サマータイムレンダ最終回139話ネタバレ感想!最高過ぎるハッピーエンド!アニメ化決定が本当に嬉しすぎる!!

サマータイムレンダ最終回139話ネタバレ感想!
遂に最終回を迎えた「サマータイムレンダ」
前回の時点で戦いは終わっていただけに今回の最終回でどんなエンディングを迎えるのかと期待していましたが
予想以上の最高の最終回
となっていました。
しかも本当に嬉しい事にアニメ化や実写化も決定していたりと、ずっと応援してきた作品なだけに感動してしまいました。
この間最終回を迎えた「地獄楽」もそうでしたが、やっぱり最終回はハッピーエンドが良いんですよね!!
長い戦いの終わりとして本当にふさわしすぎた最終回139話の気になる所をまとめていきましょう!!!
前回の138話の感想はこちら→サマータイムレンダ最新話138話ネタバレ感想!慎平と潮の笑顔でのお別れ!全ての伏線回収で新たな世界へ!!
サマータイムレンダ最終回139話ネタバレ感想
失われた慎平の記憶
前回のラストでは最初の頃と同じようにフェリーの中で目覚めた慎平。
南雲先生が生きている事を喜んだりしていたので、全ての記憶を持っていたのかと思いきや実はそんな事もない状態となっていました。
島の記憶やこれまでの事は分かっているものの、何故か2年ぶりに降り立った故郷に対して既視感を感じているような状態。
当然南雲先生の事を知っていた理由すら自分でもよくわかっていません。
そんな慎平を迎えにやって来たのが澪。
これまでのループと同じように自転車でやって来てくれますが、その格好は以前の制服姿とは違いお店のエプロンをした状態となっていました。
そんな澪の登場で、何故か澪が止まれないのではと感じて焦る慎平。
しかし当然今回の澪の自転車には特に細工もされておらず、ブレーキの効きも良好。
更にはあの時とは違い、澪だけではなく窓や朱鷺子も迎えに来てくれます。
その姿を見て、慎平は何故か皆が無事な事を喜んでしまうのでした。
という事で、これまでのループの記憶自体は慎平からは消え去っているようです。
しかし完全に消えたという訳ではなく、彼らへの想いだけは記憶には刻み込まれているという感じでしょうか。
まあ南雲先生が生きている以上、他の皆も生きていてくれないとおかしいんですけどね。
変化した日常と慎平が帰省する理由
混乱しているせいか、自分が何故故郷の島へと帰ってきたのかも分からなくなっていた慎平。
当然ながら潮の葬式という訳ではなく、むしろその逆で慎平は潮から今年こそは帰ってこいと連絡を受けていたのでした。
新たな世界線とも言えるこの世界では、元凶がいなくなっていた事により両親も健在。
とはいえ大阪で講演があるとの事で残念ながら不在でした。
それだけに洋食コフネへと直で向かう慎平。
当然ここではアランが温かく迎えてくれます。
ちなみにお店には凸村や汐見のおばちゃんなんかもいたり。
慎平が潮と喧嘩した理由は以前とは変わらず、やはり慎平が東京に行く事が原因となっていました。
しかしそんな中で慎平に電話をしてきてくれた潮。
冷戦状態は続いていたものの潮は2年ぶりに電話をかけてきてくれて、その上で絶対に帰ってこいと怒鳴りまくるのでした。
帰らないと潮が東京まで殴り込んできそうだという事もあり、仕方ないという感じで帰ってきた慎平。
しかしやっぱり理由はそれだけではなく、一番の理由は
会いたくても
もう二度と会えない気がしたから
もう一度顔を見たい
ただそれだけ
との事で、この世界線では潮が普通に生きていても、人は何時いなくなってしまうかはわからないという辛さが今の慎平には残されていたのでしょう。
繰り返すループの中で慎平と潮は一緒にいましたが、その潮は影の潮であり生きている潮との再会は出来なかった訳ですからね。
果たせた生きた潮との再会
まるで波の音に誘われるかのように波打ち際へとやって来た慎平。
そこにいたのは白いワンピース姿の潮が。
慎平が帰ってきたら絶対一発殴ると潮が言い残していただけに、殴られるかと焦る慎平。
しかし駆け寄ってきた潮はそのまま慎平の腕の中へ。
そこで慎平は素直に自分が勝手に東京に行ってしまった事を謝ります。
そんな慎平と同じように、見送りも行かなかった事を謝る潮。
そしてそんな二人の事を遠くから見て少しだけ嫉妬する澪。
慎平との再会でボロ泣きしてしまう潮でしたが、その理由は最近見たという夢のせい。
それは慎平と二度と会えなくなってしまうという夢であり、慎平もその夢を見ていたような気がしていました。
そして7月24日になり、慎平は南雲先生に夢の件を相談する事に。
具体的な内容は思い出せなくなっているものの、その夢の中で南雲先生の正体を知ったという事もあり、南雲先生もちゃんとその話について考えます。
予知夢なのか、それとも平行世界の記憶なのかと。
まあこの場合は平行世界の記憶というのが正しいような気はしますが、正確にはどういう事なのかよく分かっていないんですよね。
延々と3日間の間をループしていた訳ですが、最終的には300年前と繋がりその時点からの歴史を変えてしまった形となりましたし。
とはいえこの辺りはどれだけ考えてもあんまり意味もないんですが。
竜之介の子供の名前
洋食コフネで南雲先生と話をしていた慎平。
店の中には前の世界線では影にされてしまっていた小早川家のしおりちゃんとその母親である朝子の姿も。
しかし子供はしおりちゃんだけではなく、もう一人南雲先生、つまり南方ひづるによく似たお子様もいたのでした。
その子の名前は「波稲」
そしてその父親が南雲先生の弟である竜之介でした。
以前の世界線では最後に分かりあった関係の竜之介と波稲。
それがこの世界線では親子となっているというのが素敵ですよね。
慎平や潮以外には以前の世界線での経験は残されていないのだと思いますが、それでも何か想いのようなものだけは残されていたのかなぁと思わせてくれます。
ちなみに大人になった竜之介は慎平を少しだけ大人にした感じの見た目です。
とはいえなんだかんだ姉であるひづるの事を好きなんだろうなぁという空気は醸し出している気がしますね。
更にちなみにですが、この世界線では南雲先生は影やハイネとも出会っていないので、当然ながら「沼男」も書いてはいません。
聖シリーズというシリーズものを書いているようで、この島に来たのも取材と休養を兼ねたものだったようです。
波稲が撮った写真による壮大な伏線回収
慎平の話に完全に興味を持った南雲先生。
それだけに慎平は覚えている事を南雲先生にきっちりと話す事に。
その一方でタブレットで写真を撮る事にハマっていた波稲。
ここで皆の色々な写真を撮るのですが、その写真の数々に驚かされます。
ここで波稲が撮っていた写真はなんと、2巻のおまけページともなっている「記録#003」や「記録#???」で使われていた写真でした。
当時は何か意味があるなんて考えもしませんでしたが、この写真を撮っていたのが波稲だったという構成が凄いです。
とはいえ慎平や潮、澪や朱鷺子に窓だけならば後付けしたりも出来ますが、めちゃめちゃ驚かされたのは南雲先生が写っていた1枚。
この写真は屋台をバックに南雲先生が電話をしているという写真なのですが、手前には子供の姿があり南雲先生の隣には誰か男性の姿が。
しかしその男性の姿は南雲先生の説明で上手い事隠されていました。
なのですが、その手前にいる子供というのが今回登場した波稲そのものであり、隣にいたのは成長した竜之介だったのです。
意図的に隣にいた竜之介を隠していた訳ですし、こうなる事は初期の段階から決まっていたのでしょう。
しかも「記録#???」にしたという事は、その他の記録とは全く違う意味合いがあるという事だった事を示唆していたのだと思われます。
別に???にする必要もないはずでしたが、別の世界線の写真だからこそあえて???にしておいたのだと。
これだけ複雑な物語を綺麗にまとめただけでなく、こういう小ネタとも言える所にもヒントを出していた感じがして本当に素晴らしい構成になっているなぁと感心してしまいました。
逆に言えば田中先生が思っている事をしっかりと作品で描ききれたという事でもあるのかもしれませんが。
今を生きる人達と南雲先生の新作
以前の世界線では訪れる事もなかった平和な夏祭りの夜が過ぎていき、以前ではあり得なかった組み合わせも見られます。
それが、菱形青銅、妙に丸くなった感じの根津さんとその奥さん、そして宮司をしている雁切巌(おそらく)
何も変わっていなければこの世界には巌の息子である真砂人もいるはずですが、そこはやはり敵だった事もあってあえて描かないのでしょうね。
元凶がなければ彼らの一族は普通に生きて普通に死ぬを繰り返していたはずですが、果たしてこの世界線で真砂人はどういう風に生きているのでしょうか。
・・・まあ巌に子供がいないという可能性すらある訳ですが、色々と想像したくなりますね。
夏祭りの花火も近づく中で、ノートPCの前でテンションが上りまくっていたのが南雲先生。
彼女は慎平から聞いた話を元に新作へと取り掛かっていました。
そのタイトルこそが「サマータイムレンダ」
個人的には作中のキャラクターがタイトルの作品を描いていた・・・みたいな展開が大好物です。
南雲先生が作家だったというのは、ラストでこの展開を描く為だったのかなぁとさえ思ってしまいました。
そのくらいに綺麗にまとまっているよなぁと。
最高過ぎる見開きと潮の笑顔
作品タイトルの回収も終わり、波打ち際の潮の元にたこ焼きを持ってやってきた慎平。
しかしそのたこ焼きが少ない事に潮は不満の様子。
だってあの時約束したやん
10コでも100コでも買うてくれるって・・・・・あれ・・・?
そんな風に以前の世界線での記憶を蘇らせる潮。
それに対して慎平も
あの時か!
狭いスキマに入ってもろた時―――
と、5巻での廃病院で交わした約束を思い出す慎平。
そしてお互いが何かを思い出したかのようなそのタイミングで打ち上がる無数の花火。
この場面が見開きのカラーページとして描かれているのですが、花火の美しさが半端じゃありません。
こういうカラーページの使い方が出来るというのが配信作品の強みだよなぁと感じますよね。
しかしカラーページはそれだけでは終わらず、次のページでは満面の潮の笑顔もカラーで描かれていました。
慎平に対して改めて笑顔で「おかえり!」と言う潮。
そして物語のラストページもやっぱり綺麗な花火で終了となります。
想いは廻り、想いは還った
編集さんのこの言葉選びも非常に素敵ですよね。
正直タイムリープ的な作品ってどうやってまとめるのか難しいのだと思います。
しかし本作は元凶を消す事で新たな世界が生まれたという事を前回の時点で描いていてくれたので、最終回の完全なるハッピーエンドを綺麗に受け入れる事が出来ました。
都合が良い部分もないとは言えませんが、それで良いじゃないと思えちゃうんですよね!
ビターなエンディングだって悲しいエンディングだってもちろん良いでしょう。
でもやっぱりそれでもハッピーエンドが見たいんです!!!
この作品はそういう意味でも最高に期待に応えてくれた作品なのだと強く思いました!!
本当に素晴らしい作品をどうもありがとうございました!!
祝アニメ化&実写化企画&リアル脱出ゲーム化
という事で最終回と同時に3つの企画が発表されました!
これはもうおめでたいですよね。
正直面白さの割にはそこまでヒットしているとも言えない作品なのかなぁと思っていただけに、これだけ一気にメディア化が進んでくれるなんて・・・!
前々からアニメ化したら絶対に面白い作品になるだろうと思っていたので、特にアニメ化は嬉しいです。
どうやら田中先生が企画にもかなり関わっているようですし、クオリティの部分にも期待しても良い気がします。
まぁ正直1クールで完結は難しいと思いますので、出来れば2クール以上で最後までやって欲しいですが。
リアル脱出ゲームは今年の夏に作中の舞台である日都ヶ島のモデルとなった和歌山市の「友ヶ島」という所で行われるそうです。
自分はリアル脱出ゲームをあんまり良く知りませんが、作品の雰囲気を感じさせる舞台で楽しめるというのは物凄く素敵ですよね!
漫画の実写化となると当然不安がつきものなのですが、本作の場合はアクション部分を抜きにすれば割と相性も良い気がします。
ホラー寄りになったりしそうですが、影の存在を上手く扱えればそんなに変な事にはならないのではないだろうかと思ったり。
まあとにかく大好きな作品がこうやってメディア化されるのはやっぱり嬉しいです。
「呪術廻戦」や「チェンソーマン」なんかもアニメ化されたりしてますが、本作のようにメディア化される保証がない作品だと余計に嬉しいですよね!
なんだか応援してきた事が報われたかのような気持ちにさせてくれました。
サマータイムレンダ最終回139話ネタバレ感想まとめ
という事でとにかく正に大団円という感じの最終回でした!
正直これ以上の最終回なんてないんじゃないかと思うくらいに完璧だったのではないでしょうか!
長く苦しい戦いの最後がこういう形だったというのは本当に良かったですし、最初からこういうゴールが決まっていたのだとすれば田中先生凄いなぁとしか言えません。
しかも喜ばしい事にアニメ化や実写化なんかの企画も進んでいるという事で、アニメ化がこんなに嬉しく思えた作品なんて他に無かったかもしれないとまで思ってしまいました。
本当に田中先生お疲れさまでした!
世界観から何から本当に最高だったので、次回作も応援したいですね!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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