忘却バッテリー最新話76 話ネタバレ感想!清峰の想いと共に帝徳戦は衝撃的な結末へ!!

忘却バッテリー最新話76話ネタバレ感想!
毎回毎回あまりにも熱すぎる物語が展開されていた「忘却バッテリー」
最新話の76話では遂に長かった帝徳戦に決着がつく事に。
今まで明かされていなかった清峰のの内面の部分にも触れられていて、改めて今作のタイトルが「忘却バッテリー」だったという事を思い知らされました。
要圭の忘却の物語だったのではなく、清峰葉流火と要圭だったからこその「忘却バッテリー」だったのだと。
衝撃の展開を迎えた76話の気になる所をまとめてみたいと思います!
忘却バッテリー最新話76話ネタバレ感想
投球という道を見つけた清峰葉流火
9回裏でランナーを背負い、打者は4番の国都という絶体絶命のピンチとなっていた清峰。
今回の冒頭ではそんな清峰の過去の様子が描かれていました。
迷ってばかりで、自分が何を好きで何が嫌い家さえもよくわかっていなかった子ども時代。
このままなんとなく生きていくのだと思っていた所で、清峰は投球の楽しさに出会ってしまいます。
家族にも野球の楽しさを教えてくれる人がいなかっただけに、圭が教えてくれなかったらボールを投げようなんて発想にはならなかった。
それだけに清峰にとっては投球の道こそが自分の道になっていくのでした。
とはいえ有り余る才能を持っていたが故に、近づいてくる色々な人達の色々な声。
全てが間違っているようでもあり、全てが正しいようでもある。
それらの声に惑わされつつあった清峰に対して声をかけてくれたのは、やはり唯一無二の存在だった要圭でした。
道の先にいてくれた要圭の存在
投球という自分の道を見つける事が出来た清峰。
そんな清峰にとって「絶対」と言ってくれた要圭はあまりにも大きな存在。
投球しかしたくなくて、投球のことしか考えたくないという極端な考えを持っていた清峰には要圭が描いてくれた道が他の何よりも光っていました。
しかしそんな道を突き進む中で、自分がなぎ倒した選手達から様々な声が飛んでくる事に。
調子に乗っているであるとか、人のことを見下しているだとか。
しかしただ投球の事だけを考えている清峰には、それらの声の意味が全く理解出来ない状態。
それでも要圭は清峰に対して力強く語りかけます。
敗者は全員忘れろと。
知らない奴らに逆恨みされる事は増えていくものの、いちいち気にしていたら止まってしまう。
だからこそ要圭は清峰に上だけ見るよう声をかけると、自分が清峰を日本一の投手にしてやると言い切るのでした。
清峰にとってはやはり要圭の絶対という言葉が何よりも心強いもの。
道に迷いそうになったり、不安に襲われそうになっても、まっすぐ前を見ればいつでもそこには要圭がいてくれたのでした。
大ピンチの状況でも今までと同じように要圭の姿を確認して少しだけ笑った清峰。
その姿に帝徳の二人のエースも驚き、同じ投手として尊敬すると語るのでした。
清峰葉流火の忘却
自分がやる事はただただシンプルに全力で要圭のミット目掛けて投げるだけ。
そんな気持ちで今まで以上に純粋な気持ちで投球を続ける清峰。
いつの間にかボールカウントは2ストライク3ボールという状況に。
全ての勝負が決まる状況で清峰はこんな風に思っていました。
圭が忘れろと命じるなら
この耳ざわりな応援もこの暑さも
この身体の疲労でさえ忘れてみせる!!!
そんな強い想いを胸に投げた清峰のボールは要圭のミットに吸い込まれていき、国都を三振で抑えるのでした。
ここへきて真の意味で「忘却バッテリー」になっていたのがもうグッと来ちゃいますよね。
辛かった記憶や弱かった自分の記憶を忘れようとしていた要圭。
それに対してどこまでも強く戦うべく、ポジティブな意味で忘却しようとしていた清峰。
二人の関係がやっぱり凄く強すぎる訳なのですが、それはそれで少し不安な部分も感じるんですけどね。
国都との決着と試合の終わり
帝徳の4番打者である国都を抑え、珍しく叫んだ清峰。
当然球場もまさかの展開に湧いていきます。
遂には小手指を応援する声も増えていき、仲間達も完全に流れが来たと感じる程。
が、その一方で国都を抑えた清峰の表情は一点して暗く曇ったものに変わっていました。
そしてその状態で次の打者に投げたボールは、5番打者の久我のバットにジャストミートされてしまいます。
どんどん伸びていくその打球はそのままバックスクリーンへ。
まさかの状況に呆然とする小手指の選手たち。
それに対して追い詰められていた帝徳の選手たちは喜びを大爆発させ、ホームランを打った久我は大号泣しながらホームベースを踏む事に。
そんなあまりにも辛い状況でヤマちゃんのナレーションが入ります。
国都くんとの打席に全てを振りしぼった清峰くんは
続く5番久我選手に逆転サヨナラホームランを許した
という事で、流石の清峰も国都を抑えるのに全ての力を使い果たしていたんですね。
この辺りは非常に現実的というか、清峰はまだ1年生なんですよね。
ここまで完全に気力や要圭への信頼だけで踏ん張ってきた訳で、緊張が途切れた瞬間にこれまでの疲労が全て襲ってきてしまったのでしょう。
完全無欠の怪物投手である清峰もまた一人の人間だったと思わせられましたね。
国都を抑えた事で勝利が目の前にまで迫ってきたと感じていた小手指の仲間達。
うつむく清峰と地面に倒れ込んだ要圭の姿があまりにも辛いです。
それでいて藤堂や千早は辛い気持ちを抑えて涙も流していない辺りが流石でした。
そしてそれはキャプテンのヤマちゃんも同じ。
この瞬間僕たちにとって忘れることのできない夏になった
もうこの台詞には泣かされてしまいますよね。
本当に「忘却バッテリー」は高校野球のいろんな側面を描いてくれていて、きっとこんな想いを味わった球児は全国に無数にいるんだろうなぁと感じてしまいました。
忘却バッテリー最新話76話ネタバレ感想まとめ
遂に長かった帝徳戦に決着がついた今回。
正直この試合では要圭の秘密が明らかになった事もあり、なんだかんだ小手指が勝つんじゃないかと思っていたんですよね。
3週連続での更新という事もあり、もしかしたらこれで「忘却バッテリー」が完結してしまうのではとさえ思っていました。
しかし結果としては小手指の逆転負けという展開になりました。
国都には完全に勝利したものの勝負には負けるという展開で、誰にとっても心に何かを残すような戦いになったのだと思います。
小手指メンバーは基本1年ですし、負けてしまう展開も考えなかった訳ではありません。
しかしそれでもやっぱり最後の辛そうな姿を見てしまうと、勝ってほしかったなぁとも思っちゃいますね。
とりあえず今後もまだ「忘却バッテリー」が読めるという事で少し安心はしたのですが、ここから果たしてどんな風に物語が続いていくのか注目ですね!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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