呪術廻戦最新話157話感想考察!虎杖と秤の信念のぶつけ合い!虎杖の今の想いが悲しい!

呪術廻戦最新話157話ネタバレ感想!
秤を仲間に加える為の戦いが続いている「呪術廻戦」
前回は伏黒が圧倒的な洞察力で綺羅羅の術式を見破って攻略する事となりました。
それだけに残る問題は虎杖と秤の部分だけで、激突する両者がどうなっていくのかが非常に気になる所でしたよね。
そして今回の157話ではこの激突に決着がつく事に。
意外なようでもあり、虎杖らしい決着でもあった気がしますね。
気になる所をまとめてみたいと思います!
前回はこちら→呪術廻戦最新話156話感想考察!綺羅羅の術式が予想以上に複雑だった件
呪術廻戦最新話157話「部品」
今回のサブタイトルも割とシンプルなものとなっています。
しかしこの「部品」という二文字に込められた想いは非常に強く、今回を読み終えるとちょっと悲しい気持ちにもなってしまいますね。
綺羅羅の術式完全攻略
前回玉犬を上手く使う事によって綺羅羅に術式を解除させる事に成功していた伏黒。
それによって綺羅羅を拘束していたものの、捕まってしまった綺羅羅としては完全に攻略された事に納得いっていない様子。
同じマークをつけられた伏黒と玉犬のどちらが引っ張られるかなんてわからないはずで、それだけに狙ってそれをやったのかと問いかける事に。
実際伏黒もどちらがなのかは賭けだったものの、呪力出力が高い方なのだと今はもう分かっていました。
最初は自分が玉犬に引っ張られたのに、綺羅羅からの攻撃を防御しようと呪力で強化したら結果が逆になった事で。
捕まった上に術式の細かい所まで見破られてちょっと凹む綺羅羅。
可愛げのない1年だと憎まれ口を叩くも、伏黒はそこで綺羅羅の拘束を解除。
時間がないからと素直に土下座し、話を聞いてもらえるよう誠心誠意お願いするのでした。
特殊な術式が最大の武器であろう綺羅羅が初見の伏黒に見破られてしまったのは実際悔しいんでしょうね。
しかも負けた相手が土下座してまで話を聞くようお願いしてくるんだから、これはもう負けを認めるしかないでしょう。
伏黒としても津美紀の命がかかっているだけに、内心では相当焦ってるんだろうなぁとも感じますね。
秤に自分を認めさせる為に!!!
綺羅羅に話を聞いてもらえる事になったものの、次の瞬間秤のモニタールームからふっ飛ばされていたのは虎杖。
殴られた様子の虎杖に続いて、完全に戦闘モードに入った秤が出てくるのでした。
何気に秤は筋骨隆々というか、こいつもまたゴリラ系のキャラですね。
なんとなくテクニカルな術式持ちかと思っていたので、こんなに普通にマッチョなキャラだったのはちょっと意外です。
明らかに殴られてはいたものの、伏黒とパンダには手を出さないよう声をかける虎杖。
秤はそんな虎杖の顔面に強烈なパンチ(手首の方から当ててるのでパンチっぽくはないかな?)を叩き込む事に。
この顔面に思い切り食らわせてる描写が結構痛そうです。
絶対鼻の骨折れてるよなぁって感じですし。
しかしそんな強烈な一撃を食らってふっ飛ばされるも、即座に立ち上がる虎杖。
大量の鼻血は出ていたものの全く動じずに再び秤の前に立ちふさがります。
その様子に秤も、虎杖が避ける気がない事に気づくのでした。
この戦いは渋谷での戦いとは違い、秤に自分を認めさせる為の戦いなのだと感じていた虎杖。
いわば儀式のようなものであり、だからこそ避ける事も反撃する事も考えてはいませんでした。
秤が折れるまで耐え続ける・・・というのが虎杖の考えであり、虎杖のぶっ壊れた部分が久々に見られた気がしますね。
秤は呪力自体が人とは違う??
虎杖が立っている間は話を聞いてやるとしながらも肩を回してやる気十分の秤。
改めて虎杖に対して自分を頼る理由を問いかけます。
それに対して虎杖は、先輩達が秤を強いと言ったからだと正直に答える事に。
が、当然そんな事で納得するはずもない秤は、そうだと思ったと言いながら更にぶん殴るのでした。
ここで虎杖が秤の打撃に違和感を感じる描写がされます。
- 秤の打撃は威力の大小以前に痛いと感じる
- ヤスリのついたバットでぶん殴られているかのよう
との事で、ただ呪力を込めて殴ってこうなっているのか、それともこの打撃自体が術式と関係しているのかが気になる所です。
虎杖の人から言われてきたという言葉に激しい怒りを見せる秤。
術師が術師にするお願いは「一緒に命を懸けてください」が前提。
それだけに虎杖が自分に命を懸けさせるだけの熱を伝えなければならないのだと言い放ちます。
こんな場面で人に言われてきたなんて言うヘタレは間引いておけと激怒する秤。
夜蛾のおっさんは何してんだよと言っていて、夜蛾とはそれなりに関係性が出来ていたんだろうなぁとも思える台詞です。
しかしパンダもいるこの場面で夜蛾の話をしているのがちょっと切なくもありますね。
ここでの秤の言葉は圧倒的に正論でしたが、それに対しても虎杖は変わらないテンションで答える事に。
俺に熱なんてねぇよ 俺は部品だ
この台詞がまた読んでて辛いというか、虎杖はなんとか明るさを取り戻していたものの考え方自体はこれなんだと感じて悲しいですね。
あくまでも術師が呪いを祓う為の部品である。
当然ながらそんな考えは「熱」を重視する秤にとっては最悪の考え方。
それだけに虎杖を「超つまんねぇ」扱いして更に強烈な一撃を虎杖に叩き込んでしまいます。
割とウェイトのある虎杖が何度も回転してしまう程の威力の打撃という事で、これで決まったかと感じる秤。
ここで自分の呪力について少しだけ語ってくれる事に。
五条さんが言うにはな
俺の呪力は他の奴よりもザラついてるらしいぜ
との事で、虎杖が感じたヤスリという感覚は当たっていたのかもしれません。
ザラついてる事にどれだけの意味があるのかはまだよくわかりませんが。これが秤という術師の大きな特徴とは言えそうですね。
呪いを祓い続ける部品として
完全に虎杖を黙らせた事で、パンダと伏黒に虎杖を連れて失せるようにと言い放つ秤。
しかし次の瞬間秤の背後では再び虎杖が立ち上がっていました。
散々殴った挙げ句、ノーガードで強烈な一撃を食らわせていただけに流石に秤も少し動揺する事に。
何製だよと問いかける秤に対し、再び自分は部品なのだと語りかける虎杖。
部品には役割があり、呪いを祓い続けるのが自分の役割。
その役割に秤が必要だというのであれば、秤が首を縦にふるまで付き纏う。
そんな強い意志を示した虎杖は、秤に対しても秤自身の役割が何だと問いかけるのでした。
渋谷事変での真人との戦いで自らの役割に気づいていた虎杖。
しかしあれから少し時間が経って落ち着いた状態でも全く変わっておらず、この意志の強さはちょっと違う意味で危険な気がします。
こういう考え方を持っている主人公って少年漫画では中々いないでしょうし、何よりこういうキャラが幸せな最期を迎える気もしないんだよなぁ・・・。
自らの痛みを顧みない感じが非常に読んでいて怖くもあるんですよね・・。
とはいえ自らを部品と言ってのける虎杖から確かに強烈な「熱」を感じてしまった秤。
綺羅羅からもそれを指摘されると、図星を突かれた秤もギクッとしてしまいます。
熱に嘘はつけねぇ・・・と。
そこで伏黒とパンダに対して取り引きだと言い出す秤。
伏黒は何が原因で納得してもらえたのかよく分からないものの、綺羅羅だけは秤の気持ちをしっかりと理解していました。
上の連中は嫌いなものの、なんだかんだ高専で人助けをしていた秤が一番熱かったのだと。
色々と危ない事をやってるギャンブラーかと思いきや、今回は秤のそんな印象が結構変わってしまった気がしますね。
術師についての考え方なんかもしっかりしていて虎杖への言葉は正論でしたし。
自分の中の「熱」には嘘をつけないというのは、秤の根っこの部分の正直さを表しています。
しかも高専で人助けをしていた時が一番熱かったとの事で、なんだかんだ基本的には善人だと言えそうですね。
上の連中の邪魔のおかげで高専での人助けも出来ず、腐ってしまった秤が足りない「熱」を埋める為に賭け試合を選んだという感じだったと思われます。
まぁそう考えていくと結局悪いのは全部高専の上層部なんだよなぁ・・・・。
呪術廻戦最新話157話ネタバレ感想まとめ
という事でとりあえず秤との戦いに一応の決着がついた今回。
戦いというよりはお互いの信念のぶつけ合いであり、虎杖が悲しくも強い意志で押し切ったような印象でした。
秤は思っていたよりもずっとまともというか、ただのギャンブラーではなかった事に驚いてしまいました。
実は相当真っ当な術師だったんじゃないかと思えるくらいにちゃんとしていて、なんとなく取り引きが上手くいった後は虎杖を導いてくれそうな気がしちゃいますね。
ある意味では東堂の代わりになってくれるようなキャラなのかもしれません。
結局謎の術式については今回ではわかりませんでしたが、その代わり呪力自体が特殊である事は判明しました。
普通の人とは違う呪力というのがどう戦いに影響していくのかという所も見所ですね。
とりあえずこれで秤が協力してくれる流れになりましたし、この後でどういう展開になっていくのか注目です!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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