ワールドトリガー最新話197話ネタバレ感想!那須隊の強い想いと香取まさかの秘策!!

ワールドトリガー最新話197話ネタバレ感想
B級中位の最終戦が描かれた今回の「ワールドトリガー」
思ったよりも丁寧にガッツリ試合の展開を描いてくれるようで非常に嬉しい展開でした。
玉狛が関わっていないだけに、どういう展開になるのか予想も出来ませんからね。
カラーの扉絵もちょっと最高過ぎましたが、その内容も非常に最高のものとなっていました。
そんな197話の気になる所をまとめてみたいと思います。
次回の198話&199話はこちら↓
ワールドトリガー最新話198話199話ネタバレ感想!那須隊涙の劇的勝利!ボーダーが終わっても人生は続く!
ワールドトリガー最新話197話「B級中位最終戦」
とにかく今回で一番言いたいのが、カラーの扉絵が最高&最高だったという事です!
那須隊の4人が描かれていたのですが、それが卒業式という感じで描かれているのです。
丁度ワールドトリガーの時期も3月。
それぞれの学校の卒業の部分と、日浦茜の最終戦がいなくなる那須隊としての卒業の部分。
その二つが合わさっての最高の扉絵となっていましたね。
こういう感じの扉絵って今までのワールドトリガーでもなかった感じなので本当にびっくりするくらいに良かったです。
思わずこの絵だけでちょっと泣けてきてしまいましたよ。
もう一つの試合も解説付き
B級上位の試合も終わり、試合を観ていた隊員達は隣の会場へ。
三輪隊のメンバー、そして綾辻さんが実況をしているということもあって嵐山隊のメンバーもそちらへと移動していきます。
出水によれば二部屋に解説がついているのは豪華なのだそう。
そして烏丸は「観戦希望が多かったんじゃないか」と言っていたので、希望が多ければ実況が付けられるシステムなのかもしれませんね。
一方で中位の試合を、玉狛の千佳も気にしていました。
何故ならその試合は千佳にとって狙撃手の先輩である日浦茜の最後の試合だったから。
こういうちょっとした繋がりの部分を大事に描いてくれるのは嬉しい所ですよね。
実況と解説
既に中盤戦へと差し掛かっていたB級中位最終戦の実況を務めていたのが嵐山隊の綾辻さん。
そして解説を務めていたのは、この試合によって順位も変動しそうな鈴鳴第一の村上。
もう一人が那須の従弟であり、日浦の師匠でもある三輪隊の奈良坂。
こういうチョイスが上手いというか絶妙すぎますよね。
那須と従弟である設定の部分や、日浦の師匠である部分を活かしてのチョイスは流石です。
村上もROUND3で玉狛と那須隊と戦っていた相手でもありますし、なんだか凄くグッと来るチョイスだなぁと思いました。
これまでの試合展開
今回の試合のマップとなっていたのは市街地C
玉狛がROUND2で諏訪隊や荒船隊と戦った場所ですね。
狙撃手が有利を取れるマップという事で、唯一狙撃手がいる那須隊が有利を取れると思って選んでいました。
しかし思い通りにいかないのが転送位置。
悲しいかな日浦の転送位置は悪く、香取隊が高所を陣取る形に。
香取隊としては高所を取れたアドバンテージを活かしたい所でしたが、それを許さなかったのが那須さん。
障害物をものともしない変化弾によって香取隊を狙います。
香取隊は射程がない事もあり、高所を抑えた香取隊が逆に押される形に。
村上曰く、那須さんの射撃は変化弾の真の性能を引き出している感じとの事。
本来は邪魔になるはずの障害物をむしろ活かして戦っているという事なんですね。
この言葉で更に那須さんの株が上がってしまいそうです。
奈良坂によれば、オペレーターと連携してマップを研究したおかげだそう。
やっぱり那須隊としては最後の試合に出来る事を全部やって来たんでしょうね。
しかしこの戦いは三つ巴。
遅れて合流した諏訪隊が那須隊を攻めて、防御に入った熊谷がダメージを負うことに。
そこからしばらくはにらみ合いが続き完全に膠着状態へ。
しかしその均衡を破ったのが諏訪隊の笹森。
バッグワームとカメレオンを切り替えつつ那須隊へと奇襲を仕掛け、熊谷が迎え撃つも相討ちに。
この辺りもたった2コマだけですが、笹森が冷静に仕事を果たしている感じがして非常に良いです。
攻撃手の熊谷を落とせた事は諏訪隊にとっても結構大きい気がしますし、役割は果たせたのかなぁと。
そして部隊としては崩れた那須隊を2部隊で攻めかかる・・・と見せかけて諏訪が狙ったのは香取隊。
三浦が香取の盾となり大ダメージを負いそのままベイルアウトに。
この辺りは奈良坂も言ってますが、諏訪らしいやり方ですね。
ROUND2では玉狛に動かされていた感じではありましたが、諏訪は何をしてくるのか読めない部分がある気がします。
まあこの辺りは経験値の高さを活かしているのかなぁという感じです。
気になる得点は??
という事で現在の状況は、3部隊ともに1人ずつ落とされた状態。
とはいえ諏訪隊が既に2点を獲得してリードしていて、諏訪隊ペースと言っても良いでしょう。
そして前回微妙になっていた得点も今回明らかになりました。
試合開始前時点での順位は、9位が香取隊で27点、10位が諏訪隊で26点、12位が那須隊で26点という事になっていました。
つまり中位は
- 8位 鈴鳴第一
- 9位 香取隊
- 10位 諏訪隊
- 11位 荒船隊
- 12位 那須隊
- 13位 柿崎隊
- 14位 ???
という感じだった訳ですね。
そして試合中の得点をプラスすると、香取隊が27点、諏訪隊が28点、那須隊が27点。
上位入りのボーダーラインとなるのは弓場隊の30点ですが、同じ得点では弓場隊が上に来るので31点が必要。
既にどこかの部隊が圧勝する流れではないだけに、上位入りを狙う為には生存点が獲れるかどうかが大きなポイントとなっていました。
う―――――ん。
めちゃめちゃ得点まで絶妙になってますよね。
那須隊の最終戦に懸ける想い
それぞれの部隊が2人になった状態で、アグレッシブに動いていたのが日浦。
諏訪を狙ってシールドを的確に割っていきます。
この狙撃があるからこそ他の部隊は両攻撃を使いにくい状況になっているとの事。
防御に手と意識を使わせる事で、特にダブルでのショットガンが攻撃のメインとなる諏訪隊の爆発力を封じているようです。
本来であれば下の位置から上を狙う事になると、どうしても見つかりやすくなってしまう。
しかし今回はいつもとは逆に、狙撃手の存在をアピールする戦い方をしていたのです。
つまりは別に自分が狙われる事になっても、那須さんが高所をキープ出来さえすればそれで良しという感じなんでしょう。
機動力の高い射手である那須さんであれば1対1では諏訪や堤では射程的にも不利でしょうからね。
転送位置がもしも悪かった場合はこういう戦術で戦う。
そういう所までしっかりと用意していた辺りからも、那須隊のこの試合へと懸ける気持ちの強さを感じますね。
諏訪隊としても射線の切れるルートを通りたくはなるものの、そのルートには那須さんの「鳥籠」という罠が待っている。
狙っていた試合展開ではないとはいえ、試合をコントロールしている事には間違いないのだから那須隊は本当に頑張ってましたね。
ってかこれだけ頑張ってるのに12位ってボーダーマジで層が厚いんだよなぁ・・・。
いつもと違う香取隊
那須さんの射撃に手こずる諏訪隊。
完全に那須さんに動きが読まれていると感じていましたが、同時に香取隊が妙に大人しくなっているとも感じていました。
そして同じく香取の存在感無さを感じていた米屋。
いつもと違って消極的だと皆が思っていました。
そんな香取は那須隊に近づけない事で、若村に指示を仰いでいました。
「アタシならシールド張って突っ込むけど」と嫌味をプラスしながら。
しかしそう言われてもスムーズに指示が出せない若村。
オペレーターの華にマップを出して貰ったりと助けを求めるも、香取によれば既に何回も同じ事をやっていた様子。
完全にダメダメな状態となっていた香取隊でしたが、そうなってしまっていたのには理由がありました。
それがROUND7、つまり一つ前の試合後の出来事。
香取隊、諏訪隊、柿崎隊、海老名隊の4部隊での戦いを、諏訪隊と並んで4点獲得して終えた香取隊。
しかし生存点を獲得していたのは諏訪隊。
だからこそ若村は、考えなしに突っ込んでしまった香取に対して怒っていました。
最後もっと慎重に立ち回っていたら、諏訪隊にもっと点差をつけられたのだと。
諏訪隊とは1点差で完全に上位入りを目指す上でのライバルとなっているだけに、もっと先の事を考えて動けよと。
しかしこういう所で割と簡単にキレてしまうのが香取。
「・・・わかった。じゃあ次の最終戦、アタシは麓郎の指示通りに動くわ」
と、香取は完全に若村の指示で動く事を約束します。
しかし若村からしても、適当に動く癖をやめて欲しいだけであり、そこまでの事は望んでいません。
とはいえ香取からすれば、どれが適当でどれが適当ではないのかが自分でも分からないとの事。
「あんたの言う慎重な作戦に100%従うわ。それでいいでしょ」
普通にキレているだけなのか、それとも若村を試しているのか、どっちなのかは良くわかりませんが、その言葉によって最終戦は若村が香取をコントロールする形になっていたのでした。
・・・・駄目だ・・こいつら玉狛に負けてからあんまり成長出来てない・・・・!!
そう思うしかないくらいに相変わらず酷い状況でしたね、香取隊は。
まあ香取の面倒くさい部分がそんなに簡単に直ったら世話はない訳ですが、めちゃめちゃ準備をしてきた那須隊と比べるとあまりにも酷いとしか思えませんね。
ただし若村としてはここでガツンとやれれば香取隊を大きく変えるチャンスでもあった気がします。
・・・・まあガツンとやれれば・・・の話なんですが・・・。
若村の迷い
あんまり的確な指示も出せないままで、微妙な感じでの試合が続く香取隊。
諏訪隊と共に那須隊を追って、諏訪隊に合わせて攻撃を仕掛ける形を選んだ若村。
しかしその動きに違和感を感じていたのが諏訪。
「なんで香取は前に出ね―んだ?攻めがてめえの持ち味だろーが」
との事なので、諏訪隊としても香取隊が仕掛けるのを待っている状況なのでしょう。
ってか普段の香取であれば勝手に突っ込んでくれるはずで、そこでチャンスを作るのが諏訪隊としてのやり方。
こうしてどちらも仕掛けない形であれば、結局の所は那須隊の思惑通りという感じになってしまう訳で、香取隊としてはおそらく最悪な状況だったと言えそうです。
そんな中で迷いに迷いまくっていたのが若村。
- これが最終戦
- 上位の試合はどうなったのか?
- 昼の鈴鳴第一が30点だったからそこが最低ライン
- 弓場隊の点次第だともっと得点が必要になる
- 俺が指揮する試合で上位に戻れるかどうかが決まる
- 諏訪隊にも那須隊にも負け越してる訳じゃないからやれるはず・・・
う――――ん、これはもう完全に迷走してますね。
全く試合に集中出来てないというか、余計なプレッシャーに押しつぶされそうになっているというか。
そもそも若村はそれほど戦闘能力も高くないですし、だからと言ってリーダーシップを取れるタイプでもない微妙な男。
とはいえそれでも確実に修よりは性能が高いはずなんだから、やろうと思えばきっとやれるはずなんですけどね。
そしてそんな完全に集中出来ていない若村は、那須隊の罠に完全にハマってしまう事に。
残された香取のまさかの武器
準備していた罠のエリアに香取隊を誘い込んだ那須さん。
オペレーターと協力して的をマーキングすると、変化弾で若村を狙います。
全方位攻撃の「鳥籠」か、それともシールドの破壊を狙う集中弾か。
そんな2択をしっかりと見極めて集中弾を止めるシールドを展開する若村。
良い感じに弾を防御しますが、それこそが那須さんの狙い。
変化弾の一部は、若村を通り越して、若村の後ろに仕掛けてあった炸裂弾へとヒット。
その瞬間炸裂弾が起爆され、若村はあえなくベイルアウトしてしまう事に。
当然ながらこれは那須さんが仕掛けた置き弾。
ある程度距離が離れると操作や発射は出来なくなるものの、他の弾丸やワイヤーを使えば離れていても起爆は可能。
日浦の細かい狙撃も置き弾からの意識を逸らす狙いがあったという事で、作戦が完璧にハマった形となった訳ですね。
そしてこの状況にどうしようもない程精神的なダメージを受けていた若村。
香取からの指示を求める声も全く耳に入りません。
結局一人きりとなり、いつものように勝手にやるしかなくなってしまった香取。
しかしそこで華から指示が入ります。
「麓郎くんに持たされたトリガーがあるでしょ?」と。
しかし既に敗色濃厚となったこの試合でそのトリガーを使いたくない香取。
とはいえ華からの「麓郎くんの指示に100%したがうんじゃなかったの?」という冷静な言葉で、香取はそのトリガーを使う決意をします。
「そうだったわね。あーもうホント・・・ムカつくわ」
その言葉と共に起動されたトリガーはまさかのスパイダー!!!
いやいや、これは熱すぎるでしょ!!
修のスパイダー戦術によってボッコボコにされた香取が、修の事をナメきっていた香取が、ムカついてしょうがない相手だった玉狛の戦術を取り入れるなんて・・・・!!!
しかしよく考えてみれば、ROUND5のラストでは、香取もしっかりと修のスパイダーを攻撃に活かしていたんですよね。
出水でさえも「いきなりやって出来るか?普通」と驚いていましたし、それほどまでに香取にはセンスがある訳です。
それだけにここから香取がスパイダーでどうやって状況を変えていけるのかは非常に楽しみです。
ワールドトリガー最新話197話ネタバレまとめ
という事でB級中位最終戦がめちゃめちゃ面白すぎた今回。
なんで玉狛の関わっていないしかも中位の試合でこんなに面白くなるんだよと叫びたくなりますよね!
一見すれば扉絵でも描かれていた那須隊が最終戦の主役のようでもあります。
しかし隊としての状況が詳しく描かれているのは香取隊。
基本的に玉狛と戦った部隊はどこもその後に進化をしています。
今回の那須隊なんて玉狛並にしっかりと試合の準備をしていましたし、様々な状況で戦えるように精一杯頑張っているのが伝わりました。
その一方で全く努力の後が見られない香取隊。
玉狛戦の後のあの涙はなんだったんだよと思いたくなりますが、それはそれで香取隊らしいというのが面白い所。
唯一の変化となりそうなのが、ラストに起動したスパイダー。
自分が散々痛い目に遭わされたスパイダーでどうやって状況を一変させるのか?
果たして那須隊が勝つのか、それとも香取隊が勝つことになるのでしょうか!?
そして上位入りは果たしてどの部隊になっていくのか?
普通に玉狛の最終戦と同じくらいに続きが気になって仕方ないですね!!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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