チェンソーマン最新話91話感想考察!パワーとデンジの契約と願いと復活!!1話目のセルフオマージュが最高過ぎる神回!

チェンソーマン最新話91話ネタバレ感想考察!
パワーちゃんまさかの復活からのまさかすぎる裏切りに驚かされた前回の90話。
それだけに今回どうなるのかと心配になっていましたが・・・
藤本タツキ先生にやられた!!!
としか言いようがないくらいに最高すぎる神回となっていました。
あの展開からこんな展開を用意していた事に驚かされましたし、辛すぎる展開での涙ではなく純粋に感動の涙を流す事になるとは思っていませんでしたよ!!!
いやいや、本当にズルいわぁと感じてしまいました。
そんな最高にエモくて素敵で泣けてきてしまうような91話の気になる所をまとめてみたいと思います!
チェンソーマン最新話91話「パワー・パワー・パワー」
パワーの中にあったデンジとの記憶
前回恐ろしく早い速度で裏切りを決めてくれたパワーちゃん。
しかし今回の冒頭、1ページ目から彼女がどこか苦悩しているような表情が描かれます。
そして頭の中に浮かんできたのはこれまでのデンジとの思い出。
それらが浮かんできた事で、パワーはやっぱりデンジを連れて再び逃亡します。
通用しないとは思いながらもマキマさんを攻撃しながら。
自分でも口にしていますが、パワー自身も絶対にマキマさんに勝てないのに逆らってしまった事への自分でも気持ちを理解出来ていません。
パワーはとりあえずは自分の命優先で動くタイプであり、危険な場所からは割とすぐ逃げ出してしまうようなタイプ。
それだけに絶対に無理だとわかっていながらこういう行動を取ったという事自体が既にある意味での答えなんでしょうね。
そうまでしてもデンジをマキマさんに渡したくないのだと。
前回ラストの裏切りの発言があったせいで余計にここでの行動に意味が出てくるのが上手いですよね、漫画として。
初めて出来た友達だから
当然ながらパワーを簡単には逃してくれないマキマさん。
支配しているデビルハンターやらゾンビ化したデビルハンター達でパワーに攻撃を仕掛けてきます。
そんな大ピンチの場面で描かれたのは、9話で描かれたのと同じパワーのシーン。
ニャーコをコウモリの悪魔に奪われ、その為に必死になって人間を探そうとしている場面です。
9話では、命は平等に軽く当然猫の命も軽いと考えていたパワー。
今回も命は平等に軽いとした上で、自分の命も軽いのだと考えていました。
だからこそ誰が死んでも自分が死んでも悲しむ事はないのだと。
が、そんなパワーはデンジだけはダメだとつぶやきます。
既に体はボロボロにされて瀕死状態。
あの自分が大事なスタンスのパワーが、上半身だけになって這いずりながらつぶやいた台詞がグッと来てしまいました。
だってデンジは・・・
デンジは・・・初めてできた・・・友・・・達
もうこの台詞にこれまでのチェンソーマンの色々なものが込められている気がしましたね。
ゴミ箱の中での再会
既に瀕死の状態のパワーがチェンソーマン状態のデンジを連れてなんとか逃げ込んだのはゴミ箱の中。
そして続いて描かれたのは、ゴミ箱の中にいるデンジとパワーの姿でした。
この構図が1話目のデンジとポチタの構図と一緒なのがエモすぎます!!
とはいえそれが意味している事を考えると辛くもあるんですけどね・・。
久しぶりの再会(とはいえたかだか数時間くらいかな?)に抱き合う二人。
パワーの「助けにきてやったぞ」という台詞も非常に良いです。
とはいえ悲しいかなデンジは完全に心を折られた状態。
既にうまいモンを食べて、女とイチャイチャも出来て、一緒にみんなでゲームも出来て、パワーと一緒に寝て。
1話目で願っていた事はなんだかんだ出来てしまっていたデンジは、借金地獄の時からすればもう十分夢のような生活が出来ていた。
だからこそもういいのだと考えてしまっていました。
何より既にパワーもいないのだからと。
が、そんなデンジに対して「アホ」と連呼するパワー。
そんなにイジけるくらいにワシが恋しいのかと。
それに対してデンジが物凄く素直に「恋しいよ」と答えたのも凄くグッと来ちゃいますよね。
パワーとの契約
なんだかんだデンジの答えに少しだけ嬉しそうなパワー。
しかし何故かそこでパワーは悪魔のルールについて語りだします。
悪魔はこの世で死んでも地獄で蘇る。
しかしその時はもう自分ではなくなっているだろうという事を。
だからこそ次にデンジと会う事があってもそれは敵としてなのだろうと。
と、そんな前フリをしたあとで、パワーは血の悪魔を見つけに行けとデンジに語ります。
見つけて仲良くなって、血の悪魔をまたパワーに戻してくれと。
そうなればまたデンジのバディになれるじゃろ・・・と。
その上でデンジに優しく契約を持ちかけるパワー。
ワシの血をやるから、かわりにワシを見つけにきてくれ
と、これもまさに1話目でのデンジとポチタとのやり取りのセルフオマージュとなっていました。
あの時と同じように、想いを託される形になったデンジ。
ゴミ箱の中でデンジとして復活すると、パワーを失った喪失感と共にパワーが自らの体にある事を感じるのでした。
あのパワーが自分の想いをデンジに託して去っていく。
このシーンがあるからこそ、これまでのパワーがあったんだろうなぁと感じてしまいますよね。
これまでの全てのクズっぷりもこんな最高の演出をされてしまったら許さざるを得ないというか、これはもう最高のヒロインとしか言いようがないんじゃないかと思ってしまったり。
結局は作者である藤本タツキ先生の手の平で踊らされていたんだと感じました。
デンジ復活と涙
ポチタと心臓が融合した時と同じように涙を流していたデンジ。
そんなデンジの隣に当然のようにやってきていたのは岸辺でした。
今のデンジが、本当のデンジなのか、それともチェンソーの化け物でしかないのか。
そんな事を問いかけた岸辺。
デンジであればどうにかマキマさんから逃してやるけど、化け物でしかないならゴミ箱の中で眠っていてくれ。
そんな風に非常に格好良い台詞と共にデンジの答えを待つ岸辺。
正直岸辺も心を折られていたかと思っていましたが、ここへ来て凄みを見せてくれたのは嬉しいです!
とはいえその代償も大きそうというか、この後死にそうな気もしちゃいますが・・・。
と、そんな岸辺に対するデンジの答えはVサイン。
目尻には涙が浮かんでいましたが、どうやら覚悟は決まっている様子。
辛い状況ながらも言葉ではなくポーズ一つで表現してくれるデンジはやっぱり良いですよね!
チェンソーマン最新話91話ネタバレ感想考察まとめ
という事で、色々と酷かった前回から一転して、思い切り少年漫画の王道みたいな展開が描かれた今回。
あのパワーがまさか自分を犠牲にしてでもデンジを助けたのはグッと来ました。
しかも1話目のポチタとの演出が同じように使われていたのも非常に素晴らしくて、なんだかもう最終回直前なんじゃないかと思ってしまいましたね。
とはいえ岸辺の台詞的にすぐさまマキマさんとの戦いにはならない感じでしょうか。
まあライフが1億以上あるマキマさんに勝てる手段がなさそうですからしょうがないのかな?
とか思わせといて、いきなり決着という事もありそうな気はしますが・・・。
とりあえず久しぶりにデンジの姿が見られたのも嬉しい所ですし、次回は巻頭カラーという事でめちゃめちゃ楽しみですね!!!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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