忘却バッテリー最新話48話ネタバレ感想!星明戦決着!高須先輩が起こした奇跡とは!?

忘却バッテリー最新話48話ネタバレ感想
特に野球というスポーツに思い入れがある訳でもないというのに、読んでいると泣けてきてしょうがない
「忘却バッテリー」
前回の47話はもう読んでいて涙が止まらない素晴らしい回でした。
何が素晴らしいって、主人公達が勝つ事による感動や、主人公達が頑張っている事への感動ではないのにこんなに泣ける事が凄まじいんですよね。
今回はしばらく続いていた夏の大会の3回戦、星明との戦いに決着がつきました。
その結末は、予想していたよりも遥かに素晴らしく、そして涙なしでは見られないものとなっていました。
そんな48話の気になる所をまとめてみたいと思います。
忘却バッテリー最新話48話
高須先輩は奇跡を起こせるか!?
9回二死で点差は3点。
しかも投手は清峰葉流火という事で、観客のほとんどが勝負はついただろうと考えている状況。
しかし帝徳の岩崎監督は語ります。
奇跡は起きてしまうかもしれない、と。
ベンチ入り出来なかった仲間たちの思い。
陰ながら支え続けてくれた家族の祈り。
それらによって、人生で一度もホームランを打った事がない選手が、甲子園で初ホームランを決めるという話も珍しくはない。
本人だけではなく、他の力が働く事があるのがスポーツの怖い所だと。
だからこそ、怪物清峰葉流火を相手にして9番打者が奇跡を起こすかもしれない。
いやいや、この演出ってズルいわ。
岩崎監督も真面目なテンションだとめちゃめちゃ格好いいし。
しかもこういう描かれ方って、大体本当に奇跡が起きる時の奴なんじゃないでしょうか?
藤堂もまた格好良すぎる件
高須先輩にとって出会った中で一番の天才だったのは藤堂。
しかしその藤堂が完膚なきまで負けた投手が清峰葉流火。
それだけにプレッシャーを感じながらも、気持ちだけなら負けないと覚悟を決める高須先輩。
しかし想像を遥かに超える清峰の球に、1球目はあっさりと空振り。
貴重な1球を大振りで無駄にした事で、流石の仲間たちからも大ブーイング。
わざわざ高須先輩に打席を譲った原田さんも、みっともない高須先輩に大激怒。
色々と後悔する高須先輩でしたが、2球目は動くことも出来ずに痛恨の見逃し。
想像を超えるヤバい状況に本人はもちろん津田さんも開いた口が塞がらない状態に。
めちゃめちゃ真面目な展開なのに、ここだけギャグっぽくなっているのが高須先輩らしくもあります。
高須先輩なんてちょっと違う画風になってますからね。
ってか、ずっと真面目なテンションだと読んでて辛いくらいなので、このくらいの方がありがたいっちゃありがたいんですが。
2ストライクに追い込んだ上に、どう見ても可能性が無さそう。
それだけに観客はおろか、同じチームの御手洗先輩も勝利を確信。
しかしそんな先輩とは打って変わって全く一欠片たりとも油断していないのが藤堂。
その姿を見て御手洗先輩も気を引き締めます。
そしてキャプテンのヤマちゃんもしっかりと声をかけて、チーム全員が最後まで戦う姿勢を崩しません。
いやいや、熱いですね・・。
多分藤堂はどんな時でも最後まで気を抜く事はないでしょうが、相手が高須先輩なだけに余計に集中しているんだろうなぁと感じさせます。
高須先輩の執念
完全に追い込まれた高須先輩。
しかし高須先輩はこれだけでは終わりません。
予定していた清峰の21球目のボールをファウルゾーンながらも打ち返します。
ここまで誰も当てる事さえ出来なかった清峰の球。
それに9番打者が初めて当てたというのは観客を盛り上げるのには十分。
当てた事に自分でも驚いた感じの高須先輩ですが、それによって完全にスイッチが入ります。
一方で自分のボールを当てられた事に清峰も普段は見せない、焦りすら感じているような表情に。
そして清峰のカウントは「-1」「-2」「-3」とどんどん予定していた球数を超えていきます。
極限の状況で粘り続ける高須先輩。
その姿に藤堂も嬉しそうに心の中で思います。
「だよな」と。
この辺の皆が皆を信じている感じが素晴らしくて、なんだかもう泣けてしまいます。
最後に立ちはだかったのは藤堂
皆の応援を受けて打つ事だけに完全に集中した高須先輩。
もはや覚醒した感じの高須先輩を相手にしても相変わらずカウントを続けている清峰に対して、藤堂は叫びます。
「算数と違ェンだよ清峰ェ。全力で行けェ」と。
その言葉の通りに全力でボールを投げる清峰。
そんな中で高須先輩はシニア時代を思い出してバットを振るいます。
「藤堂、シニアの時は、お前に繋ぐために必死でバット振ってたんだ!!」
そして清峰のボールを完全に捉えた打球は、完璧にセンターへと抜けていった・・・・はずでした。
しかしそれを許さないのは高須先輩を一番信じていた藤堂。
鋭い打球をダイビングでキャッチすると、そのまま流れるようにファーストへと投げるのでした。
星明に起きた最大の奇跡
散々練習したワンバン送球はファーストのヤマちゃんのミットの中へと吸い込まれ、非常に際どいタイミングに。
そこで岩崎監督は口にします。
「奇跡が起きたか」と。
しかしページをめくると審判の判定はアウト。
星明に起きた最大の奇跡は、清峰葉流火の球を前に飛ばす事。
本当にギリギリの最後の戦いを、そんな風に評価した岩崎監督。
残酷過ぎるけど、それと同時に現実的すぎるとも言えちゃうのが辛い所です。
普通であれば小手指が勝利して嬉しいシーンのはずなのに、ただ嬉しいとは言えないのがとにかく複雑です。
ただし、皆が最大限に出来る事をやっての結果だというのがわかるだけに、これ以上に良い展開は存在しなかったのでしょうね。
清峰が全力のボールを投げ、高須先輩が奇跡を起こし、最後まで油断しなかった藤堂が試合に決着をつけた。
これはもう最高すぎる展開だったと言うしかないでしょう。
高校野球の現実を痛いほどに叩きつけてくるこの展開は、現役の高校球児が読んだら絶対泣いちゃうんじゃなかろうか。
ゲームセットになっても飛び込んだファーストベースからその手を離せない高須先輩の姿が印象的すぎますよ・・・
忘却バッテリー48話ネタバレまとめ
皆が今出来る事を全力で出し切った戦いが終了した今回。
美しくも悲しい高校球児達の戦いの素晴らしさが全部詰まっていた戦いだったと思います。
高校野球に特に興味もない自分がこれだけ胸に来るのだから、この勝利と敗北は高校野球に詳しい人達にはめちゃめちゃ胸を打つんじゃないでしょうか。
本当に登場人物皆が大好きになるような素晴らしい試合だったと思います。
次の4回戦は帝徳との戦いでしょうし、これまでの集大成のような展開が待っていそうですよね。
めちゃめちゃ楽しみです!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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