アンデッドアンラックの世界について考える!9話ネタバレ考察
- 2020.03.20
- アンデッドアンラック
- 9話, アンデッドアンラック, ネタバレ, 感想, 考察

「アンデッドアンラック」
9話の内容が衝撃的かつ凄まじい展開だった「アンデッドアンラック」
これまでの前提の部分を大きく揺るがすような設定が明かされました。
これはもう感心するしかないですよね・・・。
初連載でこれだけ漫画が上手く、しかもこれだけ壮大な話になっているというのはもう奇跡的なんじゃないでしょうか。
驚きが大きかったので、今回は「アンデッドアンラック」の世界について考えてみたいと思います。
アンデッドアンラックの世界の謎について
全てを塗り替えるルール
ユニオンのリーダーによれば、この地球はこれまでに様々な理(ルール)を全部で98回足されているようです。
しかもそれはちょっとしたものではなく、一つ一つが地球の歴史を全部塗り替えてしまうようなレベルのルールばかり。
一例として、性別、言語、人種、死、病気などが語られていました。
性別がないという事はおそらく全ての人類が同じ生命体だったという感じでしょうか。
性別が生まれた事で人と人との関わりが強くなっていきますよね。
愛が生まれたり感情がより強くなっていったりするのだと思います。
(愛さえもルールなのかもしれませんが)
言語や人種が増えるという事は、男女の他にも様々な方向に個性が広がっていくという事。
その分問題はどんどん増えていくでしょう。
争いなんかも生まれていくかもしれません。
この中で一番問題となるのが、病気や死が追加されたという事です。
つまりそれらが追加される前までは、人間は死ぬことも病気に掛かる事もなかったという事でしょうから。
死が追加されるまではひたすら人間が増えていく一方だったのか?
しかし性別が生まれるまでは人間が増える事もなかったはず(今とは全く違う繁殖方法があったとすれば別ですが)
この辺りは、どういう順番でルールが追加されたのか詳しく知りたい所ですよね。
世界はいつ生まれたのか?
一つ一つのルールがあるかないかによって、人類の歴史は全く別なものになっていくはず。
そうなってくると、この世界はいつ生まれたのかも気になる所です。
「アンデッドアンラック」の世界観は現実の現在とそれほど変わらない世界だったと思います。
電車や飛行機もあり、ロシアなんかも存在してますし、ジーナはJKというワードを使ってたりしてましたし、普通に21世紀基準で考えても良さそうです。
しかしルールの事を考えると、ここに至るまでに辿って来た歴史の部分は大きく変わるはずですよね。
例えば2000年くらい前の段階で98回のルールが全部追加されていたのであれば、あんまり変わらないかもしれませんが、流石にそういう事もないはずですから。
とはいえこの世界にはまだ銀河というものが存在していない訳で、それがないという事は天文学的なものも存在してなかったり、人々の宇宙への意識もなかったという事かもしれません。
昔は星を見る事で色々な事に利用していたりもしたはずで、そういう事を考えれば大きく違うとも言えますよね。例え2000年前に終わっていたのだとしても。
3ヶ月に一度罰としてルールが増えるのだから、最悪年で4回。
たったの25年サボってしまえば98回の罰なんてあっさり増えてしまいます。
そう考えればおそらくユニオンという組織はかなりの確率で罰が増えるのを阻止出来ていたとも考えられます。
それでも今回の6つにクエストはかなり難易度が高そうですし、リーダーも罰が増えるのは仕方ないと考えていました。
だとするとそれほどの成功率でもない・・・とも考えられちゃいますよね。
そうなるとこの世界がいつ生まれたのかもハッキリしません。
少なくともアンディは200年近く生きているとの事で、その間に何かルールが大きく変わったりしたのか気になります。
例えばその間に大きなルールが変更となったりしたら、アンディは覚えているはずでしょうし。
(ルールが増えると勝手に記憶を書き換えられるパターンもある?)
ジーナが口ぶりからすると、ジーナがユニオンの為に働いている間は、それほど変わっていないようにも思えます。
「きっとまたいつかルールが増えて世界は大きく変わってしまう」
そう言っているのだから、少なくとも直近で大きく変わってはいないという事だと捉える事が出来ますからね。
しかし個人的には、この地球が誕生してから長くても数百年くらいしか経っていないんじゃないかと思います。
3ヶ月に一度というペースもキツイですし、ルールの内容を考えると現実の世界と同じ様な歴史を歩む事は出来ないと思いますからね。
どんな状態で生まれた??
創造主という存在がいて、そして銀河という地球なんてただの石ころみたいな巨大なものを生み出す事が出来る。
そう考えると「アンデッドアンラック」の世界にある地球というのは、ちょっとした作り物なのかもしれません。
例えば、
創造主のいる世界には実際の地球みたいなものがあって、それを基本として「アンデッドアンラック」の世界を作っている。
そしてその世界は色々と設定する事が出来て、西暦何年で、こういうルールがあってというのを決めたり出来る。
その作り出した地球の様子をアポカリプスを通した(いわゆる本の向こう)で眺めて楽しんでいる・・・みたいな。
まあいずれにしても、ルールと地球の歴史の部分を考えた時、何らかの創造主側の力が働いているのは間違いない気がしますね。
新たなルールが生まれた時点で、世界は全く別なものに作り変えられたり、もしくは記憶を改竄されたり。
地球にルールを強いる創造主を殺す為に戦っている。
しかしジーナは結局世界は変わらなかったと言っています。
「きっとまたいつかルールが増えて世界は大きく変わってしまう」という言葉の微妙な感じのニュアンスから考えると、やはり記憶を書き換えられているんじゃないかなぁと思ったり。
何が変わったのかは分からなくても、何かが変わった事だけは覚えている・・みたいな。
しかし「不変」の能力を持つジーナが、変わる事を強いる世界で頑張っていたというのは泣けるよなぁ・・・
こんな序盤で殺すのはもったいなさすぎるキャラだったと思うわ。
とはいえ、だからこそこれだけインパクトがあったのだけれど。
アンデッドアンラックの世界についてのまとめ
という事で、まだ9話目だというのに、色々な事を想像出来る世界観が素晴らしいですよね。
これだけの設定をこんなに序盤で明かしてしまって大丈夫なのかと心配になります。
しかしここまでやってくれたのだから、十分この先も期待出来る気がしますね!
色々考えてみましたが、その辺りが直ぐに明らかになっていくのか?
どういう感じで色々な真実を明かしてくれるのか期待したいですね!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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