ワールドトリガー最新話188話189話ネタバレ感想!激戦の果てにヒュースが千佳に残したものとは!!?

こんにちは
くろいとりと申します。
B級ランク戦最終戦が続く
「ワールドトリガー」
いや、もう一つ言わせてください!!
面白すぎるでしょ!!!
これでもかってくらいに集団戦の面白さを描いているのは毎回の事ですが、今回はマジでどうなるかも分からない展開で、ワクワクしながらもハラハラして、そして読み終わった時には
ああ、そういうことか・・・
って思えるという。
凄まじすぎるでしょ。
マジでこれほどまでに集団戦を上手く描ける漫画家さんなんていないでしょ!!
本当に凄いとしか言いようがありませんわ。
という事で気になる所をまとめてみたいと思います。
ワールドトリガー最新話188話「ヒュース⑨」
玉狛第二の劣勢は続く
前回ラスト、メテオラを使ってヒュース包囲網を直接狙おうとしたものの、弓場隊狙撃手の外岡にメテオラを直接撃ち落とされてしまった千佳。
ギリギリの所で千佳のシールドで遊真と共に無事。
しかし何故か千佳は上手く行かなかったメテオラを自分の責任だと感じて落ち込みます。
すぐさま修がフォローを入れるも、その表情は曇ったまま。
当然玉狛としては外岡を何とかしたい所。
しかし流石にあの状況では居場所がわからない状態。
慎重派な外岡を遊真に捜させたとしても、簡単に見つけられなければ完全に無駄。
仕方なく3人はセットでヒュースの元へと向かう事に。
という感じで、完全に劣勢な上に打つ手がない状態が続いています。
この時点でヒュースには何とかしてもらうしかない状態となってしまいました。
ヒュース包囲網の膠着状態
ヒュースを囲む生駒隊などにも、千佳のメテオラの情報が共有されます。
栞ちゃんからその情報を知らされたヒュースは、自分の考えが甘かったと反省。
こういう所で反省出来るのが偉いですよね。
まあ逆に言えば冷静に見えて結構焦っていたとも言えるでしょうけれど。
そしてヒュースを囲む乱戦はどう考えても内側にいる方が不利。
解説陣もここまで耐えているヒュースを評価しますが、片足まで失った事でかなり厳しくなったと判断します。
防御に手一杯で反撃する隙がないと。
しかし小南先輩によれば、一応付け入る隙はあるとの事。
それはやはり、囲んでいる側も敵同士であるという点です。
ヒュースがこのまま落ちれば、生駒隊が3人、弓場隊は2人という事で、生駒隊が有利。
なので弓場隊としてはこの状況でヒュースに落ちてほしくもない感じ。
しかし一方二宮隊の犬飼は二宮達が来るまで現状維持でも問題なし。
ヒュースを削っている間は良いとしても、いざトドメを刺す所まで来ると、落とした後にどうするかを考えないといけないという非常に微妙な状況なんですね。
とはいえ解説の王子はそういう損得勘定が働いていても、それによってヒュースを取り逃がす程B級上位は甘くないと断言します。
改めてこういう部分でどんどんB級の凄さが伝わってきますね。
マジでこれより上のA級って恐ろしいんだよなぁ・・・。
そのうちA級ランク戦みたいなの見てみたいな。
エスクードと通常弾の合わせ技
そんな感じで、もはやどの隊の誰がヒュースを落とすのかが問題となっている中でも、諦める事なく孤軍奮闘するヒュース。
自分の周りにエスクードを発動。
そして自分の真上にキューブを展開。
からの全方位への射撃。
という新技を披露してくれます。
これだけでも格好良いわぁと思っちゃうんですが、流石に問題なく回避して、しかも冷静に対応する各隊員達。
この局面全体を遠目からコントロールしているのは生駒隊の水上と犬飼。
足が削られている状態のヒュースを足止めする事で逃してはくれません。
普通だったら慌てそうな局面でも冷静に対応するB級上位、マジで恐ろしいです。
よく考えたらこれまで良くこのレベルの奴らに勝って来たな・・・・。
隠し玉の件を喋っちゃう小南先輩
そしてどうしても脱出出来ないヒュースに何故かやきもきしていたのは小南先輩。
解説にいるというのを忘れたのか、隠し玉の件をぶつぶつと一人で喋り始めてしまいます。
この場面、ハラハラからのぶつぶつ、そして言っちゃったと思って口をムギュっとする小南先輩が全部可愛いです(笑)
その後の
「知らない、言わない、教えない!」の3段活用も良きです。
ちなみに観客席で烏丸と一つ空けた隣に座っていた木虎(隣に座れないのが木虎らしい)は、隠し玉の話をしていました。
通常弾だと思わせての変化弾。
それについて烏丸は、「ヒュースはけっこう器用。那須さん程ではないが、弾道を毎回きっちり引ける」と評価。
それだけに分かっていなければ一発目は必ず刺さるだろうと。
ってかヒュースのレベルで「けっこう器用」なんだと思っちゃいました。
もしかして玉狛第一でバランスの取れた性能の烏丸ってもっと「ド器用」なのかもしれませんね。
とはいえ、隠し玉の件は犬飼にはバレているため、犬飼はめちゃめちゃ余裕。
むしろ最後まで使わないのかと気にしているくらいでした。
弓場隊の戦闘スタイルと二宮
烏丸によれば、弓場隊の今の戦い方は二宮の両攻撃戦法を2人で分担しているような感じ。
ヒュースはにのまるの力を借りて二宮さん対策をしていた事でなんとか凌げていたようです。
こういう地味に練習の成果が出ているという描写も流石です。
これだけ生存できている理由にもなりますからね。
対する生駒隊は、南沢の踏み込みと、それをフォローする水上。
そしてイコさんが旋空孤月でトドメを狙うスタイルでした。
足エスクードでカタパルト
そこで正にイコさんが旋空孤月を発動。
それに対してヒュースはエスクードを足で発動。
しかしエスクードが出てきたのはヒュースの周りではなく、イコさんの足元から。
それによってイコさんを空中へと打ち上げてしまいます。
実況の桜子はそれを「エスクード発射台(カタパルト)」と名付けます。マジで解説上手!
そしてイコさんを空中へ打ち上げた事で待ち望んだチャンスが生まれます。思わず解説の小南先輩が「チャンス」って叫んじゃう程です。
この局面での選択はイコさんを落とすか、離脱を狙うかの2択。
当然ヒュースは囲みを抜けることを選び、エスクードに足を乗せるも、空中にいるイコさんの動きを見て、ラウンド6で遊真が旋空孤月で真っ二つにされた事を思い出します。
そして脱出の動きをそのまま強引に避ける動きに切り替えます。
その瞬間、空中から放たれたイコさんの旋空孤月。
嵐山隊の佐鳥が思わず「アクロバティック生駒旋空」と叫んでしまう程に芸術的な一撃です。
着地は大失敗しますが、それによってヒュースは残っていた右足まで失う事に。
最後はカッコつかないもののやはり魅せてくれますね。イコさんは。
ヒュースの狙いは?
ヒュースが絶体絶命ながらも、今の一瞬のやり取りを冷静に見ていた烏丸、犬飼、そして解説の王子。
ポイントとなったのは、ヒュースが足を乗せたエスクードの角度。
ヒュースはそれによって大ジャンプをしようとしていたんですね。
そしてその大ジャンプで跳んだ先にいるのは、二宮!!
ヒュースはこの大ピンチの状況でも、自分の力を一番効果的に使おうとしていたのです。
分かっていても避けるのは難しい変化弾を、この戦いで一番厄介な相手に当てるという。
こんな事をこの状況で考えられるというのが、ヒュースの底知れない強さを感じとれる部分ですよね。
前回の自分を囮にしたメテオラ作戦や、エスクードの使い方など、信じられないくらいに様々な応用力を見せていますが、それが簡単には通じないというのも、各隊員達の強さも感じて、まあとにかくみんな凄いってことですよね!!
という事で、そんなやりとりが繰り広げられながらも、各隊員はそれぞれに落ち着いて行動を続けていました。
この時点で流石にトリオン強者のヒュースにもトリオン漏出甚大という警告がされていました。
ワールドトリガー最新話189話「雨取千佳⑧」
冷静な二宮隊
いよいよヒュースの最期が近いという状況でも、落ち着いていたのは二宮隊。
犬飼から現状を聞きながらも、特に慌てることもありません。
一応玉狛の3人が狙ってくる可能性と、外岡に狙われる可能性を考え、辻と二宮はバックワームを起動するのでした。
当然ながら二宮隊は暫定トップですし、焦った感じもないですよね。
どうしても得点が必要でもありませんし、勝手に潰しあえば結局自分達が勝つだろうと考えているんでしょうね。
ヒュースを仕留めるのは?
打つ手も無さそうな状況で、注目されていたのはヒュースを誰が仕留めるかという事。
解説上手の王子は、それは生駒隊だと判断します。
弓場隊がヒュースを生駒隊に獲らせて、その隙を狙うはずだろうと。
小南先輩は弓場さんのイメージから、そんな遠回しな手を使うのかと疑問に感じますが、王子はそれを弓場さんのやり方ではなく、神田さんのやり方なのだと説明するのでした。
こういうさり気なく神田さんの株を上げるような描写とかマジで上手すぎませんか?葦原先生!
誰の株も下げずに上げ続けるこの展開はマジで凄すぎるとしか言いようがない。
キャラクターを本当に大事にしてくれているんだと思いますし、キャラクターが本当に作中で生きているからこそこういう描写になるんだと思います。
足エスクードの応用性の高さ
そんなかつての弓場隊の事をよく知る王子の考え通りに、帯島ちゃんがヒュースを動かそうとしていました。
しかしその瞬間、ヒュースはまたしても足でエスクードを発動。
どこに来るのかと警戒する帯島ちゃんでしたが、今度エスクードで狙ったのは近くにあった車。
エスクードでその車を吹き飛ばして帯島ちゃんと弓場さんの二人を一気に攻撃するのでした。
今回だけでどれだけエスクードの使い方の幅を広げてくれるんだよと、本当に驚いてしまいます。
ちなみに帯島ちゃんは車に直撃しちゃいますが、弓場さんは当たりながらもクルリと回って無問題。
この辺は経験値の差が出たという感じでしょうか。
そしてもちろんこれは攻撃ではなく、隙を作るためのもの。
トリオン体は打撃にめちゃめちゃ強いイメージですから車に当てられてもダメージはないですからね。
しかしそれによって弓場隊の連携は崩れ、ヒュースとすればチャンスに。
とはいえ、それによって生まれた隙は犬飼がちゃんと埋めてプレッシャーをかけてきます。
本当にこういう部分が犬飼の犬飼らしい動きで、有能さが伝わりますね。
隠し玉の最後の使い所
弓場隊の連携を崩せた事で、目の前にはイコさんと南沢、そして少し距離がある位置に犬飼という状況。
そこでイコさんは再び旋空孤月を発動。
それを潰そうと弾で攻撃を仕掛けるヒュース。
しかしイコさんの旋空孤月はフェイク。
冷静に両防御でガードしようとしてきます。
普通であればイコさんにしてやられた・・・・という展開になるはず。
しかしそこで誰よりも先に「・・・・ここ!!」と叫ぶ小南先輩。
その小南先輩の叫びと共に、イコさんの目の前でヒュースの放った弾が変化!
イコさんのガードを回り込むようにしてヒットしていきます。
小南先輩も思わずガッツポーズ(笑)
しかしやられながらもイコさんは南沢にヒュースのトドメを任せます。
が、イコさんを撃破した変化弾は弾道を那須さんの如く引いていたため、ヒュースを狙った南沢をめがけて飛んできます。
すでにヒュースに飛びかかっている南沢は焦りながらもシールドを1枚出します。
が、その瞬間、南沢を守るように2枚のシールドが発生。
シールドを発生させたのはもちろん水上。
将棋好きなだけに「やっとこさ、詰みやな」と格好良く決めてくれます。
そしてトドメの一撃を放ったのはシールドで守られた南沢。
まさか南沢がヒュースにトドメを刺すなんて・・・。
こんな展開を予想出来た人は誰もいないんじゃなかろうか。
乱戦の終わり
そしてイコさんとヒュースがベイルアウトした事で、しばらく続いていた乱戦に終わりが告げられます。
当然有利なのは弓場隊。
イコさんがいてこその有利な状況だったのに、イコさんを落とされたのが痛かったです。
ヒュースにトドメを刺す為に動いた南沢と水上をそれぞれ帯島ちゃんと弓場さんが狙います。
帯島ちゃんと南沢の方であれば、良い勝負というか南沢が有利くらいでしょう。
が、水上が弓場さんとマッチアップするのはほぼ不可能でしょうね。
しかも当然犬飼も水上を狙っている状況。
残念ながらこれも「詰んだ」という感じでしたね。
戦況のコントロールと得点状況
弓場さんと犬飼の二人に狙われた水上。
ほぼ同時に攻撃を食らうも、そこはやはり早撃ちの弓場さんという事で、得点は弓場隊のものに。
3人が一気に落ちて玉狛、生駒隊、弓場隊がそれぞれ1点を獲得。
二宮隊は無得点ですが、イコさんとヒュースという2人のエースが消え、4人編成の生駒隊が2人に減ったという状況ですし、正直一つも不満はなさそうです。
二宮に任さられた通りに、ヒュースを囲む乱戦の具合をコントロールしていた犬飼。
ヒュースの隠し玉は犬飼が予想していた通り。
とはいえ切れ味の鋭さは予想以上だったとの事。
後は合流まで死なないようにしようと考えていました。
わざわざこんな事を口にしたという事は、次に犬飼が合流出来ずに死ぬフラグかもしれませんが(笑)
あと生駒隊の隠岐は全然仕事してないけど大丈夫かな・・。
ヒュース最後の仕事
あれだけ劣勢に追い込まれながらも1点は獲得したヒュース。
最低限やれることはやったという自己評価ですが、最後にもうひとつやることがあるのだそう。
当然ヒュースが落とされたのを知った修達。
かなり厳しい状況に追い込まれた感もありますが、遊真は「まあしかたないな」と結構軽い感じ。
こんな反応するからには、久しぶりにヒュースの分まで大暴れしてくれるような気もします。
しかしそんな遊真とは違い、暗い表情だったのが千佳。
ヒュースが落とされた事で思い切りショックを受けていました。
ランク戦4戦目と同じく、自分の責任だと思いこんでどんどん暗くなっていく千佳。
しかしそこでヒュースが千佳に通信を入れます。
「訓練通り撃たせてやれなくて悪い」
と、あれだけ凄い頑張りを見せながらも謝罪から入るヒュース。
マジでこういう所は凄いです。
しかしその後に続く言葉がヒュースにとっての最後の仕事。
「オレは死んだ」
そう事実を語るヒュース。
その言葉で、千佳はヒュースに言われた言葉を思い出します。
「実際の戦場では千佳が敵を撃たなければ遊真や修が死ぬ場合もある」
まさに今回そういう状況になってしまった訳で、千佳は「またわたしのせいで・・・・」と押しつぶされそうになってしまいます。
が、当然それだけでは終わりません。
続くヒュースの言葉は、
「だから千佳。遊真と修をたのむ。オレの代わりに」
というもの。
いや~~~~熱いわ!!!
予定通りに戦えなかった最終戦。
しかしヒュースは最後の役割として、優しく優しく千佳の背中を押して上げる。
そして残されたのはオリジナルの玉狛第二の3人。
このメンバーで千佳が撃てるようになって勝つんでしょ!!!
そりゃ熱いわ!!!!
こういう流れを見ると、ヒュースの役割ってこれだったんだと思いますよね。
玉狛第二に足りないものというのは、ヒュースの存在なのではなく、千佳が撃てるようになる事なのだと。
事実として最後の千佳の表情は少しだけ明るく見えますし、この言葉がきっかけとなっていくのは間違いないでしょう。
本当はずっと仲間でいて欲しいヒュースですが、こう考えると共闘するのがこれで最後でもおかしくない気さえします。
そして最後のカットは、私服で試合を見守る出水というのも素晴らしいです。
ワールドトリガー最新話188話189話ネタバレ感想まとめ
という事で、とにかく凄まじすぎる密度で話が進んでいった今回。
面白すぎるという言葉では足りないくらいに面白いです。
何時死んでもおかしくないような状況だったヒュースをしっかりと描く事で、千佳に思いを託した効果も強まりますし、本当に上手い構成だと思いました。
マジでこんな集団戦を描けるのは葦原先生以外にはいないでしょ!!
とにかく大興奮だった今回。
最高&最高&最高でした!!!
きっと次回も最高でしょう(笑)
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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