徒会室に誰も入れないように頑張る事に。
早坂の苦労と、早坂を振り回す藤原との関係なんかが見所ですね。
ギャルモードやメイドモードのように、キャラを使い分けられるのが早坂の強み。
一人で色々と出来る万能キャラですので、個人的にはこの作品で一番幸せになってほしいキャラだったり。
第30話 白銀御行は負けられない
白銀にとって自らの全てを懸けた戦いとも言える期末テスト回。
「嘘である」というパワーワードからの「本気である」という流れは最高過ぎます。
周りを蹴落とそうが何をしようが絶対に勝ちたいという気持ちが生んだワードですが、そのワードが只のギャグとして使われるだけではないのがこの作品の凄い所。
23話でも描かれていたように、白銀は勉強以外に特に強みがありません。
それに対してかぐやは基本的になんでも出来てしまう超人。
唯一の武器である勉学でだけは絶対に負ける訳にはいかないのです。
この辺りの部分はかぐや様の世界において本当に重要な所で、恐ろしい程のプレッシャーを乗り越えて頑張る白銀は素直に格好良いです。
しっかりと「嘘である」というワードをオチに持ってくるのも流石ですね。
まとめ
この辺まで来て本格的にかぐや様の世界が出来上がってきたという印象が強いですね。
この巻から本格的な登場となった石上や早坂もこの先どんどん面白くなっていきますし。
基本はギャグで、時々ラブコメ、そして隠し味程度にシリアス。
そんな感じの比率で進んでいる感じがしますね。この頃は。
4巻になると更に白銀の妹である白銀圭も登場。
出番はそれほど多くはないですが、世界観が広がっていく感じでより面白くなっていきます。
4巻についても今度まとめてみたいと思います。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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