今更ながらサムライ8について語ってみるその③26話~28話の気になる所

こんにちは
くろいとりと申します
「サムライ8」
の、モヤモヤした部分をまとめようとしたものの、あまりにも多すぎてまとまらなかったためもうちょっと書いてみたいと思います。
というかおそらく今回だけでも厳しいかなぁ(笑)
26話
骨河の裏切り、そして骨河が操る人形ホルダーと八丸達が戦う事になったこの回。
アクション部分も多いですが、骨河の悲しい過去の部分も描かれたりで、本来であれば結構盛り上がる所だと思います。
しかし相変わらずキャラクターの動かし方が謎すぎたり、新たな設定を出してそのまま放置したりと苦しい部分も多いです。
まず気になったのは、裏切った骨河が姫であるアンを狙った所。
アンのすぐ後ろにいた骨河だったので、アンを人質に取るのは簡単だったはず。
しかしすぐ近くにいたダルマ師匠を差し置いて、微妙に距離があった八丸が猛スピードでアンを助けます。
まあそれだけなら主人公のアンへの思いの強さ云々でどうとでもなります。
しかしダルマ師匠は元々骨河の事を信頼していた訳でもなく、むしろ警戒していたはずなのに反応が遅いというのは無能としか言えません。
とはいえ本当に恐ろしいのはこの後。
八丸にぶん殴られた骨河でしたが、その後協力者である弁の言葉に従って弁の元へと戻って行きます。
それなのに明らかに敵であると分かった骨河を誰も止めることなく普通に見守ります。
当然何事もないかのように弁の元へと戻った骨河は、さも当然の様に弁のホルダーの機械を操作。
えっ??なんでこいつら裏切り者の動向をのんびり見守ってるの????
物凄く平和ボケしてるんでしょうか、こいつらは。
そして当然のように骨河は機械で人形ホルダーを大量に呼び出し、本格的な戦いになっていくのでした。
いやいや、拘束くらいしとこうよ・・。
さらに戦いが始まるそのタイミングで、弁の口から侍についての新情報が。
「なるべく鍵は傷付けるな・・・テロメア値(AT値)を下げたくはない」
そう言い始めた弁。
このテロメア値については最新話でも特に語られていません。
しかしテロメアというワードから、不死身のはずの侍にも再生に限界があるのではないかという予想がされていました。
少なくとも、侍の鍵を傷つけまくるとテロメア値が下がるというのは間違いない訳です。
という事は無駄に自分の体を傷付ける事は非常にヤバいはずですよね。
この設定が出てきた事で、これまでの色々な描写が意味不明に思えてきてしまいました。
特に気になったのが、八丸と竜の模擬戦ですよね。
あの場で八丸は少なくとも30回は敗北していました。
もちろんあの戦いは、体に少しでも傷がついたら負け、という形でしたので、必ずしも鍵が傷ついたとは言えないかもしれません。
しかし侍が完璧な不死身ではないのだとすれば、それだけ体を傷つけられるのはめちゃめちゃ怖いですよね。
そしてその戦いの最後では、八丸が自分自身で首を切り落とすという奇策で勝利していました。
つまり間違いなく自分でテロメア値を下げているということですよね。
別にどうしても勝たなければならない戦いでもないのに、自らテロメア値を下げる戦い方をする。
・・・・誰か止めてやれよ、と思っちゃいます。
最後にネットでもかなり話題になりましたが、八丸のワードがまた酷いです。
「侍ぶって見えようが、師匠がどう思おうが、失望されたかどうかはオレが決める事にするよ」
なんか良いことっぽく言ってますが、結構意味の分からない発言ですよね。これ。
師匠の事を信じている、とか、師匠に失望されてもオレは侍らしく頑張る・・
みたいな感じであれば意味はわかりますが、「失望されたかどうかはオレが決める事にするよ」ってなると結局無敵ですからね。
相手にどんなに悪口言われようが、なんと思われようが、全部これを言ってれば大丈夫ですから(笑)
もう少し何か良い言い回しがなかったのか、凄くモヤモヤしますね。
27話
骨河との戦いが終わり、ダルマ師匠と弁との戦いが描かれていたこの回。
バトルシーン多めでありながら、後半はダルマ師匠が本当の肉体を一時的に取り戻すという流れです。
細かい言い回しや謎の展開はやはり圧倒的に多いですよね。
弁は4流派の剣技を使えるという事で、その力を使ってダルマ師匠を追い詰めていきます。
しかしその4流派の剣技というのも、この時点では詳しく描かれてもいない剣技ですし、流派毎の違いもわかりませんし、4つ使えたからめちゃめちゃ強くなるという感じでもありません。
しかもせっかく4つの剣技を披露するも、次のページでは既にやられてしまっています。
・・・一体なんのために出したんでしょうか??
そして追い詰められた弁は、最強のホルダーと呼ばれる鬼若丸というホルダーを使ってきます。
宇宙空間で戦っていて、その鬼若丸のサイズはダルマ師匠の数百倍くらいのサイズ。
当然その攻撃力は凄まじいのですが、なんだか描き方がおかしいのか、そこから見た星のサイズがめっちゃ小さく感じます。
もしかするとこの世界での星のサイズはちょっとした街くらいのものなのかもしれません。
そして逆に弁に追い詰められたダルマ師匠は、自らの本当の体を一時的に取り戻すという奥の手を使う事に。
その中でダルマ師匠が自らの師匠との会話を思い出すのですが、この師匠も結構酷いことを言ってきます。
強すぎるがゆえに敵に狙われたダルマ師匠。
色々と奪われたり、弟子が裏切ったり、姫を亡き者にされ、罠にハメられて猫の体に封印された。
これだけ聞くと、もう立ち直れないくらいのダメージを負っているはずですよね。
しかし激しく怒り叫ぶダルマ師匠に対して、ダルマ師匠のお師匠さまは非常に手厳しいです。
「失望しましたよ。達麻。まるで自分が弱くなったと吠えている様」
・・・・いや、そこまで言わんでも良くないですか??
むしろここまでやられて乱れないのなら、それはもう少なくとも人間ではないでしょう。
もちろんそれが本当の侍だというのであれば、侍って普通にクソですよね。
28話
本来の姿を取り戻したダルマ師匠が弁に対して圧倒的な強さを見せていく回。
師匠が本来の力で大暴れするというのは普通であればめちゃめちゃ燃える展開と言えるでしょう。
しかし、相変わらず気になる点のオンパレード。
まずはこの回を通してのことですが、本来の体を一時的に取り戻したダルマ師匠がとにかくイキってるのが気になっっちゃいました。
普段は回りくどい喋り方と、無駄に礼儀にうるさい割には肝心な事を言わないというがっかりっぷりを見せるダルマ師匠。
しかし本来の姿を取り戻した途端、びっくりするくらいイキった若者の話し方になっているのはヤバいです。
特別格好良い訳でもない上にそれなので、どれだけ好感度を下げるんだよと言いたくなります。
そして更に設定の部分でも納得できない要素が追加。
散々これまで目が見えないと言ってきたダルマ師匠。
しかし、実は戦闘中だけ見えているのだそうです。
しかもスペックの都合上、相手の体はポリゴンのように見えているのだとか。
散々これまで見えない事に対して色々と言ってきましたが、それまでの発言が全部薄っぺらくなる設定ですよね。
そしてイキりながらも弁を圧倒したダルマ師匠。
その際に「候剣」という技を使っていたようで、その技を食らうと侍の体は再生しなくなるのだとか。
しかもどうやら免許皆伝であれば修得してて当たり前なのだそうです。
いやいや、だったら侍の不死身要素の意味が薄くないですか?
達人同士での戦いでは普通の人間同士での戦いと変わらないんじゃ?
少なくとも八丸みたいに自分の首を飛ばすような戦い方は絶対出来ないでしょうし。
まとめ
という事で、ツッコむ所があまりにも多すぎてマジで困惑する本作。
結局今回も最新話まで辿り着く事が出来ず。
そして当然のようにこの後も毎回不思議な事がどんどん増えていきます。
設定面で理解出来ない事はもちろんですが、それぞれのキャラクターの考えも完全にズレまくっていて、なんにも納得できないままで物語が進んでいくのはある意味では恐怖とさえ言えるでしょう。
バトルロイヤルとして始まったものの、ひたすらグダグダな展開が続いています。
どういう着地を見せるのか一応期待はしています!
29話以降の展開についてもそのうち書いてみたいと思います。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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