キングダム56巻ネタバレ感想!遂に尭雲との戦いにも決着が!王翦の真の野望も明らかに!?

こんにちは
くろいとりと申します
電子書籍派なのでコミック発売から1ヶ月後に読んでいる
「キングダム」
ようやく最新巻の56巻を読むことが出来ました。
しかしそろそろ長かった朱海平原での戦いも最終局面が近いという所までやってきましたね。
敵味方共に戦死者が続々と出てくる展開なだけに結構ドキドキしながら読んでましたよ。
そんな56巻での気になる所をまとめてみたいと思います。
キングダム56巻
鄴、陥落
54巻の589話で鄴へ侵入して食料を焼き払った秦軍。
そしてそれによって鄴が陥落するという情報がようやく李牧の元にも届きます。
本来であれば秦軍の攻撃をゆっくりと受け止めていれば良かった李牧。
しかしこれによって急いで鄴へと戻らなければならない状況に。
とはいえ戻るとしても、王翦に背後から攻撃を受けるという事が分かっていた状態のため、李牧は1日をかけて王翦を撃破して、そしてそれから鄴で桓騎軍を討とうと考えます。
という事で、この戦いの始まりの時点で王翦が思い描いていた事が遂に形になったということですね。
一体どれほど先を見通して戦っていたのか。
マジで王翦はヤバい奴ですね。
李牧の戦術
という事で真っ向からスピード勝負での戦いとなった戦い。
秦の右翼での戦いはかなり順調に進んでいたものの、中央はかなり苦戦気味。
李牧の策によるもののようで、王翦の部下であり規格外のレベルを持った糸凌と倉央でさえ簡単には突破が出来ない状況。
簡単には見抜けない李牧の策でしたが、やっぱりなんだかんだすぐに見破ってくる王翦。
王翦はあえて何も戦術を使わずに攻めさせていきます。
すると何故かそれまでやられていた状況から互角の状況へと戻っていきます。
王翦曰く、軍には「起こり」というものが存在していて、起こりを察知して敵の動きを読めば敵の技は通じずに、逆に返しの技を出せるのだとか。
まああんまり言っている事の意味はわかりませんが、簡単に言えばカウンター狙いという感じですかね。
そしてそういう起こりというものを感覚的に捉えて戦っている連中は昔からいるようで、それこそが「本能型の武将」なのだとか。
そして本能型の武将と言えば、李牧が破った麃公将軍。
李牧はその戦いの中から本能型の戦いを研究して、知略型と本能型を併せ持った軍を作り上げたのだそう。
なんだかんだ李牧にとって麃公将軍との戦いは衝撃的なものだったんでしょうね。
まあそれによってパワーアップしてしまった訳ですけども。
李牧と王翦
あえて策を使わない事によって戦いを五分まで戻しながらも、着々と状況を改善させていく王翦。
戦いの中で陣を作り上げていくという李牧もびっくりのやり方で、陣形では大きくリードを奪います。
が、そこで李牧の前に一人で現れる王翦。
李牧もそれに応じる事で、総大将同士が相まみえる事に。
「キングダム」の中でも超大物の二人が言葉を交わすという事で、なかなかテンションが上がる場面でしたが、そこで王翦がしたのは、李牧へのスカウト!
王翦は秦の将軍でありながら、李牧と二人でならば新しい最強の国を作れるとまで考えていました。
元々確かに何かを企んでいるタイプだとは思ってましたが、思っていた以上にヤバい奴でしたね。
ある意味では嬴政よりもヤバい考えのような気もするなぁ。
とはいえもちろんそんな提案には乗らない李牧。
王翦の事を、国を滅ぼせても国を生み出す事は出来ない人間だとばっさり切り捨てます。
侵略してきているのは秦国ですし、悪役っぽい事を言ってるのも秦国側なので、完全に李牧が主人公みたいに感じられますね。
とはいえ、お互いがその力を認め合うような展開となりました。
VS尭雲最終局面
そして秦右翼での戦い。
頼みの信は昨日の趙峩龍との戦いでの消耗が激しく、いつものようには戦えない状態。
そんな信よりも先に尭雲の元へと辿り着いたのは、信以上に瀕死のはずの王賁。
一度尭雲に殺されかけただけに、リベンジマッチとも言える状態です。
とはいえ実際には尭雲も手傷を負ってましたし、ある意味では痛み分けみたいなものでしたけど。
そして藺相如が言っていた、中華のうねりについての話などがされながらも、二人の戦いが開始。
どちらも消耗しているため、戦いは先に当てたもん勝ちといった展開に。
完全に尭雲の一撃の方が速かったものの、王賁はその一撃を何とか受け止めて、そのまま馬ごと崩れ落ちながら攻撃。
その槍で何とか尭雲の体を打ち貫いて勝利を得ることに。
何となく尭雲は信が倒すようなイメージがありましたが、信は趙峩龍を倒してましたからね。
しかし信以上に王賁って粘り強いというか、大事な所でギリギリ勝利するというイメージがあるなぁ。
尭雲最後の言葉
そして尭雲の所には信も駆けつけ、尭雲最後の言葉を二人は聞くことに。
藺相如が尭雲に残していた言葉は、
お前達が本当に、中華を1つにする刃足らんと願うのならば胸に深く刻んでおけ。
何があろうと必ず、振り上げた刃は必ず、最後まで振り下ろせ
というものでした。
結構長く引っ張っていた藺相如の言葉でしたが、意外とシンプル。
というかわかりやすい感じですね。
中華統一を果たすための戦いを始めた以上、どれだけ血が流れようとも、どれだけ悲惨な事が起ころうとも、最後まで戦いぬけ。
みたいな事なんでしょう。
まあその答えは嬴政が最初から持っていたものではありますが、誰も体験した事はない訳ですからね。
普段は察しの悪い信でしたが、尭雲の言葉が大きな意味を持つ言葉である事は理解していました。
信は嬴政の刃として今後誰よりも戦い続ける必要がありますし、今後はその重さに苦しむような事もあるのかな。
龐煖の求める答え
秦軍が趙軍左翼を抜いた事で、全体を通してみれば不利になってきた趙軍。
そんな中で糸凌が李牧を狙いに動くも、そこでやって来たのが龐煖。
前巻でも秦の野営地にやって来て好き勝手やったあげく、蒙恬のじいを殺したりしてくれましたね。
相変わらずバーサーカーモードの龐煖でしたが、今回は李牧との対話がありました。
「答えをもらいに来たぞ」
という龐煖に対して李牧は
「約20年前、我々が初めて会った刻にかわした約束。その約束を果たす日が今日です」
と答えます。
そして李牧達の戦いなど関係ないと吠える龐煖に、大いに関係あると語る李牧。
なぜなら、龐煖は戦場で王騎に出会ったからなのだとか。
「私は答えに導く者だったはず。あなたの求める答えを持っているのは別の人間です」
そう語る李牧は誰が答えを持っているのかも知っていて、そして龐煖自身も気付いているはずだと。
まあ当然ながらその答えを持つ者とは、信の事ですよね。
時系列がはっきりしていない(というか調べていない(笑))のでよく分かってませんが、戦場で王騎に破れた頃に李牧と龐煖が出会った感じなのかな?
そしてそこで「本当の強さを持つ者に出会わせてやる」みたいな事を李牧と龐煖が約束したりしたのかなぁと予想。
李牧の狙いは!?
趙軍左翼を信達が突破した事で完全に挟撃態勢となった秦軍。
完全に秦軍の勝利が近づいて来ている状態でしたが、そこはやはり李牧。
傅抵に何かをやらせようとしていました。
しかも普段は軽い感じの傅抵が真剣な表情となっていて、正に命がけの作戦なのだと思われます。
「勝負は最後までわからねぇぞ。・・・いや、勝つのは趙軍だ」
正直既に絶体絶命の状態に追い詰められているだけに、この言葉がどれだけ真実味のある言葉なのかはわかりません。
しかし、李牧が何かを狙っているのは間違いないはずで、やっぱりそれも怖いですよね。
傅抵を使うのだから、李牧がやったように単騎で誰かを狙いに行く感じでしょうか。
もしかしたら本命の王翦を直接狙う策でもあるのかもしれませんね。
しかし流石にそろそろこの戦いも終わりそうだけど、李牧はどうなっていくんだろ?
何だかんだキングダムにおける敵キャラといえば李牧と龐煖でしたが、流石に今回で決着はつくでしょうし。
もちろん大国「楚」との戦いが控えているはずで、あっちにも大物はいますけど、李牧や龐煖レベルの因縁はなかなか作れませんからね。
とりあえずこの戦いがどんな結末を迎えるのか楽しみです!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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