ワールドトリガー最新話200話と201話の気になる所!忍田瑠花や陽太郎と5年前の戦い

ワールドトリガー最新話200話と201話の気になる所
あまりにも情報量が多すぎて脳内が大混乱となってしまった程の「ワールドトリガー」最新話の200話と201話。
基本的に「ワールドトリガー」は無駄がなく盛りだくさんの内容である事がほとんどですが、その中でも今回は異次元の情報量でした。
感想をまとめてみたものの、あらゆるポイント一つ一つに対してまだまだ掘り下げが出来るというのが恐ろしい所。
今回は改めて一つ一つのポイントを振り返ってみたいと思います。
ワールドトリガー最新話200話と201話の気になる所
忍田瑠花の登場
やはりまず驚かされたのが忍田瑠花の登場でしょう。
葦原先生の読切作品でありBBFにも掲載されている「実力派エリート迅」のヒロインが遂に「ワールドトリガー」にも登場するという事で非常にテンションが上がってしまいました!
立場は全く違う感じになってしまったものの、見た目や性格は割と近い感じだったのも嬉しい所でしたね。
登場するなり何故かちょっと尊大な態度を見せたり、忍田本部長を呼び捨てにしていたり、沢村さんとの関係も良さそうだったりと、謎に満ちたキャラクターという感じでしたが、その理由が登場した次の回である201話を読むと全部分かってくるというのが半端ない構成でした。
滅んだアリステラ王家の生き残りであり王女なんだから尊大なのもある意味では当然。
ボーダーを大きくしたというのはまさに文字通りの意味でしかなく、彼女と陽太郎が母トリガーを受け継いでいたから。
旧ボーダーの初期メンバーである忍田さんとはかなり長い付き合いであるはずで、王女である瑠花からすれば同盟国の有望な戦士の一人だったのでしょう。
沢村さんは現ボーダーが作られてからの付き合いでしょうが、おそらく本部での付き合いは長いと考えられます。
普段は大人な感じの沢村さんが素の部分を見せている感じなので、沢村さんの忍田本部長への想いとかも理解してるんでしょうね。
クローニンは共にアリステラを脱出した仲間であり、唯一の臣下という事のようです。
201話でのラストカットは瑠花、陽太郎、クローニンが3人でご飯を食べているシーンでしたが、この3人がアリステラ唯一の生き残りという事を表しているんでしょうね。
登場したばかりではありますが、この3人の関係の深さを考えるとグッと来てしまうようなシーンでした。
陽太郎が王子様だった件
物語の初期から登場していて、生意気なお子様でありながらも愛すべきマスコットキャラのようでもあった陽太郎。
が、201話目で彼がただのお子様ではなく、既に滅んだアリステラという国の王子様だった事が明らかになりました。
これにはもう驚きしかありませんでした。
色々と予想されていた方も多いのでしょうが、自分はそんな事はないだろうと思ってしまっていたんですよね。
あくまでも可愛くて生意気なガキンチョでしかないだろうと。
が、そんな陽太郎が王子様だった事によって、これまでの様々な描写も納得いくようになっているんですよね。
当然のように本部の会議に参加していたり、入隊時期が旧ボーダーの頃だったり、ヒュースに対する優しさだったりと、少し不思議に思っていた事が納得出来てしまいます。
お子様とはいえボーダーにおいて最重要人物の片割れであり、ある程度の自由は許しているとも考えられます。
入隊時期が妙に早いのは、アリステラが滅んで玄界にやってきた時から加入したという事になっているから。
ヒュースに妙に優しかったのは、陽太郎の本質的なものに加えて、自分と同じようなものを感じていたからなのでしょう。
帰るべき場所がなくなった自分と、まだ帰るべき場所があるヒュース。
帰るべき場所があるヒュースだからこそ、「かえりたいっていうならかえらせてやりたい」と迅さんに言ったのでしょう。
そんな陽太郎とヒュースのやり取りが描かれた134話のサブタイトルは「林藤陽太郎②」であり、201話の「林藤陽太郎③」を読んでから改めて読み返すと感動の度合いが更に上がってきますよね!
ラタに秘密がありそうな件
201話ではガロプラの代表として林藤支部長達との話し合いに臨んだラタリコフ。
もともとしっかりしているキャラクターである事は分かっていましたが、今回は異様なくらいに冷静でしたよね。
しかしそんな中でも妙に意味深な描写が多く、どうもラタはただのガロプラの隊員の一人とは思えなくなってきました。
単純に玄界に興味を持っていて、かつてはボーダー本部がなかった事を知っていた。
玄界に興味があると言った時のガトリンの反応がちょっと意味深に見える。
ウェンがレギーに対して発した「自分の役目忘れてんの?」という発言と、レギーのラタへの付き人感。
玉狛支部というワードに反応していたレギー。
母トリガーの話をしている際にやたらとレギーがラタのことを気にしていた事。
アリステラの話を聞いた時のレギーの心の中での台詞「なんてこった・・・ってことは・・・」が意味深。
などなど怪しいというか、明らかにラタが特別な存在のように描かれている気がします。
少なくともただのガロプラの兵士という訳ではないはずで、アリステラの関係者なのか、それとも玄界に関係があるのか、それともどちらかの国に自分の関係者がいたりするのか。
レギーの反応の部分からすると、実はラタも立場のある人間という可能性も高い気がしました。
しかしなんだかんだこの感じだとガロプラ勢とも協力関係になっていくんじゃないだろうか?
遠征まであと2ヶ月
林藤支部長がガロプラに対して遠征を遅らせるという提案をして驚かされた201話。
が、それはそもそも遠征までに必要な時間であり、こっちとしては全く問題なしだったというのが良い意味でズルいですよね。
ガロプラの事は騙している訳ですが、事実としてガロプラにもメリットがあるので両者ともにWin-Winの関係なのが上手い展開だと思いました。
ガロプラには50日遅らせると説明していましたが、実際にはまだ準備に2ヶ月程かかるようです。
この間に選抜試験や研修など、やることはまだまだ残っています。
漫画的には選抜試験の部分が注目ポイントとなりますが、何気に2ヶ月って結構時間がないですよね。
どういうスケジュールで物語が進んでいくのか気になりますし、個人的にはこの期間で修にはもうちょっとレベルアップして欲しいと思ってしまったり。
このままだと玉狛第二の隊長であるという他に連れて行く理由もありませんからね。
近界ではやっぱり経験値や応用力が必要になってくるでしょうから、もう少し修にも武器があっても良いんじゃないだろうか。
母トリガーの存在
アリステラ王家が管理していた母トリガーを継承し、玄界へとやってきたという瑠花と陽太郎。
しかしこの継承というワードがまたよくわからなくなっていますよね。
そもそも母トリガーはいわゆる物質的なものを想像していた訳です。
以前のエネドラッドとかとの会話から考えれば、強大な力を持った人間がそのまま母トリガーという物体になる・・・みたいな。
が、実際の所母トリガーは瑠花と陽太郎に継承されたとの事で、しかもボーダーの地下深くに巨大なトリオン反応があった。
瑠花や陽太郎そのものがなんらかの力を持っているのではなく、力そのものはボーダーの地下深くに存在しているという事なのでしょうか。
だとすれば瑠花や陽太郎はあくまでもその力を使う為の鍵みたいなイメージとして捉えた方がよいのかもしれませんね。
まあこの辺りについては徐々に語られる事になりそうな気もしますが。
アリステラ王家を巡る戦い
同盟国であるアリステラとの戦いに参加する事になった旧ボーダー。
結果としては王家の母トリガーを継承した瑠花や陽太郎を救い脱出させたという事にはなっています。
が、その時の敵の国はかなり危ない国だったようで、玄界にまで攻め込まれる前になんとか追い返したものの犠牲は大きかったと林藤ゆりさんが162話で語っていました。
その時の戦いで19人いた旧ボーダーのメンバーのうち10人が死に、そのうち何人かが黒トリガーとなってしまったようです。
瑠花と陽太郎という同盟国の要人は救えたものの、その代わりに沢山の仲間を失った。
それによって城戸指令は考え方を変えてしまい、今のボーダーが生まれた。
何が正しくて何が間違っているのかという部分は簡単に言えませんが、皆にとってこの戦いは辛く苦しいものになってしまったのでしょう。
この戦いこそが「ワールドトリガー」において非常に大きな意味を持つ戦いのはずなので、この戦いがどういう戦いになったのかという部分も描かれて欲しい所ですね。
ワールドトリガー最新話200話と201話の気になる所まとめ
あまりにも内容が盛り沢山すぎて考察しがいがありすぎたと言える200話と201話。
ある意味では部活的な部分だったり、スポーツ的な一面もあった前回までのB級ランク戦とはまた違いすぎる展開に驚かされましたね。
林藤支部長の交渉なんかはいかにも「ワールドトリガー」らしい良い意味でのズルさを感じましたし、母トリガーや滅んだ同盟国の話なんかは「ワールドトリガー」の核心に迫るような内容でした。
何が凄いって、そういう核心の部分に今の所全く主人公の修が直接的には関わっていない所ですよね。
ドラマチックな展開を目指すのであれば、主人公をここら辺に絡めてくる所でしょう。
実は修も同盟国の人間だった・・・みたいな。
しかし「ワールドトリガー」の場合はどこまでいっても修は修のままで自分の道を突き進んでいます。
あくまでも普通の人間として独自の道を突き進む修が、この深い「ワールドトリガー」の物語にどういう影響を与えていくのかという部分が本当に楽しみですね!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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