進撃の巨人最新話137話に驚く程泣かされてしまった件

NO IMAGE

進撃の巨人最新話137話ネタバレ感想

 

毎回毎回1話ごとに読者が悲鳴をあげるような展開が続いていた「進撃の巨人」

1月の時点で残り3話で完結だと発表されていましたが、展開的にも絶対に無理だろうと思ってしまっていました。

しかしこの137話が本当に素晴らしい内容となっていて、一気に物語全体のまとめてくれていた感じでした。

 

正直もう途中から読み終わるまでずっと泣いてしまいました

これはずるいよなぁという展開の連続で、それもこれもここまでの残酷で辛い物語があったからこそなんだよなぁとも思ってしまいました。

もちろんそれでもまだまだ問題は解決していませんし、残り2話でどこまで綺麗に話を畳んでいくのかも大注目なんですけどね。

 

今回は137話を読んでいて本当に凄いなぁと感じさせられた部分についてまとめてみたいと思います。

 

進撃の巨人最新話137話「巨人」

 

ここしばらく毎回のように残酷で辛い展開が続いていた(それを言い出したら最初の1話からなのだが)本作。

 

最近はジャンプ作品でも残酷な展開が求められつつある気がします。

鬼滅の刃の終盤の展開だとか、チェンソーマンだとか、呪術廻戦の渋谷事変編だとか。

 

しかしそういうダークな作風の本家とも言えるのはやっぱり「進撃の巨人」なんでしょうね。

もちろん「進撃の巨人」以前にもダークな作風のタイトルは沢山あったのでしょうが、時代を変えるくらいのインパクトがあったという意味ではやはり「進撃の巨人」が大きな意味を持っていたのだと感じます。

 

世界を滅ぼす的な展開となり、実際に滅ぼしかける所まで進む作品なんて中々描けるものじゃないでしょうね。

そういう点においてもやっぱり「進撃の巨人」って凄いんだよなぁと感じました。

 

この間アニメのファイナルシーズンに合わせて23巻から30巻まで一気読みしたのですが、本当にめちゃめちゃ面白いのはもちろんながら救いようもない地獄がひたすら登場人物達を襲い続けるシナリオには本当に感心させられてしまいました

やっぱりマーレ編以降は特に現実世界の戦争を感じさせてしまいますしね。

 

生命の起源

 

今回の冒頭ではジークが生命の起源について語り始めます。

この世に物質しかなかった時代を経て、有象無象の何かが生じては消えてを繰り返し残ったのが生命なのだと

 

生命が結果として残った理由は、生命が増えるという性質を持っていたから。

増える為に姿形を変え、環境に適応し、より多く、より広く、より豊かに。

だからこそジークは生きる目的とは「増える」ことなのだと断定します。

 

どんな物質も増えようとはしない中で、生命だけが増えようと必死。

死や種の絶滅は増えるという目的に違反する事。

その為に恐怖という罰則があり、ユミルもその苦しみから逃れようと必死になっていました。

 

光るムカデのようなものと融合した彼女は強く巨大な不死身の体を生み出し、更には死さえ存在しない世界へと逃れてしまったユミル。

つまり道だとか座標だとか呼ばれるアルミンとジークがいた場所こそが「死の存在しない世界」という事なんですね。

 

現実の世界で生命の起源についてどう考えられているのかわかりませんが、こういう設定の部分がきっちり考えられているというだけでめちゃめちゃ面白いですよね。

光るムカデが始祖の力の大元のような存在だとして、あの存在は永遠に生き続けたいと思っていたのでしょうかね?

 

少なくともムカデの意志とユミルの意志は全く違うのでしょうけれど。

いや、同じ部分があったからこそなのかなぁ??

 

始祖ユミルの未練とエレンだけが理解出来た事

 

死さえも存在しない世界で永遠と生き続ける事が出来てしまうユミル。

しかしそれ程までに巨大な力を持ちながら、なぜフリッツ王に逆らう事は出来なかったのか?

2000年もの間この空間に留まり、フリッツ王の意志に従い続けたのか?

 

ジークはその理由として、何かの未練を残していることは確かだと考えていました。

 

しかしこの場面でユミルが見ていたのはフリッツ王が結婚する場面なんですよね。

つまりユミルにとっての未練とは愛情を得る事だったのだと考えられます。

 

ジークは誰かを愛を知らずに生きていたからこそ気持ちが理解出来ず、愛情を注がれていたエレンにはその気持ちが理解出来たのでしょう。

奴隷として誰にも愛を注がれる事がなかったユミルが残した未練が愛を得る事。

これが正解なのだとすれば、やっぱりなんとも言えない切ない気持ちになってしまいますよね

 

なんでもない一瞬を生きる

 

死さえも存在しない世界から戻ろうと足掻くのを止めないアルミン。

それに対するジークの受け答えも中々キツイものでした。

 

生きる目的が増える事だとすれば、それほどまで頑張って種を存続させる事がそんなに大事な事なのかと。

今起きている事は恐怖に支配された生命の惨状に過ぎないのだと。

 

当然ながら仲間がまだ戦っていて、今なら多くの人を恐怖から救えるのだからと叫ぶアルミン。

しかしそれに対してもジークは冷たく返します。

 

なぜ負けてしまってはいけないのかと。

生きているという事はいずれ死ぬという事

何の意味があるのか分からずにただ増える為だけに踊らされる日々を終えるのならば、事切れる前は案外ホッとするのかもしれないなと。

これで自由になったのだと。

 

この辺りはなんだか倫理的な話になっていますよね。

生命の目的が増える事だとしてしまえばなんだか納得さえしてしまいそうな感じもします。

しかしそれに対するアルミンの出した答えが本当に素晴らしかったんですよね。

 

自らの目の前に一枚の枯れ葉を見つけたアルミン

それによって遠い過去の記憶を思い出します。

夕暮れ時に丘にある木に向かって3人でかけっこした時の記憶。

 

言い出しっぺのエレンがいきなり駆け出して、ミカサはあえてエレンの後ろを走り、やっぱりアルミンはドべ。

しかしその日は風が温くて、ただ走っているだけでも気持ちが良い日。

 

枯れ葉が沢山舞い落ちる中でアルミンは何故か思ったのです。

 

僕はここで三人でかけっこするために生まれてきたんじゃないかって・・・

 

そして更にアルミンは続けます。

 

雨の日に家の中で本を読んでる時も、リスが僕のあげた木の実を食べた時も

みんなで市場を歩いた時も・・・・そう思った

このなんでもない一瞬が・・・すごく大切な気がして・・・・

 

何気ない日常の一瞬がアルミンにとっては生まれてきた意味になる

こういう考え方って本当に凄い事なんですが、これこそが真理なんじゃないかとも思えるんですよね。

 

その一方でアルミンには枯れ葉に見えていたものが、ジークには野球のボールに見えていました。

アルミンにとっては枯れ葉が、そしてジークにとってはボールが、増える為には必要ではないのに凄く大切なものである。

 

その瞬間ジークも思い出してしまいます。

クサヴァーさんとただ投げて、ただ取ってまた投げてを繰り返していたあの日々の事を

 

何の意味もないはずのただのキャッチボール。

しかしジークにとってはずっとキャッチボールをしてるだけで良かったと思える程の事なんですよね。

それに気づいたその時、ジークの背後にはクサヴァーさんや父であるグリシャ、ガリアードやマルセルの姿も現れるのでした。

 

生命賛歌という訳ではありませんが、アルミンの考えって生きている事に対する究極的なアンサーですよね。

増える為に生きているのではなく、それぞれにとって大切なものや瞬間の為に生きていたのだと

 

まあこの辺りについては上手く言語化出来る気もしませんが。

 

歴代巨人達の姿に涙

 

アルミンとジークとの対話のシーンを終え、舞台はエレンの上での戦いへ。

ファルコやアニの助けがあったりしたものの、やはり状況は最悪なまま

 

ピークのダメージも大きく流石に限界が近い状態。

ジャンがピークを連れて後退しようとするも、既にライナーは無数の戦槌の巨人によって仕留められる寸前の状態。

 

その一方で巨人化したアニを中心にアルミンを連れ去ったオカピの巨人を追っていたミカサとコニー。

とはいえこちらもオカピをどうする以前の段階で無数の巨人に囲まれてしまい万事休す

 

しかしそこで驚くべき事に、宙吊り状態になっていた超大型巨人、ベルトルトの巨人が腕で巨人たちからアニを助けてくれます

ただの傀儡にされていた先ほどまでとは違い、その目には明らかに意志が感じられる状態に変わっていました。

 

そしてジャンやピークの前では、ポルコやマルセルが顎の巨人の姿で登場。

ライナーの事も顎の巨人状態のユミルが救ってくれるのでした。

 

もうこの辺りから涙が自然と溢れてしまいましたね

死んでしまった仲間達が巨人として力を貸してくれているというのがグッときてしまいます。

しかもベルトルトがアニを救い、ポルコやマルセルがピークを救うという流れが最高なんですよね。

 

そして巨人達が作ってくれたチャンスを逃さないとばかりにオカピ巨人に飛びかかるミカサ。

ここでちゃっかりガビがライフルでサポートしているのも流石でした。

 

それによってミカサがオカピの口元を斬り裂き、何とかアルミンを吐き出させるのに成功。

しかしオカピもしぶとく、オカピ特有の長い舌でアルミンの足元を貫いてきます。

 

が、目覚めたばかりのアルミンは完全に戦闘態勢に入っていました。

雷槍によってオカピを撃ち抜き、オカピの舌をコニーが切断。

落下したアルミンをアニがキャッチ・・・という感じで最高のチームプレーが見られました

 

更にここで周りに巨人が集まってくるも、アルミンはもう大丈夫だと確信していました。

 

次の瞬間、周りで戦い始めたのはグリシャやクサヴァーさんらしき巨人達

巨人達が急に味方になっていた事に驚くも、そこでリヴァイにとって因縁の相手であるジークも人間の姿で登場するのでした。

 

対話による解決

 

巨人たちが味方になってくれたのはジークのおかげだと語るアルミン。

 

アルミンとの対話により、ジークは道の中で眠っていた皆を呼び覚ましてくれていました。

全てのエルディア人は道で繋がっていて、それは始祖ユミルが繋がりを求めているから

きっとエルディア人に何かを求めて。

 

そこでジークはクサヴァーさんに対して、自分達の夢は叶わなかったと伝えます。

安楽死計画は間違っていないと今でも思っているとしながらも、クサヴァーさんとキャッチボールする為ならばまた生まれても良いかもしれないと語るジーク。

そこまで思えたジークは、グリシャにも感謝するのでした。

 

一方でアルミンは自分が全てを奪ってしまったベルトルトと対話する事に。

 

命も力も大切な記憶さえも奪ってしまったベルトルト

しかしだからこそここでじっとしてはいられないのだと。

 

そこでアルミンとジークの言葉が重なります。

 

力を貸してくれ

 

と。

 

もうこの辺りになるとほとんど全ての台詞でグッと来ちゃいますよね

ジークが本当に大切なものにここで気づけたというのがなんとも言えません。

 

ジークの最期が切ない

 

エレンの体から人間の姿で登場したジーク。

真っ青な空の下で、いい天気じゃないかとつぶやきます。

 

・・・もっと早くそう思ってたら・・・

 

この台詞がジークの今の気持ちを表していますよね。

きっとこの言葉の後にはポジティブな言葉が続くはずだったんでしょうね。

違う生き方もあったかもしれない・・・みたいな言葉を飲み込んだんでしょう。

 

しかし自分でもジークはわかっていました。

いっぱい殺しておいてそんなの虫がよすぎるのだと

 

次の瞬間、リヴァイはジークの首を斬り落とします。

なんとも言えない表情で、やるべき事を遂に果たして満足したようにはまるで思えません

むしろジークという長年の因縁の相手を介錯してあげたようにも思えたり

 

ここでのリヴァイの気持ちが語られる事があるのかはわかりませんが、きっと本人にもこの気持ちは言い表せないんじゃないでしょうか。

 

起爆の役目を務めたのはジャン!!

 

ジークを殺した事で遂に止まる地鳴らし。

その瞬間動き出したのはジャンでした。

 

エレンの首にぶら下げられた爆弾の起爆装置まで走ると、これまた複雑な想いを抱きながらスイッチを押すのでした。

 

この・・・死に急ぎクソバカ野郎がああああ

 

初期の初期からジャンにとってエレンは目の上のたんこぶというか、気に入らない存在でした。

だけどここまで来るのに本当に色々な事があって、その果てにジャンがエレンを爆破させるというのが泣けてくるんですよね。

 

起爆の瞬間まで少しだけ迷った表情をしていたりと、やっぱり最後までジャンは甘い男だよなぁと感じさせます。

 

英雄になるライナー

 

爆弾は見事にエレンの首を良い感じに吹き飛ばします。

完全に作戦成功という感じでしたが、そこで再び登場してきたのが光るムカデ。

落下したエレンの首に再びくっつこうとするも、それを身を挺して止めてくれたのがライナーでした

 

そしてそのタイミングでジャンを回収するべく飛んできたファルコ。

エレンの首を飛ばした以上、あとはアルミンが骨ごと吹き飛ばすだけ

 

まだライナーが戦闘中だという事で待って欲しいと叫ぶジャン。

しかし一緒にいたピークは、鎧の巨人であれば超大型巨人の爆発にも耐えられるのだと語ります。

 

そしてそれ以上に、この機を逃す事はライナーの覚悟をふいにするも同じなのだと。

 

この辺りの関係性が素晴らしいですし、これによってライナーが本当の英雄になれるような気もします。

マーレ編が始まってからは裏主人公みたいな感じでボロボロにされまくったライナーですが、最後にここまで活躍するなんてなんとも言えなくなっちゃいますよね

 

決着の超大型巨人

 

ファルコに乗って仲間達がエレンから離れる中、一人だけ残ったアルミン。

共に戦ってくれた巨人達に感謝します。

 

みんなの力が無ければ地鳴らしは止められなかったと

 

さよなら・・・・エレン

 

アルミンはそう言い残して超大型巨人の爆発を引き起こすのでした

 

残り二話である事も考えれば、戦いは本当にこれで終わりなのでしょう。

超大型巨人と鎧の巨人の襲撃で始まったエレンの戦いが、やはり超大型巨人と鎧の巨人によって終わりを迎える

そう考えたらあまりにも壮絶で壮大過ぎる話ですよね。

 

とはいえそもそもエレンがどうなっているかは全く今回描かれませんでした。

しかもこれでエレンが死んでしまったらミカサの活躍の場が残っていないんですよね。

それだけに次回はエレンが仲間達と本音で話をするような展開なのかもしれません。

 

光るムカデがどうなったのか問題や、ユミルが救われるのか問題。

そもそも世界がどんな状態なのか、パラディ島は今後どうなるのか。

 

などなど問題は山積みです。

しかし正直今回の一話で一気にここまで進むとは思わなかったんですよね。

それだけに本当に作者である諫山創先生の凄さが詰まっていた一話だった気がします。

 

 

進撃の巨人最新話137話ネタバレ感想

 

テンションが上がったのでつらつらと感想というか展開なんかを書いてみたのですが、そもそもはそこまで熱心な読者でもないので、間違っている事が多そうな文章となっております。

しかし今回の一話はこれまでの物語に答えを出したような素晴らしい回だったのは間違いないでしょう。

まだ何かが救われた訳ではありませんが、なんだか救われたような気になってしまったんですよね

 

アルミンが対話によって巨人達に協力してもらったり、生まれてきた事の意味を語ったり、ジークの事が少しだけ許せる気持ちになったり。

因縁の相手を遂に討ち取ったものの複雑な表情だったリヴァイ。

エレンへの想いを感じさせるジャン。

最後まで戦士として戦ったライナー。

 

とにかく最後まで凄かったなぁとしか言えません。

もちろんまだ残り二話ある訳ですし、そもそも完全なるハッピーエンドなんてあり得るはずもありません

しかしそれでも諫山先生だったらきっとこの物語を納得の行く形で終わらせてくれるのだと思います。

 

残り二話でどういう結末を迎えるのか最後まで見届けたいですね!

 

今回はここまで。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 

進撃の巨人最新話138話ネタバレ感想!最終回直前が最悪過ぎる地獄展開だった件について

 

 

最近の進撃の巨人がやばすぎる件!物語の結末はどうなる!?

 

篠原健太先生の最新作「ウィッチウォッチ」篠原先生らしい安定感抜群の魔女と使い魔の良質コメディ!!