かぐや様は告らせたい4巻ネタバレ感想!ケンカしながら深まっていくかぐやと白銀!かぐやがどんどんアホの子に!?
- 2019.12.22
- かぐや様は告らせたい
- 4巻, かぐや様は告らせたい, ネタバレ, 感想

こんにちは
くろいとりと申します
「かぐや様は告らせたい」
4巻くらいになると、本格的に「恋愛頭脳戦」としての要素がなくなってきて、どちらかと言えば恋愛についてただただ残念という感じが増えてきます。
まあその分だけギャグ方面にキレッキレになっていく訳ですが。
基本1話完結のギャグ漫画と考えれば非常にレベルが高いなぁと感心します。
まあその中にもしっかりと伏線らしきものを張っていたりするのも流石だったり。
心理テストに白銀特訓回、藤原書紀とのゲーム回やかぐやお見舞い回、白銀の妹である白銀圭の登場など非常に盛り沢山となっている4巻。
軽く振り返って見ましょう。
かぐや様は告らせたい4巻
第31話 藤原千花はテストしたい
タイトル通りに藤原書紀が生徒会の皆に心理テストを仕掛けてくる回。
思いの外白銀が心理テストを信じてしまう辺りが面白い所。
まだ付き合うまで全然いかない状態なのに、白銀の「子供は野球チームが出来る位欲しい」という希望を叶えようとしてしまうかぐや様が可愛すぎますね。
そもそも心理テストをやるように誘導していたのはかぐや本人だったり、白銀もしっかりと心理テストの答えがどういう意味を持っているのかを考えて答える辺り、意外にも恋愛頭脳戦をやってる回だと思います。
しかし結局最後は用意していた心理テストの本ではない所から問題を出されて、白銀の答えに勝手に盛り上がってしまうかぐや様。
まあ毎回感じますけど、お互い両思いとは言いながらも、かぐや様の方の気持ちの方が強いよね。
第32話 かぐや様は嫌われたい
白銀が恋の教科書に沿ってかぐやに「あえて冷たくする作戦」を実行する回。
とはいえ、そう仕向けたのはかぐやというのが流石だったり。
白銀があえて冷たくするというのはかぐやの思惑通りなのだが、白銀自身が「無意味に人に冷たく出来ない性格」だったというのが面白い所。
石上にあげたガムよりもちょっとだけ安いガムをあげたり、注いでくれたコーヒーの量が少なかったりと、冷たくするのが微妙過ぎる白銀。
マニュアルに沿って「あえて嫌いと言ってみる」を実践した所で、根本的に目的がどこにあったのかわからなくなっていくのが見所。
この回の後の1コマ漫画で
「天才たちの恋愛頭脳戦」という看板はそろそろ外すべきではないだろうか
と、セルフでツッコミが入ってきたので、ある意味ではかぐやがアホになるルートが確定になったとも言えそうな回なのかも。
第33話 白銀御行は歌いたい
藤原書紀による白銀の特訓回その2。
基本的にこのシリーズでは白銀が苦手な事を克服していく事になる訳ですが、今回は歌う事について。
ちょっと音痴だと語る白銀の言葉を信じて練習に付き合う事になった藤原書紀の絶望が見所。
基本的にはボケ役の藤原書紀がツッコミ役に回るのがこのシリーズの面白い所ですよね。
そう言えばアニメ版ではこの回が収録されてませんでしたね。
やっぱりなまこの内蔵みたいな声を再現するのが難しかったからなのかな?
・・・ってかなまこの内蔵みたいな声って何なんだよ・・。
どんどん白銀の隠れたポンコツが見えてくるのと、何とかそのポンコツを解消してあげようと母性たっぷりで教育する藤原書紀のおにコーチっぷりが楽しいです。
最後の校歌斉唱の所は何となく「SKET DANCE」の新しい校歌を作った時の回を思い出したかも。
第34話 かぐや様は送りたい
大雨で電車が止まり、かぐやが白銀を車で送ってあげようとする回。
まあ当然自分から言い出す事は敗北と同じなので、どうにかして白銀から「乗せて欲しい」と言わせようとする訳ですが。
藤原書紀の「耳塞いだらおへそ隠せないじゃないですか!!」というのはかなりの名言なのかも。
相変わらずかぐやの準備量のヤバさが特に際立っていて、バッテリー切れの充電池を持っているのはもはや狂気的とも言えそう。
そして何故自分はガラケーなのに、スマホの充電池の入れ替えが出来るのか。
そして色々と危ない方向に頑張ったものの、やっぱり上手くいかないのもかぐやらしい回。
何気にここから38話までは一応内容が繋がっています。
第35話 藤原書紀は見舞いたい
34話の結果、風邪を引いてしまったかぐやのお見舞いに誰が行くかを神経衰弱によって決める回。
ゲームと言えばやはり藤原書紀という事で、やはり色々と姑息なやり方をしてくることに。
色々とイカサマをしてくる藤原書紀に対して、しっかりと見破ってくる白銀。
基本的には天才であるというのを久しぶりに思い出させてくれる回でもありましたね。
「せこっ!!姑息!ちっとも懲りてない!!恥知らず!どこで買えるのその図太さ!!」
などなど石上による藤原書紀への攻撃がキレッキレだったりするのも面白い所です。
第36話 四宮かぐやについて①
神経衰弱を制し、かぐやの家へと白銀がお見舞いにやってくる回。
メイドモードの早坂や、完全にアホの子になっているかぐやなど、キャラクターのいつもと違う一面が見られる回でもありますね。
白銀を煽る早坂の辺りまではギャグ描写メインながらも、かぐやが自分の弱さを無意識に吐き出す辺りは結構重要なポイントだったり。
人に頼るな 成らば使え
人から貰うな 成らば奪え
人を愛すな 成らばは無い
しかしひっでぇ家訓だなぁ・・・。
そしてアホの子になったかぐやに究極のお誘いを受ける白銀。
ここでキメていればここで完結しててもおかしくなかったな・・・。
地味にかぐやが花火をやりたいという描写もあって、後々への伏線も張られているんですよね。
第37話 かぐや様は許せない
36話での結末の部分ともう1つの事件によって、ケーキをかぐやと白銀のどっちが食べるかで大揉めする回。
お互いが不満を抱える事になっています。
が、まあ完全にかぐやが悪いと思いますけどね(笑)
思い切り大喧嘩に発展していく二人の言い争いでしたが、お互いがお互いの事の過去の発言をしっかり覚えていていたりと、見てるこっちからすれば普通に「こいつら仲良いなぁ」と思ってしまいます。
何気に氷かぐや時代が少しだけ描かれたりしているのも珍しい所かも。
そして結局この回では仲直り出来ずに次回へ。
第38話 かぐや様は許したい
34話から続く一連の流れに決着がつく回。
白銀は石上に、かぐやは柏木さんに現状を相談するという内容になっています。
結果としては綺麗に仲直りして終わるのですが、やはりこの回の主役は石上のような気がしますね。
「僕、恋愛マスターなんで。嘘です。でもラブコメはめっちゃ読んでますよ」
「はぁーーーー?なんすかそのクソ女」
「絶対面倒臭いですよ、その女。黒髪貧乳に有りがちなタイプです」
「うるせぇバーーーーーーーーカ!!」
などなど名言連発でした。
さすがは裏主人公ですね。
色々と複雑な表情を見せるかぐや様はもちろんお可愛いです。
第39話 かぐや様は呼ばせたい
かぐやが白銀の妹である白銀圭と初めて出会う回。
長年妹が欲しかったというかぐやが、何とか気に入られようとデキル女アピールをしていきます。
家族愛に飢えていたかぐやの妄想がめちゃめちゃ捗る中で、邪魔をしてくるのが石上と藤原書紀。
特に藤原書紀は白銀圭と妹を通じて仲良くなっていた為、既に友達と言える関係に。
久しぶりに藤原書紀に羨ましい気持ちと憎らしい気持ちを抱える事になるも、今のかぐやはかなりアホになっているので全然問題無しなのが面白い所です。
白銀兄妹の趣味が似ているという所も流石。
第40話 白銀御行は出かけたい
1学期が終わり、夏休みの予定を考える回。
7話でもそんな話をしていましたが、今回は目の前に夏休みが迫っているだけに白銀は本気でした。
スタートダッシュに失敗すれば灰色の夏休みが待っているという事で、何とか計画を立てようとする白銀。
しかし当然そんな白銀をナチュラルに邪魔してくる藤原書紀と、藤原書紀が思い通りに動かないと理解してあえて「無」の心でただ願うだけのかぐや。
それぞれの思惑が入り乱れる中で(大袈裟)結局計画は立てられるのか?
4巻を通して石上と藤原書紀が良い感じに敵対関係になるというか、仲良くケンカし始める関係になったという気がしますね。
5巻の生徒会相関図では、
石上→やべぇ奴。
藤原書紀→天敵
ってなってますし。
まとめ
という事でだんだんと「恋愛頭脳戦」から遠ざかっていった感のある4巻。
まあ読んでいる側からすると、どんどんアホでポンコツになっていく白銀とかぐやを見ているのは楽しいんですけどね。
かぐやのお見舞い回で「花火」というワードが出てきたり、夏休みの予定を立てる回でも、夏休みのスタートダッシュに失敗すると「花火の音でかき消される愛の言葉など無い」というように語られていたりと、花火を意識させているような気もしますね。
それが5巻での「あのエピソード」へと繋がっていくんですよね。
という事で今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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