サマータイムレンダ最新話96話ネタバレ感想!神と交わり300年の時を生きる紙垂彦!衝撃のその方法とは!?

こんにちは
くろいとりと申します
物語の核心に迫る展開が続く
「サマータイムレンダ」
記録回を挟んでの最新96話でしたが、今回もとにかくヤバかった!!
まず最初に読んでの感想を一言で言うのであれば「気持ち悪!!」でしょうか。
色々と予想してはいましたが、予想以上に酷かったという感じです。
そして慎平達が真実に辿り着くまでの裏の部分も描かれていたのが面白い所でした。
描かれていない間で彼らが真実へと近づいている様子が素晴らしいですね。
今回も気になる所をまとめたいと思います・・・・が、結構難解なのでまだ完全には理解していない気もします・・・。
サマータイムレンダ最新話96話
5周目で既に雁切さんがシデの正体だと気付いていた?
前回の時点で雁切さんを追い詰めていた慎平。
そんな慎平が7周目の7月23日に雁切さんの前に立つまでに、どうやって答えに辿り着いていたのか。
今回はその流れを振り返る形で描かれていました。
まず慎平が疑い始めたきっかけとなったのが、4周目の7月23日。
菱形医院の旧病棟の探索をしていた時の事でした。(コミックで言うと5巻の中盤くらいですね)
そこでヒルコ様の像の見つけた慎平。
ヒルコ様とは島にある日都神社の愛称。
それだけに、菱形医院と日都神社に何か繋がりがあるのかという疑いが生まれ始めていました。
そしてそんな疑惑を持ったまま4周目の激しい戦いを終えた慎平。
5周目は開始直後に南雲先生と根津さんに擬似ループを体験させていました。
「四本腕の正体は雁切真砂人かもな」
擬似ループによってこれまでのループの記憶を手にした南雲先生はそう慎平に語ります。
そしてもちろん4周目のラストでハイネやシデと対峙していた慎平と潮も同じ様に考えていました。
ヒルコ様(ハイネ)が影の母であるのならば、それを祀っている日都神社が怪しい。
そして日都神社の宮司は雁切さん。
しかしもちろんまだ確定ではありません。
雁切さんが人間である事は既に南雲先生自身が確認済みだったからです。
そこで南雲先生が疑問に思ったのは、シデが何故顔を隠しているのかという事。
シデが影であるのならば誰か別人に変身すればいいだけの事なのだから。
南雲先生はその点から、「実は人間でコピー能力がない」という仮説を立てます。
影を構成する黒い泥のような未知の物質を、シデは鎧の様に纏っている人間なのではと。
そしてそこから更に推理は発展していきます。
顔を隠すという事は、見られたらマズイという事。
つまり、皆が良く知っている人間なのだと。
という感じで語られていくシデについての皆の考察。
本編で描かれていないタイミングで皆がしっかりと話し合いながら考察を進めていくのが素晴らしいですよね。
そしてやはり頼りになりまくる南雲先生。
シデが影を構成する泥を鎧のように纏っているという考えにいち早く辿り着く辺りは流石としか言いようがありませんね。
6周目での南雲先生の直感
そして思いがけないタイミングで終わってしまった5周目。
南雲先生は竜之介が殺された事に怒りながらも、自分の考えに確信を持ちます。
昔から雁切さんが苦手だった南雲先生は、シデと対面した時にまったく同じ生理的に受け付けないものを感じたのでした。
「鎧で顔は隠せても人間性までは隠せない」
そう南雲先生は語ります。
5周目の戦いの中で根津さんの影縫い攻撃が効かなかったのも、シデが人間である可能性が高まったと。
その時間には雁切さんが葬儀場にいたと考えていた慎平でしたが、そちらの葬儀を影に任せる事は可能。
もしも本当に中身があるのであれば、暗殺という手が使えると、根津さんは考えていました。
南雲先生も、シデの本体がただの人間であるのならば、殺すのは造作もないという考え。
しかしそこで、慎平は二人の考えを止めに入ります。
「いや、それ殺人ですよ!!」と。
この期に及んでちゃんとした倫理観を見せる慎平。
人なら追い詰めれば話し合いに応じるかもしれないと。
こういう所が慎平の良い所なんでしょうが、同時に甘さでもありますよね。
事実として、その言葉の後の南雲先生はめちゃめちゃ微妙な顔をしていました。
慎平の甘さを感じていたのか、それともやる時は自分がやろうとしていたのか。
この部分での考え方のズレが後々悪い方向へと働かなければいいのですが・・。
いずれにしてもまずは仲間を増やそうという事になり、6周目の体育館での展開へと進んでいきます。
ちなみにこの時点で、南雲先生が影ミオを仲間に出来ないかと考えてくれていました。
マジでめちゃめちゃ有能ですね。
そして6周目は思わぬ形でやられてしまった慎平。
7周目は体育館での戦いを切り抜けて、シデに関しての様々な情報をゲットしていました。
- 炎は影に有効で、通常の影は即死。シデに対しても動きを鈍らせる事が出来た。
- 潮のハッキングによって、シデの体内に誰かが入っている事を確認。
- それと同時に中身が間違いなく人であった事も発覚。
- シデが左手に火傷を負った事で、それが正体への目印になる。
という感じで、これまでの考察を裏付ける形となっていた戦いでしたね。
神と交わる事で
そして更に時間は進み、菱形医院の地下で青銅から話を聞く場面へ。
そこで青銅から見せられたのが、前回慎平が雁切さんに投げつけた写真。
「ヤツはハイネの守護者であり、彼女が最初に産んだ子供だ」
そんな重要な事をさらっと語る青銅。
オリジナルの名が菱形紙垂彦で、菱形医院の創始者であり初代院長。
菱形家は古代からこの島の祭祀を司っていたが、江戸時代の中頃に紙垂彦の父が医者の真似事を始めた。
そしてそれこそが菱形医院の原点。
神社は雁切でしたが、元々菱形と雁切は同じ家。
雁切は菱形から分かれて出来た家系だったのです。
そしてその頃、伝承でも語られているように、神であるヒルコが島へと流れ着く。
そしてヒルコはハイネとなり、ハイネは島民達に神として祀られる。
と、ここまでは判明している事ですよね。
しかし問題なのはここからでした。
「やがて紙垂彦は、神と交わり子をなした」
というとんでもない事を言い出す青銅。
しかもそれはスキャンされて影として平面から生まれたのではなく、立体の、ハイネの肉体を妊娠させて出産させたのだと。
いやいやいやいや、これは気持ち悪い&胸くそ悪いぞ・・。
すでに影になっているとはいえ、ハイネの体は子供ですよ、雁切さん。
とはいえその辺りの問題についてはこれ以上語られる事もないでしょう。
影だから色々と可能なのかもしれませんし。
いやぁ・・・なんか物凄くゾッとしましたね。
300年の時を生きる
そして神との間で子供を作った紙垂彦。
自らを「神の夫」と自称し、ハイネ(波稲)の名字だった雁切を名乗る事に。
紙垂彦には兄がいた為、ハイネが出産した後に、神を祀る雁切家と医者の家系となる菱形家で分かれる事になるのでした。
しかし問題なのはやはり生まれてきた子供の方。
その特別過ぎる神の子供は、成長するにつれて紙垂彦と瓜二つになっていったのだそう。
それが影の性質によるものなのか、ハイネが妊娠すると生まれてくる子は父である紙垂彦のクローンなのでした。
紙垂彦はそれを知った事で、彼の中にある欲望を実行していく事に。
紙垂彦の人格と記憶をハイネにコピーさせる。
そしてそれらをクローンである子供に移植させる。
つまりは擬似的な「若返り」をしたという事。
南雲先生も言ってますが、正に反吐が出るやり方ですね。
よくこういう人格移植や記憶移植によって永遠の命を得ようとする悪役がいますけど、紙垂彦の場合は神を利用していますし、更に言えば完全に成功しちゃってますからね。
青銅が隠していた写真は、青銅の父が今の雁切さんが生まれた時に撮ったもの。
生まれた雁切さん自体を取り上げたのも医師だった青銅の父という事で、彼らがしっかりと協力関係だった事がわかりますね。
そして当然ながらその「若返り」は一度や二度の事ではなく、300年間途切れることなく続けられていた事。
自分を産んだ母に、自分を産ませ続ける。
そんな悪魔のような行為を繰り返していく事で、紙垂彦こと雁切さんは300年前から現在まで生き続けていたのでした。
シデが特別な影だというのはもちろん分かりきっていたことでしたが、まさかこういう形の特別な存在だったとは・・。
雁切さんにとっては、ハイネは特別な存在どころか、本物の母親でもある。
そしてそれと同時に「夫」でもあり、次の自分を産むための道具とも言えるのかも。
マジで気持ち悪いですよね。
しかしそんな永遠を生きる雁切さんにとってのエンディングとは一体何なのでしょうか?
この回を見ていると、ハイネとシデの関係が少し違った感じでも見えますよね。
シデの方がむしろハイネを利用しているという感じにも思えてきます。
まとめ
という事で、雁切さんの謎がかなり明かされてきた今回。
予想を遥かに超える感じで気持ち悪いですね。
もう何ていうか生理的に受け付けないレベルの気持ちの悪さというか。
それくらいの狂気が雁切さんの中にはあって、マジでRPGのラスボスめいたものを感じます。
これだけヤバい雁切さんですが、これだけの時を生きていた事の意味はまだ明らかになっていません。
彼が言う「エンディング」が一体どんなものなのか。
その部分でまた1つ衝撃が待っていそうな気がしますね。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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