忘却バッテリー最新話42話ネタバレ感想!藤堂が1番打者を選んだ理由が明らかに!?幸福感が半端なすぎる!!

こんにちは
くろいとりと申します。
前回が休載だったので約1ヶ月ぶりとなる
「忘却バッテリー」
藤堂にとって大切な存在である高須先輩がいる星明学園との3回戦が描かれていますが、とにかく読んでいて気持ちが良いです。
高校野球のキラキラとした輝きがとにかくフルパワーで描かれていて、おっさんが読んでるとなんかもう泣いちゃいそうですわ。
1話を通して藤堂の一打席しか描かれていないんですが、とにかく野球の楽しさが伝わってくるという感じでとにかく最高でした。
今回も気になる所をまとめてみたいと思います。
忘却バッテリー最新話42話感想
津田さんはちょっとズレた人
今回は完全なる藤堂の回なのですが、準主役となるのが星明学園のピッチャーの津田さん。
これまでにもちょっとだけ登場していましたが、本格的に登場する事になった今回。
まあ何となく分かってはいたものの、ちょっとズレた感じのキャラクターでした。
久しぶりに再会した堂々に向けた言葉がこちら。
「俺は今日、正々堂々お前に勝ち・・・こち亀の両さんの言葉を教えてやろう」
・・・・・どういう意味??
まあ直接言われた藤堂も理解してないんだから読者が理解出来るはずもありませんが(笑)
同じチームでプレイしていた藤堂もクレバーというかロボットっぽさのある津田さんの事はさっぱり理解出来ていませんでした。
「正直ちょっと苦手だ」と言っちゃってますし。
しかしもちろんどんなタイプの投手かは知っていた藤堂。
1つ上の先輩で打たせて取るタイプ。
そしてそつなくこなすちょっと不思議な人。
しかし4番を打っていたからかそれよりも打撃の印象が強かったのだとか。
とはいえそれは藤堂が知っていた当時の津田さん。
今の津田さんは別人と言える程に投手として成長していました。
忘却バッテリーではお馴染みのおっさんによればこの一年で急激に伸びたとの事で、エースの風格も出てきて来年にはプロも注目するんじゃないかとまで言われる程。
割とテンション高めのキャラクターが多い中でこういう何を考えてるのか分からないキャラって何か好きだわ。
しかもこの後数ページで一気に好感度が上がっていくんですが。
津田さんは努力の人
そんな津田さんの最初の相手は、1番バッターを譲ってもらった藤堂。
共に調子が良いという中で二人の戦いが始まっていきます。
注目となる初球から伸びのあるストレートを投げる津田さんと、初球から思い切り振っていく藤堂。
しかし想定よりも伸びる球に藤堂も少しだけ驚かされていました。
そして2球目も空振りとなってあっという間に追い込まれてしまう事に。
藤堂を相手にいきなり有利なカウントに追い込んだ津田さん。
クールっぽくて何を考えているのか分からない感じでしたが、津田さんも高須先輩と同じ様に藤堂と対戦する事を待ち望んでひたすら努力をしていたのでした。
藤堂が野球を辞めていた間もひたすら努力。
自他共に認める天才である藤堂に離されないように何倍も練習した。
それは後輩の藤堂に負けたくないという強い衝動によるもの。
しかしそんな津田さんの思いも知らずに藤堂は野球を辞めてしまった。
世間は藤堂のような才能ある若者が傷つき、挫折し、そして復活する青春物語を許してしまう。
そんな物語を津田さんはくだらないと一蹴します。
チンピラがちょっと努力したり、ちょっと優しくするだけで褒められる話はよくあるけれど、そんなものよりも目立たずとも真面目で勤勉な者の方がよっぽど素晴らしい。
と、こち亀の両さんも言っていたのだとか(笑)
めっちゃ良いこと言ってると思ったらまさかの両さんの言葉かよ!!!
てかこの言葉を藤堂に教えようとしていたのね。
なんかもう凄く良い人だわ。この人も。
そしてファールで粘る藤堂に決め球を放つ津田さん。
お前の人生を美談にする気はない。
続けた者が一番偉いのだ。
そんな自分の思いを込めたボール。
しかしそんな津田さんの気持ちのこもったボールを思い切り打ち返します。
鋭すぎるバッティングはボールをレフトのフェンスに直撃させる程。
初回での戦いからいきなり努力を才能が打ち破るというのは、悲しいかな忘却バッテリーの物語そのものでもあるんですよね。
こんな才能の塊みたいな藤堂自体が才能の前に敗れているんですから。
よくよく考えると残酷でもあるんですが、最高に現実的でもありますよね。
素直過ぎる藤堂と1番の理由
「流石藤堂」
と自分のチームのエースが打たれたというのに顔が喜んでしまっている高須先輩。
そんな藤堂大好きな高須先輩と同じ様に、藤堂も高須先輩とのやり取りを思い出していました。
かつては1番よりも4番を打ちたいと思っていた藤堂。
4番がバッターの花形だと思っていた上に、実力でも4番を打っていた津田さんに負けてるとは思っていなかったのです。
しかしそんな藤堂に対して、1番の良さを語ってくれたのはやはり高須先輩。
4番はもちろんカッコイイ。
しかし1番もめちゃくちゃカッコイイ。
1番多く打席に立つのが1番打者。
そして誰にも荒らされていないバッターボックスにまず踏み入れる事が出来る。
相手投手は立ち上がりが不安で絶対に押さえたいとドッキドキ。
そこを藤堂が「ドカン」
それは4番並の長打力がある藤堂にしか出来ない最強のプレイスタイル。
という感じの高須先輩の考えをめちゃめちゃ真に受けた藤堂。
もうとにかく素直過ぎるわ、この頃の藤堂は。
そりゃ高須先輩も可愛がりたくなるわな。
何が良いって多分高須先輩もそこまでめちゃめちゃ深く考えての発言じゃなさそうなんですよね。
実際には津田さんが4番を打ってた方が色々とスムーズだという計算があったんじゃないかと思うくらい。
だからこそ藤堂がめっちゃ納得してくれた時にちょっととぼけた顔してますし。
どちらにしても、高須先輩はこれによってチームの和を上手くまとめて、藤堂を納得させて、かつ藤堂に対して素晴らしい先輩である事を見せつける、という3つを同時に成し得たような気がします。
まあ結局何が良いってどっちも可愛いってことですよね(笑)
全員が楽しそう過ぎる問題
フェンス直撃のボールを掴んで2塁へと送球したのは高須先輩。
「コラー藤堂ーちょっとそこらで落ち着きなっせ」
という謎の言い回しをする高須先輩。
全力で走る藤堂は2塁でセーフに。
4番に憧れていた藤堂。
しかし高須先輩が1番打者の楽しさを教えてくれた。
そしてそんな恩人とも言える人の前でしっかりと結果を出した。
相手からすれば本来最悪のスタートになったはず。
しかし津田さんと高須先輩が思っていたのは、
敵に回すとこうもやっかいなのか、という事。
しかも予想以上の藤堂に対して二人共何故か笑顔(特に高須先輩はやばい(笑))
なんかもう皆が野球を楽しみすぎていて、謎の幸福感が作品全体を包み込んでる気さえしましたよ。
野球にまるで興味ないのに、なんだか野球やりたくなってくるレベルです。
もうこの試合の結果とかどうでも良いんじゃないかなぁ。
そしてこの漫画主人公誰だっけ??
・・・・・あ、いいジャンの画面のこの二人だったか(笑)
まとめ
という事でなんだかもうとにかく面白いというよりも、なんだか幸せな気持ちになった今回。
満足度が半端ないです。
試合はまだ始まったばかりですし、その割に実は4点差をつけられて負けている段階。
だけどそんなの関係ないくらいに内容が素晴らしすぎました。
マジでこの漫画好きだわ。
ここから試合がどう動いていくか注目ですが、試合展開以上に、藤堂と高須先輩、津田さんに注目していきたいです!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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