さよならサムライ8!!ウルトラ投げっぱなしエンドな最終回ネタバレ感想

遂に最終回を迎えた
「サムライ8八丸伝」
いやぁ~長かったというべきか、短かったと言うべきか。
最終回が近いという流れではありましたが、まさか今回で終わるとは思ってませんでした。
そのおかげで、巻きまくっていた最近の展開を更にダイジェストにしたような感じの最終回でしたね。
そして当然のようにその内容は意味不明。
・・・・・・一体なんだったんだ?この全43話は??
正直少し前の時点で完全に読者としての心は散体してたので、最終回の問題点だけを語っても仕方ない所ですが、流石に気になった所を少しだけまとめてみたいと思います。
サムライ8八丸伝最終回感想
何もしてないのに最強になったよ!!
前回散体して不動明王様と同じ存在になった・・・というのにもう一度何故か散体していた八丸。
しかしなんかよくわからん感じで復活すると、今度は自動的に謎の空間へとアンと共に入っていきます。
どうやら八丸とアンの周りでだけ時間が進んでいる「精神と時の部屋」状態になるという都合の良い展開に。
そして次のページではあっという間に修業も終えたようで、かつてダルマ師匠が見たような白い刃を持った侍の姿に変身を遂げます。
・・・・まあこの辺の流れの意味は何一つとして理解出来ませんが。
そして帰ってきた八丸の最初の一言がもう笑ってしまいますよね。
「金剛夜叉流の全てを習得したぞ!!」
何この説明台詞・・・・。RPGの村人レベルの台詞かよ!!
要らないよね?この台詞。ファミコンレベルじゃんか!!
しかも何故かアンが「うん!」と相づちを打っているのも謎。
結局の所、特に何もしていないのに何故八丸はこんな最強状態になれたのでしょうか?
性格も最悪、ステータスもカス、人を思いやる事も出来ず、クズ発言を繰り返しただけ。
それなのに都合よく最強キャラになれちゃった。
あんまり読まないのでアレですが、「なろう系」の中でもこんなに酷い作品って中々ないんじゃなかろうか。
あと、鎧姿がクソ格好悪いって最早致命的よね・・・。
自分の発言を過去に置き去りにしてるけどどういう事??
「随分成長したな」
そんな風に、特に何も見ていないのに外見だけでそう口にするアタ。
心眼とはどこに行ったのかと言いたくなりますね(笑)
しかしそれに対する八丸の発言がことごとく理解不能です。
「実力もだ。今のオレは武神不動明王だからな」
いやいや、アタが外見だけを見たのは真実でしょうけど、偉そうに「実力もだ」ってなにさ。
チート技を使っての都合良すぎる成長なのに、実力をアピールするのも気持ち悪いですが、武神不動明王アピールもキツすぎる。
しかし武神の名をを軽々しく口にする事でアタさんは相変わらずキレます。
この小者感しかないアタさんが本作のラスボスって・・・・
そんな小者のアタに対して、八丸は最後まで調子に乗った発言を繰り返します。
お前とオレが同じ速度で生きてると思うな
それに武士・・・侍・流派・武神・・・そんなものはもうどーだっていい。
そんなもん人生の小さな変化の一部についた長ったらしいただの肩書きだ
えぇぇ・・・、この発言するんなら、何でわざわざさっき自分が「武神不動明王」だよってアピールしたのさ??
偉そうに語ってるけど、速攻で自分の発言と矛盾してるからイライラが止まりませんわ。
その上でアタの数々の肩書きをディスる八丸。
・・・お前の師匠も大層な肩書き沢山持ってるけどね・・・。
そもそもお前も2話くらい前に「伝説のオレの師匠ですら勝てなかったような奴だぞ!」というクソみたいな台詞を残しているというのに。
めちゃめちゃ他の人の肩書きを利用しているというのに。
この辺り、本当に気持ち悪すぎて酷いです。
・・・・まあ今更と言えば今更なのですが。
恥ずかしすぎるステータス∞
そして戦いの途中で何故か精神世界へ。
どうやら八丸は時の流れをズラして、この次元にある一角達の侍魂を借りる事で存在出来ているのだそう。
・・・・意味不明過ぎてもはや考える事を止めたい(笑)
まあとにかくこの戦いに勝った所で、オレは消えちゃうよ。でも心は消えないからね。
みたいな事のようです。
そしてちょっとだけ良さげなシーンなのですが、八丸がアンと手を繋ぐ場面で何故か八丸のステータスが表示されます。
当然のようにその数値は全てが∞。
陳腐過ぎて笑えもしませんね。
これまでの全てが酷いですが、その集大成のような酷さだわ。
説明オンリーの超大技
そして全てのステータスがMAXになった事で、不動明王様しか使えなかった流星剣を八丸は繰り出します。
それに対するアタさんの反応がこちら↓
「う・・・うそだ!こんな奴が流星をくり出すあの大技を!!?」
なんだこの説明台詞(笑)
「流星をくり出すあの大技を」の部分要らないでしょ。
せめて「うそだ!こんな奴にやられるなんて・・・!」くらいで良いのでは??
この説明台詞がアタさん最後の台詞って酷過ぎにも程があるでしょ。
そもそもアタさんだって多少は悲しいエピソード持っているのに、有無を言わさず倒しちゃうって何なのよ・・・。
しかも流星をくり出す描写すら全くされないという(笑)
ってか時間をズラしたり出来るなら、こんな所でアタに大技使うんじゃなくて、カーラの所にたどり着いてから使った方がきっと効率良いと思うなぁ・・・・
投げっぱなしエンド
そしてアタとの戦いを終え、場面はダルマ師匠のそのまた師匠とカーラが戦っている場面へ。
もう全部終わったようなものかと思いきや、
本当の鍵の7人はもうじき揃う!
今はまだバラバラな7つの小さな点だが
いつか繋がり線となって見えてくるだろう
そんな言葉を残し、本編にまだ登場さえしなかったキャラが二人顔見せされます。
ってかまだ鍵集めとかやるつもりなんだ(笑)
そしてその後、漫画史に残るくらいの無能な師匠だったダルマ師匠から、八丸自身がパンドラの箱だったことが明かされます。
・・・・・ふーーーーーーん、そうなんだ・・・としか言いようがない(笑)
そしてどうやらこれから皆で仲間を集める旅に出る様子。
侍のような格好になったアンの全くハマらなかった「いざっ!!」という言葉と共にこの物語に幕が下ろされます。
・・・・・なんなんだろ、この無な感じは。
- そもそも八丸は不動明王様になれたんだよね?
- だったら八丸が色々解決すれば良いのでは??
- 不動明王になると何も干渉出来ないのであれば、それは結局の所「死」と変わらないのでは??
- ステータスがMAXなのに姫の祈りとはなんだったのか?
- 三身一体とはなんだったのか?
- 最後まで全ての登場人物が等しく無能だったのは何故なのか?
- 世界の広さを全く感じさせなかったのは何故なのか?
- 銀河の皆の願いってなんなのか?
- テロメア値とはなんなのか?
- AT値とはなんだったのか?
- この作品とは一体なんだったのか??
結局この物語で何が描かれて、何を伝えたかったのか。
どこが面白い所で、何を見せたかったのか。
最後まで読んだものの何一つとして伝わってきませんでした。
本当の意味で「無」だとしか言いようがないです。
基本的には日本語のおかしな使い方や、空気を読まない行動、理解不能な行動をツッコむという楽しみ方しかなかったですね。
最後の最後まで。まあそれが一部では盛り上がっていた感じなのがアレなんですが。
正直絵は悪くない(個人的には苦手だけど)と思いますよ。
最後の侍っぽい姿の活発な感じのアンは良いデザインに見えますし。
しかし回りくどい説明と中身のない会話などがひたすらに足を引っ張り続けたという感じでしょうか。
説明の多さに対して、本当に必要な説明はされないというのは、やはりキツイです。
おそらく今後も悪い意味で語られ続けるような作品になってしまったんだろうなぁ。
マジでこんな作品が生まれてしまったのは恐ろしいとしか言いようがありません。
二度とこんなに無茶苦茶な作品には生まれて欲しくないですわ。
例え絵が下手でも、物語が拙くても、読者に対してもっと真摯に向き合うような作品が生まれてくることを期待したいですよ。本当に。
という事で、
さよならサムライ8
多分もう読み返すことはないだろう。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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