呪術廻戦最新話163話感想考察!嘘つきは麗美!虎杖は日車と得点を賭けたバトルへ!

呪術廻戦最新話163話ネタバレ感想!
それぞれの思惑が渦巻く形でスタートしている「死滅回游編」
前回の162話では新キャラ二人のどちらが嘘をついているのかという部分が気になる所でしたが、長々引っ張る事もなく今回それが明らかになりました。
その上でテンポ良く次の戦いが始まろうとしていて、本格的に死滅回游が始まった感がある内容でしたね。
気になる所をまとめてみたいと思います!
前回の162話はこちら→呪術廻戦最新話162話感想考察!嘘をついているのは麗美と甘井のどっち!?
呪術廻戦最新話163話「東京第1結界③」
西中の虎時代の虎杖と甘井
今回の冒頭で描かれたのは中学時代「西中の虎」と呼ばれていた頃の虎杖と甘井の出会いの部分。
どうやら甘井は要領よく生きていたタイプのようで、イジメられている同級生の様子をすぐ近くで伺っていました。
プライドの高いいじめっ子に対しては、彼らのプライドを傷つけないようにヘラヘラと調子を合わせていればいい。
そうすれば自分が的にされることもなく、たまにはおいしい思いだって出来るのだと。
甘井自身は自分が「狩られる側」の人間である事を理解していて、その上でそういう立場としての生き方が上手いタイプという感じだったようです。
そんな彼が死滅回游という異常な場所に放り込まれてパシられていたというのはちょっと複雑ですよね。
しかしそんな場面にやってきたのがまだ中学生の虎杖。
イジメを止めさせようとする虎杖がタメ口だった事でいじめっ子達は手を出そうとするも、虎杖はそれを見事に返り討ち。
いじめっ子達もさほどケンカ慣れしている程でもなかったようで、3人はあっという間に瞬殺されてしまう事に。
虎杖は3人を片付けた上で甘井に対して「アンタは?」と問いかけるのでした。
この「西中の虎」時代の虎杖がめちゃめちゃ荒んだ目をしているのがちょっと気になる所ですね。
高校生になった虎杖は割とマイルドでしたし、どこかで更生する機会でもあったんでしょうか?
甘井としてはここでの虎杖との出会いはかなり衝撃的だったのでしょう。
逆に虎杖からすればこの程度の出会いはよくある事だったのかもしれませんし、流石に覚えていないのも仕方なかったのだと思われます。
甘井が虎杖に何と言ったのかもちょっと気になりますね。
嘘つきだったのは??
伏黒を新宿へと案内しようとしていた麗美。
その道中で池袋を経由して新宿へと向かおうとしていて、伏黒はその辺は物資が豊富であり泳者との遭遇率が上がると指摘します。
が、麗美はそのルートを選ぶ理由を2つ述べます。
一つは道がわかりやすい事で、もう一つは自分の拠点がある事。
昨日からろくに休めていないとの事で、麗美は強引にそこへ向かうのでした。
一方先に日車がいるという池袋へとやって来ていた虎杖と甘井。
どうやら日車は劇場を拠点にしているとの事で、虎杖はすぐさまそこへと向かいます。
が、本当に行くのかと心配そうな甘井。
どうやら甘井自身は日車に会った事はなかったものの、プロペラ術師の羽場は日車にコテンパンにやられたとの事。
しかしそれでも構わず行ってしまう虎杖に、甘井は「こんなこともう止めよう」と伝えようとするのでした。
この流れだと完全に虎杖の向かう先に前回ラストで登場したレシート術師がいるのかと思いますよね。
が、実際にそのレシート男の前にやって来たのは伏黒と麗美。
レシート男の「レジィ」はすぐに伏黒が騙された事を伝えます。
当然嘘をついた麗美を思い切り殺意の籠もった眼で睨む伏黒。
しかし麗美としても頼れるレジィの所にやって来た事で強気になっていました。
言っておくけどレジィ様マジで強
とか言っていて、伏黒にやられた上でもそう言えるという事はレジィはそれなりに強い術師なんでしょう。
が、今回のレジィは全身にレシートを貼り付けるという奇抜すぎるコーディネートをしていて、どうしても噛ませ犬感が漂ってはいますね。
怒りの伏黒は「喋るな」と麗美を一蹴すると、時間の無駄だと玉犬を呼び出すのでした。
という事で結局嘘つきは麗美の方でしたね。
逆に甘井の方は名前通りに甘さを感じますし、人が人を殺す死滅回游自体を止めたいと思っているのかもしれません。
一方で騙された形の伏黒は、もしかしたらここで一線を越えてしまう可能性もありますよね。
その辺りもちょっと不安な所です。
日車との対話が中々面白い件
麗美が嘘つきだったという事で、虎杖がやって来た劇場には実際に日車の姿が。
しかも劇場のステージにお風呂の浴槽をセットし、日車は服を着たまま浸かっていたのでした。
当然困惑する虎杖に対して、服を着たまま風呂に入った事があるかと問いかける日車。
ないと答える虎杖に、思っていたよりも気持ちがいいのだと日車は語ります。
小学校の頃の着衣水泳の授業が好きだったという日車の言葉には虎杖も「わかる」とうなずいていたりと、出会った瞬間から二人の相性が悪くはなさそうだと感じますよね。
日車は最近色々とどうでもよくなってしまい、やってはいけないと思い込んでいた事にチャレンジしているとの事。
30半ばを超えてグレてしまったわけだ。笑うか?
であるとか
オレは弁護士だ
俺と話すと30分5000円の相談料が発生するぞ
だとか
冗談だ
ちょっと嫌な弁護士を演じてみたくてな
などなど、思っていたよりもやさぐれている感じには見えません。
術式に目覚めてしまってからは一気に人を殺したのかもしれませんが、今現在はかなり冷静になっている感じですね。
過去の回想では冗談の一つも口にしないタイプに見えただけに、軽口を叩く日車は彼自身が無理して演じているだけかもしれませんが。
得点を賭けた戦いへ
会話の内容からしても、日車は明らかに受肉した過去の術師ではないと感じていた虎杖。
術式が開花した現代の術師であれば話が通じる訳で、そうなれば交渉の余地はあるだろうと。
そこで虎杖は正直に死滅回游を終わらせたいのだと伝える事に。
正確に言えば、終わらせるというよりはとりあえず殺し合いの強制を無効化したい。
そしてその為のルール追加に日車の100点を使わせて欲しい。
端的にそう伝える虎杖に対して、日車は今度は冗談ではなく「断る」と口にします。
今の日車はどうやら死滅回游に可能性を感じている様子。
時に法が無力なのを実感した日車にとって、死滅回游のルールは非常に分かりやすいもの。
告訴も控訴も必要なく、真偽を争う事もなくルールを犯した者が物理法則のように罰せられたら素晴らしい事ではないのか?
当然ルールに問題はあるものの、それでも回遊の土台となっている結界術(システム)は見守りたい訳で、すぐに終わってしまうのは困る所。
特に日車は、ルールの中にある「術式の剥奪」の部分は一度見届けたいと語るのでした。
とはいえ天元様から色々と虎杖は話を聞かされている状態。
それだけに死滅回游がそれ自体が儀式になっていて、もたもたしていればこの国の人間が全員死ぬのだと日車に伝えます。
が、日車はそれをガセだと一蹴。
なぜなら死滅回游は「永続」を謳っているから。
虎杖としてはそれも否定したいものの、実際にはまだ良くわかっていないだけに言い返せず。
仕方なく虎杖は100点を使わせろと脅す形で戦闘態勢に入ります。
それに対してお風呂から出て同じく戦闘態勢に入る日車。
気に入らない奴をブチ殺したことはあるか?
思っていたより気持ちがいいぞ
そう語りながら式神らしきものを呼び出すのでした。
ここまでそれなりに明るくはあった日車。
しかしラストの台詞的には、日車の中のタガが外れてしまったのかなぁと思わせてきますよね。
自らの正義を貫く形で気に入らない奴を殺す内に、日車の中の感覚がぶっ壊れてしまったのかなぁとも思えます。
とはいえ虎杖と日車の相性は悪くなさそうですし、日車が死ぬような展開にはなって欲しくないんですよね。
どういう形での決着になるのか楽しみでもあり不安でもあります。
呪術廻戦最新話163話ネタバレ感想まとめ
という事で早速日車との戦いに突入する事になった今回。
死滅回游が始まったら一気にテンポ良く進んできましたよね。
騙された形の伏黒はレジィという怪しい男との戦いになりましたが、伏黒が苦戦するかどうかよりも相手を殺してしまわないかどうかの方が注目ポイントだったり。
今回も殺意むき出しの眼をしてましたし、ちょっと怖い所でもあります。
一方で虎杖はなんとなく日車と相性が良さそうにも思えたり。
とはいえ日車は死滅回游に新たな可能性を感じてしまっているようで、そう簡単には和解とはならないでしょう。
シンプルに日車がどんな術式でどんな戦い方をするのかという部分にも注目したいですね!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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