サマータイムレンダ最新話93話ネタバレ感想!ハイネは波稲?物語は遂に始まりの場所へ!!

こんにちは
くろいとりと申します
影との戦いが大詰めを迎えつつある
「サマータイムレンダ」
前回は少し前に描かれたジャンプ本誌出張版の前半部分に新たな物語付け加える事で、出張版の内容が補完される形となっていました。
そして今回は本誌出張版の後半部分とその後に続く物語が描かれる事に。
繋げ方があまりにも上手すぎる為、むしろこの前後編があってそこから出張版を切り出したと言っても疑わないでしょうね。
前回も言いましたが、漫画としての作りがとにかく上手すぎてびっくりしちゃいます。
とはいえ前半部分はほぼ変化がないので、出張版のその後の部分の中から気になる所をまとめてみたいと思います。
サマータイムレンダ最新話93話
ラブコメ展開から一転
前回は本誌出張版の前半部分で終了したという事で、今回は影になってしまっていた人渕先生に襲われた子供達を慎平と潮が助ける部分となっています。
まあその辺りについては変更ありませんでした。
そして本誌出張版では助けた子供達に、慎平と潮が「夫婦みたいだ」とからかわれるというちょっとだけほんわかした感じで終わっていました。
本編でもそれほどないラブコメ展開で、かなり明るい展開にも見えましたよね。
当たり前ですが、本誌出張版は始めてサマータイムレンダを読む方向けに作られた構成で、本編の持つじっとりとした重さみたいなものを隠していた感じなんです。
そのため子供達と別れる所までは明るい雰囲気ではあった慎平と潮は、別れた瞬間に元の真剣な表情へと戻っていきます。
直前までラブコメっぽくやっていたのも、子供達を不安にさせないために気を使っていたという部分が大きいのかもしれません。
まあそこまで考えてしまうと悲しいですけど・・・。
実際に子供達からすれば本物の人渕先生が殺されているという事を知らされても信じようがないでしょう。
わざわざ無垢な少年少女を怖がらせる必要は全くないですし。
ハイネは波稲?潮の中に何かいる!!?
そして慎平と潮は影となった人渕先生が殺していた被害者を発見。
潮が遺体の情報を読んでみると、その被害者は34才の女性で、この島の人ではない大阪に住む観光客。
人形のシミが残っていないことから、その観光客はハイネのエサとして運ばれたのだと考えられます。
ハイネは昨日の戦いで大きなダメージを負っていたため、いつもよりも人を食べているのだと慎平は想像します。
しかしその瞬間、腕時計に姿を変えている潮がいつもとは違う口調で声が聞こえてきます。
「阿呆め・・・いくら他人を食べても治らんのに・・・・」
「小早川しおりも、波稲も・・・・・もうオリジナルはこの世におらんのやからな・・・・」
そんな風に突如人が変わったかのように語りだした潮。
完全に別人が喋っている感じとなっています。
おそらく元々の記憶(最初の影??)の人格が喋っているという感じなのでしょう。
気になるのは、この言葉を喋っているのがハイネの記憶の部分でさえない所です。
ハイネ=波稲という名前のようで、これを知っているというのはおそらくこの島に流れ着いたというヒルコ様(巨大な鯨)なんじゃないかと思います。
そのヒルコ様が最初に島の少女をプリントしてその少女の形になった。
そしてその少女こそが波稲で、後にハイネと呼ばれるようになっていった。
と、そんな感じなのだと思われますが、ここへ来て何故潮の中でその人格が目覚めていったのかが気になります。
ヒルコ様だとするとサマータイムレンダのラスボスとも考えられる存在ですし、そのラスボスの人格というか記憶みたいなものが潮の中に残っているというのは非常に危険な気がします。
今後もおそらく潮の中で目覚める時が来るでしょうし、その時に潮の体を奪ったりするような展開が待っているのかもしれません。
そしてそうなったら結構ヤバい事になってしまいそう・・・・。
状況報告
突然の潮の異変。
しかし流石の慎平もそれを明らかな異変とは捉えていない様子。
その後慎平と潮は別行動していた南雲先生のチームと合流。
状況を報告する事になりますが、結果はそれほど芳しいものではありませんでした。
結局倒せた影は、人渕先生とその息子の影2体だけ。
南雲先生チームが向かっていた子垣内家にはシミだけが残されていて、朱鷺子のロズとギルを使って追跡しても発見には至らず。
その後は体育館で倒した影たちのオリジナルの家を調べる事になりますが、そちらも全てもぬけの殻。
どの家族も旅行や出張など、姿を消す為の理由を周囲に話していた事で騒ぎにさえなっていない状況。
元々影が駆除された場合に備えて先手を打っているという事で、それは翌日に控えた夏祭りを滞りなく開催するためだろうと南雲先生は考えていました。
夏祭りを中止させる!?
当然ながら敵の方から襲ってくる様子はなく、完全に隠れてシッポを見せない状況。
しかし逆に言えば全て翌日の夏祭りに備えているという事。
そのためどうにか祭りを中止出来ないかと考える潮。
花火の火薬で会場を爆破する・・・という物騒な案を出すも当然却下。
テロまがいのやり方で騒ぎを起こしてしまえば二次被害も出てしまうのに加えて、影サイドがどういう動きをしてくるかが読めなくなるのが痛い所。
しかしながら慎平も中止するのには賛成だと語ります。
そしてそのためには「あの人」に会うしかないと、慎平は遂にあの場所へと向かう事に。
辿り着いた始まりの場所
サマータイムレンダの1話目で、潮の死に不信感を覚えた慎平。
死んだ潮とそっくりの姿の人間を見ていたことなんかで澪も弱っていた事もあり、慎平は影の病についてヒルコ様(日都神社の愛称)へと向かう事に。
しかしそこに向かった事がきっかけとなり、慎平は影ミオによって殺される事になりました。
つまりこの物語で慎平は最初から日都神社を目指していたのです。
そこにいるはずの「あの人」に会うために。
そしてその「あの人」とはもちろん宮司の雁切真砂人。
サマータイムレンダのストーリーの中でもずっと怪しいと言われ続けていた黒幕候補。
シデの中身である可能性もずっと考えられていましたね。
そんな最高に怪しい存在である雁切さんと日都神社で遂に対面した慎平。
これまで慎平の口から雁切さんを怪しむような発言はほぼなかっただけに、ここでどんな会話が繰り広げられるのかは非常に興味深い所です。
果たして雁切さんは予想通りに敵側の人間なのか、それとも影を巡る戦いにおいて関係ない人間なのか。
まあ慎平が全ての始まりとまで言った上でやってきたこの場所ですし、雁切さんが何も関係ないという事だけはないでしょう。
しかし今回、意図的に雁切さんの手がはっきりと描かれているカットがあります。
前回シデの中の人が包帯を巻かれている描写があったのですが、この場面では包帯が巻かれているという事はありませんでした。
あえてそう描く事でシデの中の人とは別人だとアピールしているような気がしましたね。
とはいえシデ自体の秘密がはっきりとしていないので、それだけの理由でシロだとは言えません。
日都神社での慎平とのやり取りの中で彼がどういう立ち位置の人間なのかがハッキリする事を期待したいですね。
まとめ
という事で、本誌出張版の後半部分から素晴らしく自然な流れで、物語の核心へと迫ってきていた今回。
1話目に繋がるような演出には思わず鳥肌が立ってしまいましたね。
そしてそれだけに、色々な真実が明らかになっていくのも近いのだという事が考えられます。
ラストも近いんだろうと考えちゃいますが、慎平が順調に生き続けている事でループにも余裕が生まれているのも気になる所です。
全く思いも寄らない所で慎平が死ぬような展開も考えられるだけに、ここからどういう風に物語が進んでいくのか非常に楽しみでもありますね!
今回はここまで
最後までお読み頂きありがとうございました!
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