今更ながらサムライ8について語ってみる

今更ながらサムライ8について語ってみる

こんにちは

 

くろいとりと申します。

 

 

ジャンプで連載中の

 

「サムライ8八丸伝」

 

 

連載開始前から大々的に宣伝され、凄まじいくらいに気合いの入ったスタートを切ったサムライ8。

しかしネット上では毎回毎回突っ込みどころが満載である事と設定の意味不明さで、悪い意味でめちゃめちゃ盛り上がってしまっていますよね。

 

長らくジャンプを読んできましたが、何気に原作者の岸本先生の前作である『NARUTO』はほとんど読んでいませんでした。

何となく絵柄が好みではなかった事が理由だと思いますが、ちゃんとした理由なんて特にないかもです。

とはいえ丁度サムライ8が始まる前くらいに最初の数巻くらいを読んだら普通に面白くて、その時ようやく読んでいなかった事を後悔したものです。

 

 

歴史に残るくらいの作品をちゃんと読んでいないのはジャンプっ子としては恥ずかしいんですが、そんな自分でも岸本先生の新連載(作画は大久保彰さんですが)という事で楽しみにはしていました。

しかし初回から読んでいて気になる所があまりにも多すぎて、「おいおい、これは大丈夫なんだろうか・・?」と不安になっていました。

 

もちろん最初から面白いと感じるような作品なんて希にしかないもので、「なんだかおかしい」と考えていたのは自分だけで、そのうち面白く感じるだろうと思ってました。

が、進めば進むほどに気になる所はどんどん増えていき、読んでいてポカンとする事ばかりになっていきました。

 

一応巻頭カラーの辺りまではフォロー出来なくもなかったですが、宇宙に出た辺りからさらにヤバさが加速していったような気がします。

 

一体どの辺りがやばかったのか。

簡単にまとめてみたいと思います。

 

サムライ8の気になる所

 

侍の設定がやばい

 

サムライ8の主人公である八丸。

病弱で機械に繋がれたまま生活をしていた八丸の夢は銀河をかける侍になること。

 

色々あって八丸は1話目に侍になるのですが、その侍の設定が気になる所が多すぎてかなりやばいです。

 

 

侍は武士の上級として武神に選ばれ、サイボーグの体を持つ者。

脊柱に似た「鍵」と呼ばれるメモリーユニットをベースにそれ以外の体のパーツは全てサイボーグ。

ロッカーボールというアイテムと適合した者だけが侍になれて、斬られても死ぬことはなく、特別な魂を腹に宿す。

 

侍にとって大切なのが三位一体。

侍とキーホルダーと姫の三体が一つになってこそ侍の本当の力が発揮される。

 

侍は鍵と呼ばれていて動物型のキーホルダーをつけるのが通例。

キーホルダーは自分の柄骨を持っている侍を主人としてお供となる。

 

柄骨は鍵とキーホルダーを繋げる鎖。

 

侍は守るべき存在があって初めて強くあろうとする。それが侍の「勇」

 

柄骨は侍の腹にある侍魂の形状変化装置になっていて、2つを近づけて念じる事で真剣となる(ライトセーバーみたいな)

 

侍は不死身ではなく、武神に見放されてしまえば終わり。

武神はきまぐれ

侍の死は己で負けを認めた時に武神に見放されて体が散体して死ぬ。

 

心の底で強く「勇」を持たないと死んでしまうので、侍は強くあろうとする。

 

侍にはそれぞれの役目があってそれが侍の「義」

 

侍の技はダウンロードが可能

侍のシステムの諸々は武神不動明王が残したプログラム装置。

 

侍は頭がパカパカ出来る。

 

 

 

・・・・・・・・・と、ざっと侍について書いてみましたが、これでもまだその侍の設定の一部分といった感じでしょうか。

 

まず何を言っているのかさっぱりわかりませんよね。

 

しかもこれらの説明を、漫画の中でかなり分かりづらく、かつテンポも悪く説明していくので、非常に訳がわかりません。

結局何が言いたいのかわからないまま話は打ち切られたり、最後まで聞かなかったり、回りくどく喋りすぎて結局意味がわからなかったり。

 

どんどん設定が出てくるもののほとんどの設定に意味があるのかわからないというか、自分で自分の首を絞めているという感じ。

 

これだけ膨大な設定ですが、逆に言えば語らなくても成立していく作品なんかもありますよね。

しかしサムライ8は悲しい事にこれだけ膨大な説明をしてくれているのに、ほとんど理解出来ないままで進んでいくのが本当に恐ろしいです。

 

キャラクターもやばい

 

主人公となる八丸は生まれてからずっと機械に繋がれていた少年。

そんな不幸としか言いようがない少年が夢だった侍になれた!!

 

というのは物凄く良い始まりだと思います。

事実1話目も圧倒的にテンポが悪い事と無駄な説明を気にしなければ感動的な内容でもありましたから。

 

ですが、そんな八丸。

特に努力をした訳でもないままに侍になれたというのに、父親の言うことは全然聞かず、師匠の話も聞かずと好感度をどんどん下げていきます。

 

何が酷いかと言えば、回りくどい師匠の説明台詞をやたら生意気な主人公が最後まで聞かないという悪循環。

只でさえ訳のわからない設定を中途半端にばかりしてしまう事によって、ひたすら読者を振り落としていくような負の螺旋スタイル。

 

一応物語が進んでその生意気な部分を多少抑えることになりますが、その変わりようも自然な感じではなく、話を聞くようになっただけで、生意気な部分は残っていてと、良い方向に進んだとは言い難いのです。

 

ネットで話題になった部分で言えば、

 

姫(侍が守らなければならない存在)に対して料理のリクエストをしておいた割に、姫が食材を購入している間に一人でご飯を食べている。

しかも自分で「こっそり」と言っているので良い行動であるとは思っていないのは明らか。

 

師匠の金で凄まじく高額な商品を勝手に購入。

金銭感覚がないせいで1700円と1700万円を間違えるというイカれっぷり。

しかもそれは姫へのプレゼントするつもりだった物で、ようは人の金を使って大切な存在にプレゼントするつもりだった。

 

どちらも恐ろしく物語とは関係の浅い部分ですが、主人公の誠実さをただただ失うだけの場面で、一体どういうつもりでこんな話を書いたのか本気で謎です。

 

そしてヤバいのは主人公の八丸だけではありません。

 

師匠ポジションであるダルマ師匠。

前述の通り、この物語の設定の部分が訳わからないのは半分くらいはコイツのせい。

作品を通して分かりづらい表現だとかが多いのですが、彼の話は本当に無駄が多く、言わなくてもいい事、言う必要がない事、言っても意味がわからない事、ただただくどいだけの話・・・などなど罪は重いです。

 

しかもそれだけ喋る割に肝心な所で八丸を叱ったりしないのが気に入らない所です。

主人公に対して甘すぎるんですよね。

大体の師匠ポジションのキャラって厳しかったり、無理めな難題を押し付けてきたり、そんな事をしながらも大事な所はしっかりと押さえておく・・・みたいなのが定番ですよね。

 

しかしダルマ師匠は、修行する→しない。ダウンロードする→しない。八丸がやらかす→甘やかす。

と言った感じで、これで良いのか感が半端じゃないです。

 

 

そしてヒロインとなる姫のアンですが、こちらも大概といった感じ。

 

只でさえ話が回りくどくて意味がわからないというのに、何故かこのキャラは吃音持ち。

もちろんそれは仕方ない事ですし、キャラ付けにもなりますが、どうしてもそうでないといけないような必然性が皆無で、ただひたすらに読みづらさを増してくれています。

 

細かい所を言えば、

 

理想の男の希望は特にない(範囲広い)→主人公がイメチェンする→顔を赤らめてドキドキする

 

実は主人公の中に亡くなった兄(血が繋がっていない)の姿をみていて、勝手に繋がりを感じている。

 

 

大きい所を言えば、

 

侍を生み出すロッカーボール(超貴重で大切なもの。祀られているようなものもあるほど)を管理しなければならないというのに、そのロッカーボールを漬物石代わりに使っていた

 

→そのロッカーボールは当然のように盗まれて悪党の手に。

 

→その悪党によって無理矢理侍にされそうになった人達が死亡

 

→そのロッカーボールが主人公に適合して偶然侍になる。

 

→ちなみに彼女の兄はロッカーボールで侍になろうとしてなれずに死亡。

 

・・・・普通であればロッカーボールを適当に扱えませんよね。

兄が死ぬ原因になったもので、それ自体が不幸を生む可能性が高いというのに。

言ってしまえば何人かが死んだのは彼女のせいだとも言えますし、主人公の父親が捕まったのだって彼女の管理が雑過ぎたから。

 

正直兄のエピソードについては単独では悪くなかったんですが、明らかに後付感が強く、しかもそれまでと矛盾しているとしか思えなかったりと、もがけばもがくほど沈んでいくような感覚でした。

 

 

その他にも何故か2話と3話という早い段階で登場したナナシというキャラクターも、どうしてもそこで描かないといけないような感じでもありません。

その他のキャラクターも主人公を上げるためにだけ存在しているようなキャラだとか、非常に扱いが悪いです。

 

八丸にとっての敵が襲ってきた際に、八丸達の星を守る偉い侍と姫が殺されましたが、その扱いの悪さも笑えるほど酷いです。

星を守る存在という事は最大級に偉いはず(世界観であるとか、殿様がいるとか、どういう世界でどういう人々がどういう生活をしているという説明がないのでわかりませんが)なのに、主人公達はそのまま星を出ていってしまいました。

星の危機なんだから、そんなに急いで出ていく必要もないんじゃないだろうか。

 

などなど、キャラクターに関してもヤバいの一言です。

 

物語の進め方がやばい

 

連載が始まる前にサムライ8がどんな作品になるのかというインタビュー漫画が掲載されていました。(ジャンププラスで)

そこでは、「まず八丸達が宇宙に出ます」と宣言されていました。

 

が、実際に宇宙に出たのはコミックで言えば2巻のラストである15話くらい。

しかもそれまでの内容もどうしても必要とは思えない内容ばかり。

 

修行する→特にしない

敵がやって来る→まだ来ない

どうしても必要とは思えないエピソードを2話目と3話目に描く。

1話目で八丸の父を救う→結局死ぬ

 

だったら説明をもっとカットして、コンパクトにまとめていれば、1巻の間に宇宙に出る事も出来たでしょう。

 

 

そして宇宙に出るのだから、広大な宇宙を感じさせてほしい所ですよね。

 

しかしまずそのサイズ感の部分で失敗しています。

 

まず最初に八丸達の星の広さが描かれていません。

描かれたのは八丸の家と、隣町と城くらいのもの。

 

そんな状態で星に衛星が落ちてくるという規模のデカすぎるイベントが入ってくるのですが、世界観が広がっていないせいで、衛星のサイズ感さえまともに感じられません。

 

星を出るというと格好良いですが、正直やっている事は、最初の村から隣町に出ていくというような感じ。

どうしても地球のようなサイズで考えてしまいますが、おそらくどんなに大きくとも一つの県くらいの大きさしかないんじゃないでしょうか。

 

スタートがそんな感じなので、ようやく宇宙に出たといっても全然盛り上がりません。

宇宙ステーション的な所にまずは到着しますが、そこはこれまでの星と何も変わらないシステム。

通貨も何故か円。

食文化も変わらずで、カツ丼やうどんが普通に存在している。

 

これは確かSFだったはずなのですが、そういう感じが驚くほど一切ありません。

せめて違う国に行ったくらいであれば許せそうですが、これでは本当に隣の町に出て行ったというレベルです。

 

そして散々説明ばかりしていた割に、そういう世界観の部分を何一つ語っていないのが残念な所。

最初に地の文でもいいので、

 

ここが〇〇という星で、人々はどういう生活を送り、〇〇という国があって・・・とか、

この宇宙ステーションには〇〇の設備があり、近くには〇〇という星があり、どういう人達が利用している・・とか、

 

そういう感じの説明が入っているだけで許せる部分は結構あったと思います。

 

 

まあ初めて宇宙に出てきた八丸もアンも特に何の感動もしていないというのもヤバいですけどね。

そういう所で感動したりするのが旅に出る作品の美味しい所だと思うんですが。

 

まあ別の星についてもやはり感動もなければ、最初の星との違いも感じないですし、言語の問題を気にする必要もなければ、未知の生命体を気にする必要もありません。

 

どう考えても一つの星でやっていても全然問題ないとしか言いようがないですね。

 

まとめ

 

という事でサムライ8で気になる部分、ダメな部分、受け入れられない部分などをまとめてみました。

 

まあまとめてみたというよりは、ひたすら思いついた事を書いていっただけですが。

 

そして何が恐ろしいかと言えば、このくらい書いてもまだ書き足りないくらいに気になる所が多すぎる事です。

設定の部分のわかりづらさ、キャラクターの受け入れられなさ、世界観の説明のなさ。

 

今回は書いていませんが、作画も気になる所が多いです。

 

最初の頃よりは大分改善されましたが、読みづらさはかなりのものですからね。

バトルシーンも個人的には迫力を感じないのが残念。

まあその辺は作画担当がどうにか出来る部分でもないのかもしれませんが。

 

 

とにかく問題点が多すぎるサムライ8。

ここから立て直すことが出来るのかは不明です。

集英社側の猛プッシュがありましたし、そう簡単に打ち切られる事もないのかもしれませんし。

 

このままひたすらヤバい状態が続くようであれば、ジャンプ側としては正しい判断をして欲しいですね。

 

毎週理解しようと最低でも3回くらいは読んでいるので、どうにか改善する事を一応祈っております。

 

 

 

今回はここまで。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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