今更ながらサムライ8について語ってみる その② 23話~25話の気になる所

こんにちは
くろいとりと申します
どう考えても訳のわからない展開が続いている
「サムライ8八丸伝」
少し前の22話くらいの段階で色々とこの作品の気になる所や問題点をまとめてみました。
あれからしばらく経ちましたが、一向に面白くなっていかない・・・・というよりは、ひたすらに悪化の一途を辿っているとしか言いようがない状態が続いています。
毎週のように不思議な事や納得出来ない事が起きている・・・のではなく、毎週確実におかしな事が起きている!!と言えてしまうのが本当に恐ろしい所です。
一応面白くなる事を期待して毎週読んでいますが、このままでは本当にヤバいでしょうね。
ネットでも自分が見ている限り、圧倒的に賛否の否ばかりですし。
そしてそのネットでの意見も全部その通りだなぁとしか思えないんですよね。
とりあえず23話以降でどの辺りがやばかったかをまとめてみたいと思います。
ここがやばいよ「サムライ8」
23話
23話は、バトルロイヤルの最中に「黙」の侍と戦い勝利した八丸が、そのまま破竹の勢いで勝利を続けて最後の一人の座をかけて竜と戦う所までとなっています。
しかしながらこの回も凄まじい程の問題発言とおかしな展開のオンパレード。
意味深な「黙」の侍に勝利したものの、彼は去り際に、
侍は姫の祈りによって強くなるという事と、だからこそ姫がまず狙われる
という事を八丸に教えてくれます。
しかし、そんな八丸は、
「・・・姫を!姫を失った侍はどうなるの?」
と尋ねました。
・・・・・・えっ???
それを言うなら「侍を失ったら姫はどうなるの?」ではないでしょうか。
これだと、姫の事ではなく自分の事を第一に考えているようにしか聞こえませんよね?
もしもその返事が「別に姫を失っても大した事ないよ」というものだったら、こいつ安心しちゃうんじゃないだろうか・・・・。
もちろんこの後にも色々と会話をしてますので、この部分だけを切り取るのもなんですけど、やばい事にはまちがいないです。
ちなみに「護りたい人を護れないなら死んだも同じ」と強く宣言したその直後に、自分のホルダーの早太郎にアンに何かあったら知らせてくれ、と任せているのも微妙な所。
・・・・ちなみにこの後から最新話までの間で特に早太郎がアンのピンチを救うシーンは出ていません・・・。
そして八丸が宇宙に出てきてから特に過剰になっているのが、恐ろしいくらいの「八丸上げ」です。
八丸が大した事をした訳でもなく、例えばちょっと頭を下げただけでも、皆が八丸を褒めてくれます。
これがまた超気持ち悪いんですよね。
読者からしたら「えっ、なんで褒めてんの!?気持ち悪っ!!」ってしか思えません。
そしてこの回でのもう1つの超大きな問題の台詞が、
「実践を繰り返して分かってきた。実践もゲームと同じだ!」
というもの。
八丸は元々病弱でまともに動くことも出来ずにずっと過ごしてきました。
そんな彼の楽しみはネットでゲームをすることだけ。
だからこそ彼はゲームの腕だけは凄まじいものになっていたのです。
とはいえ!!!
普通バトル漫画の主人公がこんな台詞言いますかね??
こんな台詞を言ってしまうという事は、この世界ではゲーマーが侍になればそれで良い、という事ですからね。
かなりの実力者だという「黙」の侍自身が場数は自分以上であると認めていましたので、ゲームをやっているだけで場数が稼げるシステムのようです。
例えば互角の戦いをしている中で、ゲームをプレイしていた事がヒントとなって相手に勝つ・・・みたいな展開だったらまだ許せますよね。
しかし、最初っからゲームやってたからめちゃめちゃ強いって、友情・努力・勝利が売りの週刊少年ジャンプでやってていいものなんでしょうか?
病弱な体はたしかに可哀想ですが、ただゲームやってただけで侍になれて、ゲームやってたから強いってご都合主義の極みみたいなもんじゃないですか。
「そういやオレ、半人前の侍だけど・・・根っからの最強ゲーマーだもんな!」
・・・・・はぁ!?💢💢
何なんだコイツ・・・・としかマジで思えませんよね。
24話
バトルロイヤルの最後に戦う相手は、訓練でボコボコに負けまくった竜。
実力者である彼に八丸が再び挑むことに。
という感じが24話なのですが、この回も酷い展開としか言いようがありませんでした。
八丸は訓練時に竜にボロ負けしましたが、その時は三身一体の2つである早太郎と姫であるアンの力を借りずに戦いました。
当然今回はリベンジマッチという事で、同じ条件で戦うのが普通ですよね。
っていうかそれでこそ成長を感じられるはず。
しかし、
「オレは完璧でも何でも無い。アンと早太郎の3人1組でやっと1人前になれる!」
という八丸の言葉に、何の違和感も感じずむしろ嬉しそうな早太郎とアン。
ええぇぇぇ・・・・。
それで良いのかよ・・・・。
しかも相変わらず無駄な八丸上げが酷く、3対1で戦う事を宣言した八丸に対して、竜は何故か「お前やっぱりいい奴だな」と応えます。
・・・・意味が分からなすぎる・・・・。
当然ながらダルマ師匠もそれを一切咎めないのが駄目師匠たる所ですね。
そんな完全なるハンデ戦としか言いようがない状態で始まった二人の戦い。
侍魂を変化させたりと、色々な工夫によって強さを見せる竜。
それに対する八丸は、
前回の話で散々自慢していたゲームでの経験値の描写がない。
完全に竜の一撃が決まる所を早太郎がかばう。
逆転の一撃は隠していた仕込み刀によるもの。
しかもその一撃を決められたのも早太郎が助けてくれたから。
という、うーーーん・・・としか思えない戦いっぷり。
設定としてもやはり不思議で、仕込み刀はただの武器であって、侍が使う侍魂による武器ではないんですよね。
しかしそれでも普通にダメージが入るという侍のボディのふにゃふにゃ具合も気になってしまいます。
そしてこれで勝ってめちゃめちゃ嬉しそうな八丸と、満足気な師匠。
別にどうしても勝たないとならない相手でもない状況で、なんでこんな戦い方してるのか本当に意味がわかりません。
25話
25話はバトルロイヤルの主催者が到着し、八丸と共に行動していた骨河が裏切り者だったという事が発覚する所まで。
しかし相変わらずここも相当酷かったです。
まず全体的にこの回はとにかく場面転換が酷すぎます。
読者をちょっとだけ騙すような構成になっているんですが、それが凄まじくわかりづらくなっていて、ただただ読みづらくしているだけという印象。
最後に骨河が裏切るという所を大きな見せ場にしたかったんでしょうが、特に意味もないですし、なんなら骨河が裏切ったという事でさえ意外でも何でも無いというのが恐ろしい所です。
骨河の裏切り問題も凄まじく「・・・はぁ・・・そうですかぁ・・」感が強いのですが、やはり酷いのは八丸の言動です。
そもそもにしてこの回辺りから、名前も出ずにやられていた侍達がやたらと話に入ってくるのが気持ち悪いんですが、それらを圧倒するのが八丸の凄い所。
バトルロイヤルの主催者こそが、求めている「鍵の侍」なのだと信じてここまでやってきた八丸。
しかしやってきたのは、どう見ても悪人顔の大男。
八丸はまともに話す事もなく、「仲間になってほしい」と口にします。
渋る主催者の男に対して八丸は、
「オレがアナタに勝って貰う10億(賞金)でアナタを雇います!」
と、誰に断ることもなくそんなことを言ってしまいます。
ええぇぇぇ・・・・。
そもそもこの星にやって来る理由の1つが金欠の問題を何とかしようとしてのはずだったじゃん・・・。
そして更に言えば八丸が無駄遣いをしようとしたのが問題なんじゃん・・・。
それなのに誰にも相談せずに勝手に決めるのはおかしいじゃん・・・・。
そもそもそんな重要な仲間が金で繋がるって駄目じゃん・・・・・。
という感じで、流石に自分本位過ぎて酷いです。
しかもそんな行動を誰も止めないのがヤバい。
流石に師匠は怪しいと感じて調べるんですが、それもまた色々と別な所が気になってしまいます。
そもそも竜と骨河の事、調べたんでしょうか?
調べたらもっと色んな事がスムーズに進んだと思うんだけど・・・。
そして、解析のAIは非常に優秀なようで、主催者が弁形という名前である事や、出身星、流派、指名手配中である事、通称、箱の鍵の確率、などが一瞬で分かります。
まあそもそもバトルロイヤルの星の名前が「見下星」というバトルロイヤルのために名付けたようなダッサイ名前なのに、弁形の星の名前は「惑星O-06」とかやる気なさそうな名前。
そして「鬼族」という設定も出してきますが、じゃあ八丸達が「何族」なのかは分かっていません。
銀河球連邦という組織は以前も出ていましたが、詳しい説明は相変わらず無し。
さらに笑ってしまうのが箱の鍵である確率。
「箱の鍵の確率1%。箱の鍵ではありません」
えっ、どういう事。
可能性が1%ある事にもびっくりですが、1%あるのに箱の鍵ではないと断言してしまうのは何故なの????
禅問答なのかな???
もうさっぱり意味が分からず困惑するしかありません。
まとめ
という事で、本当は一気に現時点での最新話の31話までまとめようと思ったのですが、残念ながら無理でした(笑)
流石にツッコむ所が多すぎましたね。
改めて読んでも一個も納得できる事がありません。
ジャンプに掲載されるくらいの作品だと、ツッコむ所が多くても、それに対する解釈が出来たりするものなんですが、この作品に関してはどうにも擁護が出来ないんですよね。
1つおかしな事が発生すると、そこから更に意味不明な事が広がっていくという。
負のスパイラルとしか言いようがない気がします。
ここからどうにかこの大きすぎるマイナス要素をカバー出来たりするのか。
それが出来たらもはや奇跡としか思えませんが、とりあえず見守っていきましょう。
そのうち26話以降の展開についても書いてみたいと思います。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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